7歳からピアノ。13歳から打楽器。他にもテナーサックスや沖縄三線、合唱に挑戦し幅広く取り組む。現在は飲食店での接客調理、WEBライターや打楽器指導を行っている。 尚美ミュージックカレッジ専門学校打楽器専攻卒業。大阪芸術大学通信教育部音楽学科卒業。中学校・高等学校教諭一種免許(音楽)取得。
目次
- ピアノ教本の選び方
- ピアノの習い方で選ぶ
- ピアノ教室に習う
- 独学で学ぶ
- レベルに合ったピアノ教本を選ぶ
- ピアノの正しい指使いが学べるピアノ教本を選ぶ
- ピアノ教本を年齢で選ぶ
- 好きな曲や馴染みの曲が多いピアノ教本を選ぶ
- 【レベル別】ピアノ教本のオススメ12選
- 独学編
- 無理のないトレーニングのために大人からはじめるハノンピアノ教本
- 大人のための独習ソナチネアルバム
- 大人初心者編
- はじめてのギロック
- ブルグミュラー25の練習曲
- ツェルニー100番練習曲
- 子ども初心者編
- みんなのオルガン・ピアノの本3
- バーナムピアノテクニック1
- ツェルニー・リトル・ピアニスト
- 大人中級者編
- ツェルニー30番
- ブルグミュラー18の練習曲
- 子ども中級者編
- 全訳ハノンピアノ教本
- ツェルニー小さな手のための25の練習曲
- 教本比較まとめ
- 独習編
- 大人初心者編
- 子ども初心者編
- 大人中級者編
- 子ども中級者編
- 【難易度表】学ぶべき教本の順番は?
- まとめ
「ピアノ教本を購入したいけど自分のレベルに合った教本がわからない」
「オススメのピアノ教本を教えてほしい」
ピアノを上達するためにピアノ教本を購入したいけれど、どれを選んだらいいのかわからない人が多いのではないでしょうか。
この記事では、音楽大学を卒業した筆者がピアノを上達したい人の役に立ちたいと思い、レベル別にピアノの教本を紹介しています。
- ピアノ教本の選び方
- 【レベル別】ピアノ教本のオススメ13選
- 【難易度表】学ぶべき教本の順番は?
この記事を読むことで、自分のレベルに合ったピアノ教本を見つけ、悩まずに購入できるようになります。
ピアノ教本の選び方
初心者からプロまでさまざまな種類があるピアノ教本。
どのような基準で選んだらよいのかわからない人も多いと思います。
ここではピアノ教本の選び方を6つ紹介しています。
- ピアノの習い方で選ぶ
- レベルに合ったピアノ教本を選ぶ
- ピアノの正しい指使いが学べるピアノ教本を選ぶ
- ピアノ教本を年齢で選ぶ
- 好きな曲や馴染みの曲が多いピアノ教本を選ぶ
ピアノ教本の選び方を知ることで、自分に合った教本を選べるようになるでしょう。
ピアノの習い方で選ぶ
ピアノ教本は「ピアノ教室で習う」「独学で学ぶ」といった習い方で選びます。
ピアノ教室に習う
ピアノ教室に通っている場合は基本的に講師が教本を選び、ピアノの弾き方を教えてくれます。
副教本として自分で選ぶ際にはテクニックに磨きをかける練習曲中心の教本がおすすめです。
選ぶときの注意点は、音名フリガナに頼ると楽譜が読めるようになるまでに時間がかかるため「音名フリガナの記載がない教本」を選びましょう。
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独学で学ぶ
独学で勉強する場合は、姿勢や指使いなどが自己流になりがちです。
正しく学ぶためにも動画が添付されている教本を選びましょう。
文章だけでは伝わり切れない正しい奏法を映像で確認できるので、間違いが最小限になります。
レベルに合ったピアノ教本を選ぶ
ピアノ教本は自分のレベルに合ったものを選びましょう。
レベルに合わない教本で弾いていると、簡単すぎて飽きてしまったり、難しくて挫折してしまったりします。
ピアノ初心者はリズムや拍の取り方、楽譜の見方などピアノの基礎をきちんと習得できる教本がおすすめです。
ピアノの基礎をきちんと身につけておくことで、着実にレベルアップできます。
一方、中級者には演奏表現や弾き方のテクニックが習得できる教本をおすすめします。
テクニックを身につけることで難易度の高いピアノ曲にも挑戦していけるようになります。
自分のレベルに合ったピアノ教本を選び、着実に演奏技術を上げていきましょう。
ピアノの正しい指使いが学べるピアノ教本を選ぶ
ピアノの正しい指使いが学べるピアノ教本を選ぶことも大切です。
正しい指使いを学んでいないと、いずれ行き詰ります。
初心者のうちは間違った指使いで弾いても何とかなるかもしれませんが、曲の難易度が上がるとミスタッチが増えてスムーズに弾けなくなります。
教本や添付映像を見て、間違った指使いにならないように意識して練習することが大切です。
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ピアノ教本を年齢で選ぶ
ピアノ教本は年齢によっても選び方が変わります。子どもにとってピアノ教本は退屈に感じることも多いです。
実際私は子どもの頃、ピアノ教本は何となく退屈で嫌いでした。
ピアノが嫌いにならないように、子どもには「イラストが多く楽しんで学べる教本」や「個性に合わせた教本」を選ぶことが大切です。
一方大人は初心者の場合、子ども向けの教本の方が取り組みやすそうですが、文字のふりがなやイラストでかえって見づらいこともあります。
モチベーションを維持するためにも自分の年齢にあったピアノ教本を選びましょう。
好きな曲や馴染みの曲が多いピアノ教本を選ぶ
ピアノ教本の選び方として好きな曲や馴染みの曲が多いピアノ教本もおすすめです。
ピアノは練習を繰り返し継続していくことで上達していきます。
好きな曲や馴染みの曲が多い教本の場合、楽しみながら練習を継続できます。
しかし、元々知っている曲は意識しないとなんとなく弾いてしまいがちなのでリズムや拍の取り方、指使いには注意が必要です。
【レベル別】ピアノ教本のオススメ12選
ピアノ教本は多く出版されていますが、レベル別にオススメのピアノ教本を知りたい人が多いのではないでしょうか。
ここではレベル別にピアノ教本のオススメを12冊紹介しています。
- 独学編
- 大人初心者編
- 子ども初心者編
- 大人中級者編
- 子ども中級者編
レベル別に分けられたオススメのピアノ教本を知ることで、ピアノ教本を選びやすくなるでしょう。
独学編
ここでは独学の場合にオススメのピアノ教本を紹介しています。
無理のないトレーニングのために大人からはじめるハノンピアノ教本
ハノンはピアノを弾く指のトレーニング教本として有名です。
無理のないトレーニングのために大人からはじめるハノンピアノ教本は、前半はハノン第1番から第20番までを取り上げ、後半は音階練習を取り上げています。
ポイント
- 曲のポイントがわかりやすく説明されていて、独学でも学びやすい
- 効果的な予備練習やワン・ポイントアドバイスが書かれているため、単調さを感じるハノンでも楽しんで練習できる
- いろいろな曲への対応がしやすくなる音階練習も学べる
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大人のための独習ソナチネアルバム
独習ソナチネでは一般のソナチネとは異なり、独学での練習に最適な20曲が載っています。
ブルグミュラーの次にソナチネアルバムに取り組むと、無理なく上達できておすすめです。
ポイント
- 音楽構成や表情のつけ方が解説されているため、独学でも理解しやすい
- 指使いや微妙なニュアンスのある音の出し方などが解説されているので勉強になる
- 練習方法のヒントが書かれていて、独学でも効率的に練習ができる
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大人初心者編
ここでは、大人ピアノ初心者にオススメの教本を紹介しています。
はじめてのギロック
「はじめてのギロック」は、ピアノ初心者から使える曲集です。
アメリカで出版されている4つの曲集から初心者でも弾きやすい曲を抜粋し、1冊にまとめています。
ポイント
- 初心者でも弾きやすい曲がまとめられている
- 曲集ではあるが、ペダルをたくさん使ったり、手を交差して広い範囲の音域を弾いたりするためテクニックの勉強になる
ブルグミュラー25の練習曲
ブルグミュラー25の練習曲は、バイエルの次に基礎を定着させるためにおすすめです。
曲の順番はレベル順ではないため、曲の特徴などを理解した上で選曲する必要があります。
ポイント
- メロディーとメロディー以外とのバランスを聴きながら弾く力が身につく
- ペダリングを習得できる
- 多様な曲調で、学習者の自発的な音楽表現を引き出して音楽性を育てる
- 1曲が1、2ページで短めにできているため、初心者は飽きずに練習できる
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ツェルニー100番練習曲
ツェルニー100番練習曲はツェルニーの教本の中ではやさしいレベルの教本です。
バイエルの次に取り組むなど、ある程度音符が読めるようになった段階で始めるとよいでしょう。
ポイント
- ♯や♭が4つ以上つくなどさまざまな調性の曲に取り組めるため、譜読みの練習になる
- 100曲あるものの、難易度が緩やかに上がっていくため無理なく練習ができる
- 曲の長さが短く、多様な曲を経験できる
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子ども初心者編
ここでは、子どものピアノ初心者にオススメの教本を紹介しています。
みんなのオルガン・ピアノの本3
みんなのオルガン・ピアノの本は、全4巻でピアノ教本のロングセラーです。
特に3巻からは幅広い表現方法を学び、ブルグミュラー25の練習曲レベルまでつなげていきます。
ポイント
- スケールと和音練習を取り入れているため、調性感を養うことができる
- 幅広い時代から選曲されているため、さまざまな表現方法が学べる
バーナムピアノテクニック1
「バーナムピアノテクニック」はシリーズ全7冊あり、1冊に60曲まとめられています。
「歩こう」「側転運動」などのテーマで棒人間のイラストが描かれていて、テーマに合わせた曲調になっているのが特徴です。
ポイント
- 一曲一曲が「歩こう」「側転運動」などの運動や体操に例えられているため想像力や表現力、リズム感が育てられる
- 柔軟性のある指を作り、ピアノの基本的なテクニックが身につく教本。
- イラストがかわいいので、楽しく学べる
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ツェルニー・リトル・ピアニスト
ツェルニー・リトル・ピアニストはバイエルとツェルニー100番の間に取り組むことで無理なく上達できます。
ツェルニー100番より弾きやすく、子どもがツェルニーを弾く場合はリトルピアニストを取り入れる講師も多いようです。
ポイント
- ♯や♭が多くても4つまでなので譜読みがしやすい
- 曲想を読みとり、フレーズを意識できるようになる
大人中級者編
ここでは、大人のピアノ中級者にオススメの教本を紹介しています。
ツェルニー30番
「ツェルニー30番」は、高い技術を習得するために必要な基本を学べます。
全30曲全てを取り組むには根気が必要なので、自身が取り組みやすい曲から練習するとよいでしょう。
ポイント
- 指の強化や指を動かすスピードを向上させる
- 古典派を弾くテクニックが身につく
- 音の粒を揃えて弾けるようになる
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ツェルニーに取り組むにあたって、どのような順番で進めていけばいいのか知りたい人が多いのではないでしょうか?この記事では、ツェルニー練習曲の難易度や練習法について解説していきます!
ブルグミュラー18の練習曲
ブルグミュラー18の練習曲は、25の練習曲より難易度が上がり、音楽のさまざまな要素を学べる教本です。
ポイント
- フレージングや装飾音符などの幅広いテクニックを学べる
- ペダルの使い方が身につく
- 「ジプシー」や「子守歌」などクラシックの定番の題材を学べる
子ども中級者編
ここでは、子どものピアノ中級者にオススメの教本を紹介しています。
全訳ハノンピアノ教本
全訳ハノンピアノ教本は、プロのピアニストが準備体操に用いるなど指のトレーニングとして欠かせない教本です。
ポイント
- 指の動かし方を徹底的に練習できるため、演奏テクニックが向上する
- 音階練習とカデンツにより調に対する感覚を養える
オススメ記事
なぜハノンはピアノの基本練習として不動の人気なの? 深掘り解説します◎
同じ音形を繰り返し弾く機械的なイメージがありますが、ピアノ演奏に必要なテクニックが詰まっています。初心者からプロピアニストまで使える重要な教材です。
ツェルニー小さな手のための25の練習曲
小さな手のための25の練習曲は、手指が小さい子どもでも無理のないように配慮されています。
子どもの場合、ツェルニー30番に進む前に取り組むのがよいでしょう。
ポイント
- 子どもの小さな手指でも無理なく弾ける
- 装飾音や四声体の進行とテクニックを学べるので実践的な練習ができる
教本比較まとめ
独習編
名前 | 難易度 | ページ数 | 特徴 |
---|---|---|---|
無理のない指のトレーニングのために 大人からはじめるハノンピアノ教本 |
★★ | 64ページ |
|
大人のための独習ソナチネアルバム | ★★★ | 84ページ |
|
大人初心者編
名前 | 難易度 | ページ数 | 特徴 |
---|---|---|---|
はじめてのギロック | ★★ | 64ページ |
|
ブルグミュラー25の練習曲 | ★★ | 48ページ |
|
ツェルニー100番 | ★★★ | 88ページ |
|
子ども初心者編
名前 | 難易度 | ページ数 | 特徴 |
---|---|---|---|
みんなのオルガン・ピアノの本3 | ★★ | 48ページ |
|
ツェルニーリトル・ピアニスト | ★★ | 64ページ |
|
大人中級者編
名前 | 難易度 | ページ数 | 特徴 |
---|---|---|---|
ツェルニー30番 | ★★★★ | 72ページ |
|
ブルグミュラー18の練習曲 | ★★★★ | 44ページ |
|
子ども中級者編
名前 | 難易度 | ページ数 | 特徴 |
---|---|---|---|
全訳ハノンピアノ教本 | ★★★ | 132ページ |
|
ツェルニー小さな手のための25の練習曲 | ★★★★ | 54ページ |
|
【難易度表】学ぶべき教本の順番は?
ピアノを勉強するにあたって多くのピアノ教本が出版されています。ここでは、学ぶべき教本の順番を難易度表にしてまとめています。
学ぶべき教本の順番を知ることで、自分のレベルに合った教本が見つかります。
難易度 | 教本名 |
---|---|
導入~初級 |
|
初級 |
|
初級~中級 |
|
中級 |
|
上級 |
|
まとめ
この記事では、教本の選び方やレベル別にオススメのピアノ教本を解説してきました。
レベル別のオススメのピアノ教本では独学編・初心者編・中級者編に分けて紹介しているので、自分のレベルに合った教本を見つけられます。
自分のレベルに合った教本を購入し、ピアノを上達させていきましょう。
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