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ブルグミュラー25の練習曲一覧表|練習する順番は?難易度も解説◎

Written by
2024.05.29
どれみ
【執筆・監修】どれみ

音楽大学を卒業しました。現在は自宅でピアノ教室を開いており、4歳から大人まで幅広い年齢層の生徒さんを教えております。 また、ピアノと合わせて文章を書くのも好きです。ピアノの魅力を多くの皆様にお伝えできる記事をお届けしたいと考えております。

ブルグミュラー25の練習曲は、初心者向けの練習曲集です。
25曲それぞれに曲にふさわしいタイトルが付いているので、イメージをふくらませながら弾けます。
今回はそんなブルグミュラー25番について、掘り下げて解説しますので練習の参考にしてください。

ブルグミュラーってどんな人?

ブルグミュラーってどんな人?

「ブルグミュラー25の練習曲」で知られているブルグミュラーはピアノ作品やバレエ曲の作曲家、ピアノ教師、ピアニストとして活躍しました。
どんな人か詳しく紹介します。

生没年と作品

まずはブルグミュラーの生没年と作品として練習曲集の発表年を挙げてみましょう。

1806年 ドイツのレーゲンスブルクに生まれる
1832年 フランスに移住
1838年 導入期用の曲集3巻をヨーロッパ各地で出版
1851年 25の練習曲作品100を出版(第1巻)
1854年 12の練習曲 作品105を出版(第3巻)
1858年 18の練習曲 作品109を出版(第2巻)
1874年 パリ近郊のボリュ―で逝去

ブルグミュラーは、練習曲の他にバレエ音楽も手掛けています。
バレエで有名な作品は以下です。

  • バレエ『ジゼル』の第1幕後半にある「村娘のパ・ド・ドゥ」の5曲(アドルフ・アダン作曲)
  • ラ・ペリ

家族について

ブルグミュラーは音楽一家でした。

・父 ハン・アウグスト・フランツ・ブルクミュラー
(1766年 - 1824年):オルガン奏者・指揮者・ヨデュッセルドルフ市音楽監督

・弟 ノルベルト・ブルグミュラー
(1810年 - 1836年):作曲家・ピアニスト

弟は将来を有望視されていた才能の持ち主でしたが、悲しいことに26歳の若さで亡くなってしまいました。
デュッセルドルフで行われた葬儀では、亡くなったノルベルトの親友フェリックス・メンデルスゾーンの葬送行進曲が流れていたと言います。

パリで活躍した

ブルグミュラーは26歳でフランスのパリに行き、活躍しました。
国王ルイ=フィリップ1世よりフランス帰化許可を与えられていたところから、安定した人気や収入があったと考えられます。
華やかな演奏家や作曲家というより、ピアノ教師の観点から初心者のための練習曲を作った教育者というイメージが強い人です。
いずれにしても、パリで認められるには、それなりの実力と人望が必要と考えられます。

ツェルニーとの比較・標題を付ける意味

練習曲というと、ツェルニーをイメージする人が多いのではないでしょうか。
ツェルニーの生没年は1791〜1857年なので、ちょうどブルグミュラーと被ります。
テクニック重視で標題のないツェルニーの練習曲と比べ、ブルグミュラーの練習曲は25番のみならず、12番や18番も標題がついており、曲としても楽しめるようになっています。

標題を付けたのは表現力を養うためではないでしょうか。
ブルグミュラーは、ピアノ教育者として、ピアノにはテクニックのみでなく、表現力も重要と考えたのでしょう。
初心者の時から表現力を高め、後に続くショパンのエチュードにつなげたいと考えたのかもしれません。

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レベルはどのくらい?

レベルはどのくらい?

ブルグミュラー25番のレベルは初級から中級くらいです。
25曲の中には、バイエル卒業程度でも弾けるような曲もあれば、ソナチネ程度で取り組みたい曲もあります。
さまざまなレベルの曲が混在している練習曲と言って良いでしょう。

習得すると、どんなスキルが身につくの?

習得できるスキルは、以下です。

  1. 表現力が豊かになる
  2. 指の速い動きができるようになる
  3. ペダルを使えるようになる
  4. 難しい曲もあるので、読譜力がアップする
  5. アラベスクやバラードなど、シューマンやショパンの曲に出てくる題名もあるので理解が深まる
  6. 個性豊かな曲を弾くことで、ピアノを弾くのが楽しくなる
  7. ほどよい長さの曲なので、練習スキルの達成感を得られやすい
  8. 小曲を弾きこなすことで集中力が身につく

他にも、弾く人なりの効果が身につくでしょう。

ブルグミュラーの特徴6選

ブルグミュラーの特徴6選

ブルグミュラー25番練習曲の特徴を6つ挙げます。
これからの練習や選曲の参考にしてください。
これらの特徴を踏まえておくと、ブルグミュラー25番への理解が深まるでしょう。

一つひとつの曲に合ったタイトルがついている

ブルグミュラー25番は、25曲すべてに曲をイメージしやすい適切なタイトルがついています。
たとえば、筆者が子どもの頃に大好きで発表会でも弾いた9番「狩」です。
狩人が森の奥深くに入っていき、動物を捕らえるようなイメージが膨らみます。
13番の「なぐさめ」は優しい雰囲気が漂っており、母親が子供に優しく言い聞かせるような感じです。

一つひとつの曲が1~2ページ

一つひとつの曲の長さが初心者にとって、ちょうどよい長さです。
短くて1ページ、長くても2ページなので、弾いていて飽きてしまうことも、物足りないと思うこともないでしょう。
20〜25番はすべて2ページであることを考えると、難しめの曲や物語性を重視したい曲は2ページになっているようです。

発表会の曲として選択できる

ブルグミュラー25番は、練習曲となっていますが、題名がついており、聴き映えのする曲が多いので、発表会の曲として選択できます。
また、コンクールの課題曲として選ばれることも多く、ブルグミュラーコンクールも存在します。
人前で弾く価値があり、勉強になる曲集として世の中に認められているのでしょう。

さまざまな表現の曲がある

悲しみ、喜び、楽しさなど、音楽はさまざまな表現ができます。
ブルグミュラーには、そのような感情がすべて表現されています。

たとえば、5番「無邪気」の明るさ、12番「別れ」の悲しさ、21番「天使の声」の優雅さなど、子どもの曲とは思えないほどに感情表現が豊かです。

筆者は、ブルグミュラー25番を弾くまで悲しい曲を弾いたことがなかったと思います。
12番「別れ」はレッスンで弾かせてもらえませんでしたが、大人の世界をイメージするようでドキドキしながら、自分なりに譜読みして弾きました。
それまで弾いていた「バイエル」にはなかった大人の世界を体験したような気持ちになったものです。

テクニックの練習のみでなく表現力を養える

練習曲というと、テクニックの練習に固執してしまいがちですが、ブルグミュラーは表現力を養うことが可能です。
筆者なりの感想ですが、ツェルニーは感情を押し殺して淡々と弾くもの、ブルグミュラーはお話のように弾ける曲だと思っていました。
(子どもの頃の解釈)

ピアノはテクニックのみでは弾けませんが、初心者レベルで表現力を養う曲は少ないものです。
ブルグミュラーは、テクニックのみならず表現力も鍛えてくれる曲集なので、ピアノで気持ちや情景を表現できるようになります。

ロマン派の曲を弾く練習になる

ブルグミュラー25番には、ロマン派の大曲を弾く前に最適な練習曲が多くあります。

  • 2番「アラベスク」→シューマンのアラベスク
  • 9番「狩り」→リスト パガニーニによる大練習曲集第5番「狩り」
  • 13番「なぐさめ」→リスト「コンソレーション」
  • 15番「バラード」→ショパン バラード

題名や雰囲気から、後にこのような曲ができると初心者に認識させながら、ピアノへの意欲を掻き立ててくれます。
題名から考えてみましたが、リストはブルグミュラーと親交があったので、影響を受けた可能性があります。
また、時代的にも被っているため、このような練習をすれば、後にシューマンのアラベスクやショパンのエチュードにつながると考えて作曲したのかもしれません。

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ブルグミュラー「25の練習曲」の一覧表&順番

ブルグミュラー「25の練習曲」の一覧表&順番

ブルグミュラー「25の練習曲」の練習順による一覧表です。
筆者独自の考えですが、2ページの曲は比較的難しいので、1ページの曲を多く前に持ってきました。
皆様の練習の参考にしてください。

練習の順番 曲※ ワンポイント解説&アドバイス
1 素直な心(1) レガートの練習です。
長いフレーズを意識して練習しましょう。
2 牧歌(3) ゆったりと歌うように弾きましょう。
8分の6拍子を理解しながら、きれいに弾けるように。
3 アラベスク(2) キレのあるスタッカート、速いパッセージの練習です。
カッコよく弾きましょう。
4 子どもの集会(4) 3度の和音のスタッカートやレガートの練習です。
初心者には難しいですが、やりがいがあります。
5 進歩(6) 16分音符をそろえて弾けるようにしましょう。
またシンコペーションの練習もできます。
6 無邪気(5) 16分音符の下りは難しいので、あえて後ろにしました。
つぶをそろえて弾けるようにゆっくり練習しましょう。
7 やさしい花(10) スラ―のあとに弾くスタッカートの練習です。
軽く優雅に弾けるよう、考えて弾くことを学びましょう。
8 優美(8) リズムが難しい曲です。
しっかり数えて考えながら弾きましょう。
和音をそろえて弾くことを勉強できます。
9 せきれい(11) 左右そろえて軽く速く弾けるように練習しましょう。
かわいらしい鳥をイメージできるようなタイトルです。
10 きれいな流れ(7) まさにタイトル通り、きれいな流れで弾きたい曲です。
ここでペダルをつけてみるのもおすすめです。
11 狩り(9) 狩りをイメージしてスタッカートやレガートを弾きこなしたい曲です。
場面ごとに曲想が変わるのもポイント。
12 別れ(12) 悲し気な表現や3連符を学ぶ曲です。
イメージを持ちながら、きれいな3連符を身に付けましょう。
13 なぐさめ(13) レガートの練習にもトリルの練習にもなる曲です。
そして、題名どおり優しい雰囲気を出す練習にもなります。
14 スティリアの女(14) キレのある装飾やワルツの練習になります。
また、軽く明るいスタッカート奏法も身に付きます。
15 バラード(15) このあたりから黒鍵が増えます。
短調の曲を弾く練習、和音のスタッカートの練習にもなる曲です。
16 おしゃべり(17) オクターブや連打の練習になります。
また、左右をきちんと合わせる練習にもなる曲です。
17 タランテラ(20) ちょっとした大曲です。
速めの8分の6拍子を弾きこなす練習になり、タランテラのリズムを学べます。
18 舟歌(22) フラットが多い曲の練習になります。
バルカローレ独特のリズムを学べるので、
フォーレやショパンの舟歌の前段階と捉えても良いでしょう。
19 家路(23) 和音のスタッカート練習ができます。
また、家に帰るワクワクした気持ちを表現する練習にもなるでしょう。
20 あまいなげき(16) 左手が魅惑的な曲です。
いかにして左手を美しく弾くか考えるきっかけになるでしょう。
21 不安(18) 右手が16分休符から入るので、リズム感を鍛えられます。
また、どうにもならないような不安な気持ちを表現できます。
22 アヴェマリア(19) 和音を美しくつなげる練習です。
クリスマスなどのタイミングに弾くと気持ちを入れやすいでしょう。
23 天使の声(21) ペダルの練習になる曲です。
また、3連符をレガートにつなげる練習にもなります。
大人っぽい雰囲気の曲です。
24 つばめ(24) 左手の跳躍の練習になります。
また、ペダルの練習、速いパッセージの練習にもなるでしょう。
25 貴婦人の乗馬(25) 最後の曲だけあり、全ての要素が出てきます。
3連符、16分音符、レガート、スタッカートなど。
弾きこなせれば、ソナチネやソナタにつながります。

※ ()は曲集にある番号

ぜひ練習してほしい、おすすめの曲16選

ぜひ練習してほしい、おすすめの曲16選

ブルグミュラーの25の練習曲の中で、生徒さんや保護者に人気の曲をピックアップしました。
発表会で弾きたいカッコいい曲・レガートの練習になる曲・スタッカートの練習になる曲、3連符の練習になる曲の4ジャンルに分けてあります。
練習や発表会の曲選びの参考にしてください。

発表会で弾きたいカッコいい曲6選

発表会で聴き映えのするカッコいい曲を集めてみました。
初心者レベルで弾けるカッコいい曲があるのも、ブルグミュラーならではです。
ストリートピアノでお披露目するのにもおすすめです。

2番「アラベスク」

練習のコツ

  • まずはゆっくり練習しよう
  • 16分音符がきれいにそろうように耳を働かせる
  • 左手の和音のスタッカートが軽く弾けるように力の抜き方を認識する

身につくスキル

  • 速いパッセージが弾けるようになる
  • 和音のスタッカートがきまるようになる
  • 16分音符を理解できる

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9番「狩り」

練習のコツ

  • 8分の6拍子を意識して数える
  • 軽くスタッカートを弾けるよう、力を抜こう
  • メリハリをつけて弾けるように工夫しよう

身につくスキル

  • 軽いスタッカートができるようになる
  • 8分の6拍子の知識、理解を身につく
  • 表現力を養える

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14番「スティリアの女」

練習のコツ

  • 3拍子を意識しよう
  • 跳躍部分、装飾音符は取り出して練習しよう

身につくスキル

  • カッコいい装飾音符をマスターできる
  • 軽やかなワルツが弾けるようになる
  • 華やかな雰囲気の曲を弾くコツを身につく

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15番「バラード」

練習のコツ

  • 和音のスタッカートは脱力を意識しよう
  • 右と左がきちんと合うようにゆっくり練習しよう
  • 転調部分のレガートをきれいに弾けるように片手ずつ練習

身につくスキル

  • 和音のスタッカートが弾けるようになる
  • 中間部との違いを意識して弾けるようになる
  • バラード独特の弾き方を味わえる

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20番「タランテラ」

練習のコツ

  • 8分の6拍子で弾けるようにしっかり数える
  • 音をそろえて弾けるようゆっくりから練習しよう
  • タランテラのリズムが取れるように理解しながらゆっくり弾こう

身につくスキル

  • 同音連打がきれいにできるようになる
  • 8分の6拍子が弾けるようになる
  • 短調と長調の違いを味わえるようになる

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25番「貴婦人の乗馬」

練習のコツ

  • 16分音符や3連符を取り出してゆっくり弾こう
  • 音をそろえて弾けるよう、リズム練習を取り入れる
  • ハノンの音階練習を取り入れる

身につくスキル

  • 速いパッセージが弾けるようになる
  • 16分音符と3連符の違いを認識できる
  • ショパンやリストなど、ロマン派の大曲を弾く準備ができる

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レガートの練習になる曲5選

レガート(音が美しく流れるように弾く)の練習に適した曲を5選紹介します。

ただ、レガートだけでなく、スタッカートなど他のテクニックの練習にもなるのでぜひ挑戦してみてください。

1番「素直な心」

練習のコツ

  • 長いフレーズのレガートがどのように書かれているか楽譜をよく見る
  • 音をそろえて弾けるよう、時にはリズム練習を取り入れる
  • 2分音符や全音符をきちんと伸ばすように意識する

身につくスキル

  • 長いフレーズのレガートが弾けるようになる
  • 2声を意識できる
  • ピアノ独特の美しい音色の活かし方を学べる

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6番「進歩」

練習のコツ

  • 16分音符や8分音符がきれいにそろうようにゆっくり弾こう
  • 中間部は、アクセントやシンコペーションを意識する
  • 左右がきちんとそろうように片手練習を取り入れよう

身につくスキル

  • 速いテンポのレガートが弾けるようになる
  • シンコペーションとの対比ができるようになる
  • レガートとスタッカートの組み合わせが上手に弾きこなせる

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13番「なぐさめ」

練習のコツ

  • トリルにもつながる2度の反復なので、音がそろうようにゆっくりと
  • 2声を意識できるよう、4分音符のみ8分音符のみで練習しよう
  • 片手練習を取り入れ、左右それぞれがきれいに弾けるように練習しよう

身につくスキル

  • トリルにもつながるきれいなレガートが弾けるようになる
  • 2声を意識できるようになる
  • きれいに弾くことを意識できるようになる

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21番「天使の声」

練習のコツ

  • 3連符がいびつな感じにならないように取り出してゆっくり練習しよう
  • 右と左がうまくつながるように少しずつ区切ろう
  • レベルによってはペダルを取り入れる

身につくスキル

  • 3連符による長いレガートがきれいに弾けるようになる
  • ペダル奏法がうまくなる
  • 音を聴いて美しく弾くコツを身につく

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24番「つばめ」

練習のコツ

  • 跳躍がきまるようにゆっくりと
  • レガート部分と跳躍部分を分けて練習する
  • レベルによってはペダルを取り入れよう

身につくスキル

  • 息の長い速いパッセージを美しいレガートで弾ける
  • 跳躍が正確にできるようになる
  • ペダル奏法を覚えられる

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スタッカートや同音連打の練習になる曲3選

スタッカートや同音連打は、かなり難しく上級レベルです。
その練習がムリなくできる曲をピックアップしてみました。

4番「子どもの集会」

練習のコツ

  • 3度の和音をきちんと弾けるように指や手の形を意識しよう
  • 3度の和音のスタッカートが弾きやすい指使いを工夫する
  • 弾きにくい部分を取り出してゆっくりと練習しよう

身につくスキル

  • 和音を弾きこなせるようになる
  • 3度の和音のスタッカートが上手になる
  • 和音のスタッカートが出てくる他の曲にも応用できる

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11番「せきれい」

練習のコツ

  • 16分音符と8分音符のリズムを正しく取ろう
  • レジェッロ※を意識して軽いタッチで弾けるように力を抜こう
  • 和音のスタッカートが自然な感じにできるように意識させる

身につくスキル

  • 軽いタッチを習得できる
  • スタッカートとテヌートの組み合わせが弾ける
  • かわいらしい曲を弾くコツを覚えられる

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※レジェッロ:軽くという意味の楽語

23番「家路」

練習のコツ

  • 同音連打がきれいにできるよう意識しよう
  • 同音連打が指替えで弾けるように練習しよう
  • 和音のスタッカートは、つかんで離す練習しよう

身につくスキル

  • 同音連打が指替えでできるようになる
  • 和音の弾き方がスタッカート、レガートともにマスターできる
  • 左手がメロディーを弾くことを意識できるようになる

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3連符の練習におすすめの曲2選

3連符は苦手とする人が多いものです。
ここでは、そのような3連符をムリなくさらえる曲をピックアップしてみました。

7番「きれいな流れ」

練習のコツ

  • 3連符音と4分音符を分けて練習しよう
  • 3連符がそろうようにゆっくりと
  • 片手練習を徹底させ、左手の活かし方を意識させる

身につくスキル

  • 3連符がきれいに弾けるようになる
  • 流れるような美しさを感じられるようになる
  • ペダルを上手く使えるようになる

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12番「別れ」

練習のコツ

  • 3連符を取り出して練習しよう
  • メトロノームを使って8分音符と3連符の違いを意識しよう
  • 左手の3連符は、転びやすいので、注意する

身につくスキル

  • 自然な流れの美しい3連符が弾けるようになる
  • 悲しい雰囲気を味わえる曲が弾けるようになる
  • ショパンを弾く前段階になる

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ブルグミュラーは子どもにも大人にも最適な練習曲

ブルグミュラーは子どもにも大人にも最適な練習曲

解説しましたように、ブルグミュラー25番は高度なテクニックを養うのに適した練習曲です。
子どものみならず、大人の初心者でもムリなく楽しみながら、テクニックを得られます。
大人の方も練習に取り入れてみてください。

因みに、ショパンコンクールで2位を獲得した反田恭平さんもブルグミュラー25番練習曲を推奨しています。
おすすめの曲の動画にも取り入れましたので、反田さんならではのブルグミュラーをお楽しみください。

また、ブルグミュラー練習曲は18番、12番とレベルアップしていきます。
25番をバイエル後に取り入れる先生が多いですが、18番や12番もきれいな曲がそろっているので、取り入れてみるのもおすすめです。

ピアノに取り組む皆様がブルグミュラーの魅力を感じて頂ければ幸いです。

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