• 練習・楽しみ方

【保存版】大人のピアノ入門編|おすすめの練習曲や効率的な練習法をご提案します!

Written by
2023.10.26
うらやまはるく
【執筆・監修】うらやまはるく

7歳からピアノ。13歳から打楽器。他にもテナーサックスや沖縄三線、合唱に挑戦し幅広く取り組む。現在は飲食店での接客調理、WEBライターや打楽器指導を行っている。 尚美ミュージックカレッジ専門学校打楽器専攻卒業。大阪芸術大学通信教育部音楽学科卒業。中学校・高等学校教諭一種免許(音楽)取得。

「ピアノを始めたけれど、上達できるか不安…」 「効率よく上達できる方法を教えてほしい!」

ピアノを始めたばかりの人は、何から手をつけていいかわからない人が多いのではないでしょうか。 この記事では音楽大学卒業の経験をもつ筆者が、大人の趣味としてピアノを始めたばかりの人に向けて、効率的な練習法やおすすめの練習曲を解説しています。

  • ピアノで身につく力は?
  • どのくらいで弾けるようになるの?
  • 独学でも弾ける?ピアノ教室に通うべき?
  • ピアノを始める前に抑えておきたい基礎知識
  • 1日に1時間練習する習慣をつけよう!
  • ピアノが上達しない人の特徴は?
  • ピアノ入門者におすすめの練習曲15選

記事を読むとピアノの基礎知識や上達のコツが学べて、効率的に練習が進められるようになるでしょう。

ピアノで身につく力は?

ピアノ 入門

ピアノは練習を重ねていくと、さまざまな力が身につきます。 ここでは、ピアノで身につく力を4つ紹介します。

  • 表現力
  • 集中力
  • 思考力
  • 記憶力が鍛えられる

ピアノで身につく力を知ると、目的を持って練習に取り組めるようになるでしょう。

表現力

ピアノを弾いていると、表現力が身につきます。 ピアノは楽譜通りに弾くだけでなく、作曲者の意図を想像しながら感情を込めて弾くからです。 例としては「明るい気持ちに変化する場面だから弾むように弾く」「孤独で寂しい場面だから重々しく弾く」などです。 最初は弾くのに必死で、表現を考える余裕がないと思いますが、さまざまな楽曲に取り組んでいるうちに表現力が身についていくでしょう。

集中力

ピアノは集中力が身につきます。 ピアノは両手と両足を使いながら脳や耳など全身で音楽を感じて演奏する楽器です。 楽譜を理解してピアノを弾き、同時に奏でた音を耳で聴く必要があるため、高い集中力が身につきます。 集中力が身につくと、ピアノの演奏以外の仕事やスポーツなどにおいても高い集中力を発揮できるようになるでしょう。

度胸が身につく

ピアノは、度胸が身につきます。 ピアノを習うと発表会など、大勢の人の前で演奏する機会があり、緊張状態の中で力を発揮しなければなりません。 筆者の経験から言えるのは、何度も人前での発表を経験すると、徐々に人前で何かをやることに対して恐怖心がなくなっていきます。 「今回もきっと大丈夫」という度胸が身についてくるのです。 演奏はもちろん、仕事やプライベートにおいても度胸が据わり堂々と振舞えるようになるでしょう。

記憶力が鍛えられる

ピアノを弾いていると、記憶力が鍛えられます。 記憶力は脳の海馬に刺激が加わり、海馬が発達して鍛えられます。 ピアノの練習を楽しみ、集中して練習することが大切です。 記憶力が鍛えられると楽曲の暗譜はもちろんのこと、日常生活でもメリットを感じられるでしょう。

どのくらいで弾けるようになるの?

ピアノ 練習 期間

ピアノで1曲弾けるようになるために必要な期間は、約3〜6ヵ月といわれています。 しかし、あくまで目安であり、年齢や個人差があります。 仕事や子育てを両立する30〜40代なら練習に費やせる時間は少なく、人によっては半年以上かかるでしょう。 仕事や子育てが落ち着いた50代以降になると練習時間が多く取れるので、2ヵ月ほどで弾けるようになる人もいます。 どちらにせよすぐに弾けるようになるわけではないので、挫折する人もいます。 一般財団法人ヤマハ音楽振興会(ヤマハ音楽振興会)の調べによると、楽器全体での挫折経験者は4割を超えるようです。 自分のライフスタイルに合わせて継続していくには効率的な練習法と根気が必要でしょう。

独学でも弾ける?ピアノ教室に通うべき?

ピアノ 練習 方法

ピアノを練習していく上で、独学とピアノ教室のどちらで学ぶか悩む人が多いのではないでしょうか。 ここでは独学とピアノ教室の特徴を以下に解説します。

独学とピアノ教室の特徴を知ると、自分に適したピアノの上達方法が選択できるでしょう。

独学

費用を抑えたい人には独学がおすすめです。 ピアノ教室に通うと費用が約4,000〜10,000円ほどかかりますが、独学の場合は楽譜以外は費用がかかりません。 また、独学はレッスン日に縛られないため、自分のペースで進められるメリットがあります。 しかし、独学は自分で練習方法を考えなければならず、知らないうちに弾き方の癖がついてしまうデメリットがあります。 費用を抑えつつ自分で練習方法を考えていける人は、独学で練習していきましょう。

ピアノ教室

短期間でピアノの上達を目指す人は、ピアノ教室に通うのがおすすめです。 ピアノを始めたばかりの人は、練習法に悩んだり、ピアノの間違った弾き方を身につけたりして挫折の原因になりがちです。 ピアノ教室でプロに教わると、自分のレベルに適した曲を段階的に学べて、効率よく上達ができます。

通う頻度や費用は、大手教室の場合は月3〜4回のレッスンで約7,000〜10,000円、個人教室の場合は月4回のレッスンで約4,000〜6,000円が相場です。 教室によっては入会金や発表会費、施設費が別途かかる場合もあります。 グループレッスンか個人レッスンによって特徴が異なるので、体験教室に申し込んで自分に適したピアノ教室を選ぶとよいでしょう。

ピアノを始める前に抑えておきたい基礎知識

ピアノ 入門 基礎知識

ピアノは最初に基礎をしっかりと身につけるのが重要です。 一度間違った姿勢やフォームの癖がついてしまうと直すのに時間がかかり、上達に時間がかかります。 ここでは、ピアノを始める前に抑えておきたい基礎知識を紹介します。

  • 正しい姿勢とは?
  • 正しい指のフォーム

ピアノを始める前に抑えておきたい基礎を身につけておくと、正しくピアノが上達できるでしょう。

正しい姿勢とは?

ピアノの正しい姿勢とはどのような姿勢でしょうか。背筋・肩・肘・腕・手首の高さに分けて以下に解説します。

背筋

ピアノを弾くときは、背筋を伸ばして座りましょう。 頭の頂点から背骨に沿って、お尻まで1本の糸で吊られているイメージをもつと、正しい姿勢になります。 最初は背筋を伸ばしていると疲れますが、徐々に体幹が鍛えられて慣れます。

背筋は伸ばしたまま、肩の力を抜きましょう。肩に力が入っていると猫背になったり、肩が上がったりしやすいです。 筆者は息を吸いながら肩を思いっきり上に持ち上げて、息を吐くのと同時に肩をストンと落とし、脱力の感覚を保ちながら鍵盤に手をのせる脱力方法を行っています。 ネットなどで調べてみると、他にも脱力方法が紹介されているので、自分に適した脱力方法を探してみましょう。

ピアノを弾くときは肘の位置も大切です。 肘は、指を鍵盤上で左右に移動しやすいように身体の外側に曲げます。 また、ピアノに近づきすぎて肘が身体より後ろにいったり、ピアノから離れすぎたりすると、腕や手首に負担がかかるので注意が必要です。 ピアノを弾くときは鍵盤の端から端まで無理なく手が届く位置、ピアノとの距離感を意識しましょう。

ピアノは腕に力が入らないように弾きます。 腕に力が入っていると腕を痛めてしまったり、音のコントロールができなくなります。 特にピアノを始めたばかりの人は弾く動作に必死で、気づかないうちに力が入りがちです。脱力を意識して弾きましょう。

手首の高さ

手首は鍵盤と同じくらいの高さにセットします。 手首が上がりすぎたり、下がりすぎたりすると手首に負担がかかるので注意が必要です。 肘の高さが鍵盤と同じくらいの高さになるように椅子の高さを調整すると、手首は正しい位置で弾けます。 ピアノを弾く前に椅子の高さを調整しておきましょう。

正しい指のフォーム

ピアノでは指のフォームも重要です。間違った指のフォームを身につけると、指に負担がかかり痛めてしまいます。 手を鍵盤上に乗せたら、卵を握っている形を作り、指を下向きにして弾きます。 小指は指の腹ではなく、指の先端が鍵盤に触れるようにしましょう。 また、親指は他の指のように曲げずにリラックスした状態で指の先端で弾きます。 正しい指のフォームを身につけると、演奏に支障が出たり、関節を痛めたりしないでしょう。

1日に1時間練習する習慣をつけよう!

ピアノ 練習 注意点

ピアノは1日にどのくらい練習すれば上達できるのか気になる人が多いのではないでしょうか。 ここでは、練習法や注意点を解説します。

  • 効率的に上達できる練習法は?
  • 挫折しがちなポイントと解決法

ピアノの効率的な練習法や注意点を知った上で、1日に1時間練習する習慣をつけると、ピアノを効率よく上達できるようになります。

効率的に上達できる練習法は?

ピアノは、やみくもに練習すれば上達するわけではありません。 ピアノを効率的に上達させる練習法を解説します。

  • 片手ずつ練習する
  • ゆっくりのテンポで練習する
  • 部分的に練習する
  • 練習メニュー

効率的に上達できる練習法を知ると、上達が速いでしょう。

片手ずつ練習する

最初のうちは片手ずつ練習するのがおすすめです。 中級者以上になると最初から両手で弾けると思いますが、入門者は最初から両手で弾くとつまづき、上達に時間がかかります。 最初は片手ずつ練習し、確実に弾けるようになってから両手で弾くとスムーズに上達できるでしょう。

ゆっくりのテンポで練習する

最初は楽譜に指定されているテンポではなく、ゆっくりとしたテンポで練習しましょう。 最初から指定テンポで練習すると何度弾いてもつまづき、効率が悪く挫折しがちです。 ゆっくりのテンポで間違えずに弾けたら、少しずつテンポを上げる方法で練習すると、確実かつ効率的に上達します。

部分的に練習する

ピアノは部分的な練習も大切です。ピアノ入門者は1曲を通してひたすら何回も弾く練習をしがちですが、間違った練習方法です。 一度1曲通して弾いたら、弾けている箇所と弾けてない箇所がわかると思います。 弾けてない箇所はスムーズに弾けるようになるまで何回も反復練習します。 部分的な練習をすると、時間を効率的に使え、曲全体の上達スピードが速くなるでしょう。

練習メニュー

練習メニューは人によって異なりますが、筆者の経験も踏まえて1時間でどのような時間配分で練習するのか、以下に紹介します。

  • ハノン教則本を使い、基礎練習を行う(10分)
  • 1曲通して弾く(5分)
  • 片手ずつ練習、もしくは気になる箇所を反復練習する(20分)
  • 1曲通して弾く(5分)
  • 自分の演奏を録音する(5分)
  • 録音を聴いた上で、気になる箇所を反復練習する(15分)

1時間の練習メニューを紹介しましたが、忙しくて30分しか時間が取れない人は、内容は変えずに各時間を短くして練習しましょう。

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挫折しがちなポイントと解決法

ピアノを始めたばかりだと上達スピードが遅く、挫折しがちです。 筆者の経験も交えて、挫折しがちなポイントと解決法を紹介します。

  • 練習がつまらない
  • 長時間練習する
  • 他人と比較する

挫折しがちなポイントと解説法を知ると、注意して練習に取り組めるでしょう。

練習がつまらない

ピアノを始めたばかりの頃は、自分がイメージしたように弾けないので、つまらなく感じることが多いです。 筆者は弾きたい曲に挑戦したときに、理想と現実のギャップに苦しんだ経験があります。 しかし、最初は誰でも完璧に弾けないので、地道に練習を積み重ねるしかありません。 解決法としては、地道な練習をするのも大切ですが、自分のレベルに適した練習曲に取り組むとよいでしょう。 まずは「弾けそう」と思える曲に取り組み、楽しさを感じながら成功体験を積むのがおすすめです。

長時間練習する

ピアノは長時間練習するほど上達するわけではありません。 短時間でも正しい方法で練習すれば上達します。 筆者の経験からもいえますが、長時間練習すると集中力が切れてミスが増え、練習がつまらなくなってきます。 ピアノは、練習時間を1時間に設定し「今日はこの箇所が弾けるように練習する」「今日はこの練習メニューに沿って練習する」など目標をもって練習していくとよいでしょう。

他人と比較する

ピアノは、他人と比較して挫折する人もいます。YouTubeやレッスンなどで他人の演奏を聴くと「自分なんて…」と思いがちです。 しかし、1人ひとり性格や音楽経験、手の大きさなどが異なるので、焦る必要はないです。 他人と比較する気持ちは筆者も経験がありますが、ピアノを弾くのが楽しめなくなるので自分のペースでコツコツ練習していきましょう。

ピアノが上達しない人の特徴は?

ピアノ 上達しない

ピアノが上達したいと思っている人にとって、ピアノが上達しない人の特徴も知っておくとよいでしょう。 ここでは、ピアノが上達しない人の特徴を紹介します。

  • 1曲通して弾く練習しかしない
  • ゆっくりのテンポで弾かない
  • 片手ずつ練習しない

ピアノが上達しない人の特徴を知ると、ピアノに取り組むにあたって注意しなければならないことがわかります。

通し練習しかしない

ピアノ入門者がよくやってしまうのが、通し練習しかしないことです。 筆者も部分練習をせず、1曲を何回も通す練習だけしていた時期があります。 通し練習だけの場合、弾けてない箇所の上達に時間がかかり、効率が悪いです。 解決法は1曲を一度通して、弾けている箇所と弾けてない箇所を把握し、部分練習をしましょう。 部分練習をすると効率よく練習ができて、上達スピードが速くなります。

ゆっくりのテンポで弾かない

ピアノを最初から指定テンポで弾き続けても上達しません。 指定テンポで弾ける箇所があると気持ちがいいのですが、できない箇所はいつまでも弾けないままで、雑な演奏が身につきます。 最初はゆっくりとしたテンポで確実に弾けるように練習して、徐々にテンポを上げていく練習方法がよいでしょう。

片手ずつ練習しない

ピアノは片手ずつ練習しましょう。最初から両手で弾くと、10本の指に意識をもたなければならないので、音やリズムの間違い、指使いに気づきにくいです。 最初は片手ずつ練習して、引っかからずに弾けるようになったら両手で弾きましょう。

ピアノ入門者におすすめの練習曲15選

ピアノ入門者 練習曲

ピアノ入門者はどの曲から取り組んだらよいのかわからない人が多いのではないでしょうか。 ここではピアノ入門者におすすめの練習曲を「クラシック編」「ポップス編」「アニソン編」に分けて紹介します。

ピアノ入門者におすすめの練習曲を知ると、自分のレベルに適した曲を選択できるようになるでしょう。

クラシック編

クラシック編では、ピアノ入門者におすすめのクラシック曲を以下に5曲紹介します。

エリーゼのために

「エリーゼのために」はクラシック音楽に馴染みがない人も一度は聴いたことがある有名曲です。 曲は憂鬱な雰囲気から始まり、明るく軽やかな部分や低音が激しい部分に移り変わり、再び主題に戻り静かに終わります。 右手は細かいリズムがあるため指をスムーズに動かす練習になり、左手は1オクターブ以上のアルペジオの練習になります。

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メヌエット ト長調

バッハ作曲「メヌエット ト長調」はピアノ練習曲で誰もが練習する定番曲です。 「メヌエット」とは3拍子で2小節が1つのフレーズで、ゆったりとした舞曲です。 メヌエット ト長調はリズムが単純でペダルを踏む必要がないため、入門者でも取り組みやすい曲といわれています。

人形の夢と目覚め

オースティン作曲「人形の夢と目覚め」は3部構成で楽章ごとに曲調が異なります。 第1楽章はゆりかごを表現し、ゆったりした3拍子の曲調です。 第2楽章は4拍子で人形の夢を表現し、テンポが速くなります。 第2楽章の最後には人形の目覚めを表現した力強い和音が現れます。 第3楽章は2拍子で人形のダンスを表現し、強弱の差や指の軽やかさが求められます。 異なる特徴を楽しみながら上達したい人にはおすすめです。

貴婦人の乗馬

ブルグミュラーの教本には入門者に適した曲が多く収録されていて「貴婦人の乗馬」はブルグミュラー25の練習曲の中の1曲です。 貴婦人の乗馬は、以下5つの要素が盛り込まれています。

  • 歯切れのよいスタッカート
  • 滑らかなに弾くテクニック
  • 細かい強弱記号の表現
  • 変化するリズムを弾き分けるリズム感
  • クレッシェンドしながら弾く音階

さまざまな要素の習得により表現力をしっかり身につけたい人にはおすすめです。

カノン

カノンは、「3つのヴァイオリンと通奏低音のためのカノンとジーク ニ長調」の中にある曲です。 曲調は一定のテンポでゆったりとした美しい楽曲で、同じメロディーが重なっていきます。 音域が広く、指の移動が大きいなかで一定のテンポを保たなければならないので、背伸びをして挑戦したい入門者にはおすすめです。

ポップス編

ポップス編では、ピアノ入門者におすすめのポップス曲を以下に5曲紹介します。

少年時代(井上陽水)

「少年時代」は音楽の教科書に載っているので、年配者ではなくても聴いたことがある人は多いと思います。 和音が出てくるので最初は難しいと感じるかもしれませんが、ゆったりとしたテンポのなかで弾くのでピアノ入門者でも挑戦していけるでしょう。

ありがとう(いきものがかり)

「ありがとう」はいきものがかりの代表曲です。 右手のメロディは難しいのですが、指を動かす練習になるでしょう。 ピアノ入門者向けにアレンジされた楽譜では、左手の音数が少なくて弾きやすいので、おすすめです。

涙そうそう(森山良子・夏川りみ)

「涙そうそう」は森山良子さんや夏川りみさんが歌って話題になったので、一度は聴いたことがあるのではないでしょうか。 ゆっくりとしたテンポで、リズムも難しくないので取り組みやすいでしょう。

世界に一つだけの花(SMAP)

「世界に一つだけの花」は国民的アイドルSMAPの代表曲です。 大ヒットした曲なので聴いたことがある人も多いと思います。 少しリズムが難しいですが、ゆっくりのテンポから練習すればピアノ入門者でも取り組めるでしょう。

イエスタディ・ワンス・モア(カーペンターズ)

「イエスタディ・ワンス・モア」はカーペンターズの名曲です。 これまで紹介した楽曲に比べて、少しテンポが速くて動きがある楽曲です。 しかし指定テンポよりゆっくりとしたテンポから始め、徐々にテンポを上げていく練習をすると、ピアノ入門者でも弾けるでしょう。

アニソン編

アニソン編では、ピアノ入門者におすすめのアニソン曲を以下に5曲紹介します。

さんぽ(となりのトトロ)

「さんぽ」はジブリの名作「となりのトトロ」に使われている楽曲です。 明るく弾むようなメロディなので、弾いていて楽しいです。 右手のリズムに慣れるまでが大変ですが、練習を重ねれば入門者でも弾けるでしょう。

いつか王子様が(白雪姫)

「いつか王子様が」はディズニー映画「白雪姫」の挿入歌です。 あまり馴染みのない3拍子の楽曲ですが、リズムは簡単かつゆったりとしたテンポで進行するので取り組みやすいでしょう。

星に願いを(ピノキオ)

「星に願いを」はディズニー映画「ピノキオ」の代表曲です。 全体的にゆったりとしたメロディなので弾きやすいです。 また、指使いが難しくないため、ピアノ入門者でも挫折せずに取り組めるでしょう。

ホール・ニュー・ワールド(アラジン)

「ホール・ニュー・ワールド」はディズニーソングで最も人気のある楽曲です。 全体的にゆったりとしたテンポなので、弾きやすいです。 また、ホール・ニュー・ワールドは入門者用〜上級者用まで楽譜が販売されているため、成長とともに自分に適したレベルの楽譜を選ぶと楽しめるでしょう。

美女と野獣(美女と野獣)

「美女と野獣」は曲名のとおりディズニー映画「美女と野獣」の代表曲です。 曲はゆったりとしたテンポで、流れるように弾きます。 トリルなどがない簡易楽譜も販売されているので、ピアノ入門者でも挑戦できるでしょう。

まとめ

ピアノ 入門 まとめ

この記事では、大人の趣味としてピアノを始めたばかりのユーザーに向けて、効率的な練習方法やおすすめの練習曲を紹介してきました。

  効率的に上達できる練習法

ピアノ入門者は1曲通して練習しがちですが、効率的に上達するためには以下の練習法を実践するのがおすすめです。

  • 片手ずつ練習する
  • ゆっくりのテンポで練習する
  • 部分的に練習する
 
1日1時間の練習メニュー

筆者の経験も踏まえて、おすすめの練習メニューを紹介しました。

  • ハノン教則本を使い、基礎練習を行う(10分)
  • 1曲通して弾く(5分)
  • 片手ずつ練習、もしくは気になる箇所を反復練習する(20分)
  • 1曲通して弾く(5分)
  • 自分の演奏を録音する(5分)
  • 録音を聴いた上で、気になる箇所を反復練習する(15分)
 
ピアノ入門者におすすめの練習曲15選

ピアノ入門者でも挑戦できるおすすめの練習曲を15曲紹介しました。 楽曲の演奏動画も記載しているので、どのように弾くのかイメージできるでしょう。

ピアノの基礎知識や練習法を知り、効率的に上達していきましょう!

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