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【初心者必見】音符の読み方一覧表|楽譜がすらすら読めるようになるコツもご紹介!

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2023.10.16
小玉
【執筆・監修】小玉

都内の音楽大学を卒業し、音楽活動をしています! 習い事として人気の高いピアノ。筆者は習い事としてピアノを始め、その後どっぷりと音楽の世界に夢中になりました。

ピアノを始めた人であれば、最初に当たる壁が「音楽に関する記号がなかなか覚えられない……」という問題ではないでしょうか。 筆者も、ピアノを始めたばかりの頃はやみくもに練習して、曲の同じところでつっかていました。今思えば、しっかりと音符が読めていなかったのだと思います。

今回は、ピアノでよく使われる音楽記号や、音符についてご紹介します。 覚えるためのコツも記載するので、ぜひ取り組んでご自身のピアノライフに役立ててくださいね。

音名と五線譜について

音名と五線譜

音名について、まずは「ドレミファソラシド」を覚えましょう。 覚える際は、下の表を見ながら覚えるとすぐに覚えられますよ。 覚えるときは、五線上にある音と、五線の間にある音で、分けて覚えてみてください

ト音記号とヘ音記号の関係

出典元:SEVEN&EIGHT MUSIC

五線上にある音
  • ド、ミ、ソ、シ
五線の間にある音
  • レ、ファ、ラ

それぞれの音名の位置を覚えたら、今度は練習してみる曲の音符を声に出して読む練習をおすすめします。 曲では、残念ながら表のようにきれいに音符が並んでいることは稀です。

音名を口に出して読んでから、ピアノで練習してみると「さっきよりもスラスラ弾ける!」と効果を実感できるでしょう。

小節線

出典元:SJRギタースクール

音符が『小節』と呼ばれるものの中に書いてあるのは多くの方がご存じだと思います。 ですが、線のひとつひとつにも名前がついているのは皆さんご存じでしたか?

小節線は、下から順番に

  1. 第一線
  2. 第二線
  3. 第三線
  4. 第四線
  5. 第五線

と呼ばれます。

縦に入っている線は小節線と呼ばれ、小節と小節の間を区切るための線です。

保存版!音符一覧表

音符 ポイント

「音符の名前を覚えたいけど、一覧になっているものが欲しい!」と考えている方向けに、音符と画像をセットにしたものを用意しました。 「この音符、記号はなんだっけ……?」と悩んだ際は、以下の記事を繰り返し読んで覚えてみてくださいね。

音部記号

音部記号は、ピアノでは以下の2つを用いることがほとんどです。

  • ト音記号
  • ヘ音記号

を用いることがほとんどです。 音部記号は、曲の始まりに必ず書いてあります。音部記号がない楽譜はまずありませんが、音部記号の記載がないと、音程が分からないため演奏できません。

まずはト音記号です。

ト音記号 ソの場所を示している

出典元:MUSIC ACADEMY LA FARE

ト音記号は、書き始めが「ソ」の位置から始まっています。 「じゃあ、ソ音記号ではないの?」と思う方もいるでしょう。

普段私たちが読んでいる「ドレミファソラシド」はイタリア語です。日本語で音階は「ハニホヘトイロハ」と呼びます。 「ソ」の音は、日本語で「ト」と呼ばれるため、この記号は日本で「ト音記号」と呼ばれます。 ト音記号の音符は右手で弾くことが多いです。

続いてヘ音記号です。

ヘ音記号 ファの音をはさむ

出典元:MUSIC ACADEMY LA FARE

ヘ音記号は、記号の書き始めが「ファ」から始まっています。 イタリア語では「ファ」と呼ばれますが、日本語で「へ」と呼ばれるためこの記号は「ヘ音記号」と呼ばれます。 ヘ音記号の音符は、左手で弾くことが多いです。

拍子記号

拍子記号とは、「その曲が何拍子か」を表す記号です。 この拍子記号を理解しないと、自分が何拍子の曲を演奏しているのかわからない状態で演奏することになります。 まずは、四分の四拍子を例に拍子の読み方を練習してみましょう。

拍子記号 読み方

まず、拍子を読む際は下から上に読みます。この場合は「四分の四拍子」です。算数と一緒で分母→分子のように読みます。 下の4は、音符の長さを表し、上の4は「小節の中にいくつ音符がはいるか」を表しています。

では、代表的な拍子を見ていきましょう。

読み方 意味
2/4 よんぶんのにびょうし 四分音符が一小節に二つはいる
3/4 よんぶんのさんびょうし 四分音符が一小節に三つ入る
6/8 はちぶんのろくびょうし 八分音符が一小節に六つ入る

この表以外で見たことのない拍子が出てきた場合も、一小節の中にいくつ音符があるか数えれば怖くありません。

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音符と鍵盤の位置

鍵盤は、ピアノの白い部分の白鍵と、ピアノの黒い部分の黒鍵、両方合わせて88鍵あります。 ピアノを始めたばかりの人は、「出したい音の位置がわかるまで時間がかかる……」と悩む方も多いのではないでしょうか。

初めは指を見ながらピアノを弾いてみましょう。次は楽譜を見ながらピアノを弾いてみてください。この時、自分の指は見ないでください。 このように練習することで、鍵盤の位置を感覚で覚え、楽譜を見ながら演奏する癖がつきます。

音符と休符

「音符と休符は種類がたくさんありすぎて覚えられない!」という人は、下記の表を見ながら音符を覚えてみましょう。

音符や休符は、伸ばす長さ、休む長さを守らないとリズム感がない演奏になってしまいます。初めから意識して覚えましょう。

名称 音符の形 意味
全音符 全音符 四分音符四拍分伸ばします
二分音符 二部音符 四分音符二拍分伸ばします
四分音符 四分音符 四分音符一拍分伸ばします
八分音符 八分音符 四分音符の1/2拍分伸ばします
十六分音符 十六分音符 四分音符の1/4拍分伸ばします
全休符 全休符 四分音符四拍分休みます (二部休符と間違いやすいので注意しましょう)
二分休符 二分休符 四分音符二拍分休みます (全休符と間違いやすいので注意しましょう)
四分休符 四分休符 四分音符一拍分休みます
八分休符 八分休符 四分音符の1/2拍分休みます
十六分休符 十六分休符 四分音符の1/4拍分休みます

調号

調号は、5種類に分けられます。

名称 音符の形 意味
シャープ シャープ その音を半音上げる
フラット フラット その音を半音下げる
ダブルシャープ ダブルシャープ その音の半音二つ分上げる
ダブルフラット ダブルフラット その音の半音二つ分下げる
ナチュラル ナチュラル もとの音に戻す

それぞれにはこのような意味があります。 中でも、ナチュラルはフラット、シャープと見間違えることも多い記号です。 注意して練習しましょう。「どうしてもナチュラルを見間違えてしまう……」という人は、大きく丸で囲む、音符の上にあらためてナチュラルを書くなど、書き込んで見やすくするのもおすすめです。

音程

音符と音符がどれくらい離れているのか表すときは、「度」という言葉を使います。 画像のように、ドとレの場合は「2度音が飛んでいる」といいます。

音程 2度

8度音が飛んだ場合ですが、8度と表す表現もありますし、「オクターブ」音が飛んだという場合もありますので覚えてみてください。

「ドの隣がドの場合は何度ですか?0度ですか?」と考える人もいるでしょう。この場合は、「1度」になります。 初心者の方は間違いやすいので、ここは注意して覚えてくださいね。

音符を早く覚えるコツとは?

音符を早く覚えるコツ

音符を早く覚えるためのポイントは二つあります。

  • 沢山の楽譜を見る
  • 音符の音名を口に出す

上記の2点が大切です。

沢山の楽譜を見ることにより、さまざまなパターンの音符の配置を見ることになります。 楽譜を見る機会が多いと「この曲、前に見た楽譜と音符の配置が似ている!」と、経験が積み重なり、譜読みのスピードもぐんぐん上がっていきます。初めは簡単な楽譜で構いません。いろいろな楽譜を見て経験を積んでいきましょう。

音符の音名を口に出すことにより、音符の読み間違いが減ります。 何度も同じ間違いをしてしまうと、癖がついてしまい「同じところでつっかえる……」といった悩みが発生します。 結果的に、癖がつかない練習をすることで、自然と音符も早く覚えられるメリットにつながります。新しい曲を練習する際は、すぐにピアノで練習したい気持ちをグッと抑え、せひ音符の音名を口に出す練習から初めてみてくださいね。

まとめ

まとめ 楽譜

初めてピアノを練習する人にとって、音符を読むのは時間がかかり、練習が億劫になってしまう原因になることもあるでしょう。

しかし、音符や休符の名前と意味、記号の名前を覚えてしまえば曲の理解も深まりますし、練習の効率も上がってきます。 初めは、意味のわからない記号が出てきた時は楽譜に書き込んでしまうのがおすすめです。

また、ピアノの練習中、「この音符の名前は何だっけ、どれくらい伸ばすんだっけ……?」と悩んだ時も覚えるチャンスです。 繰り返し調べることで、正しい意味が覚えられます。 この記事に載っている表を繰り返し見て覚えていきましょう。

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