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東京ビジュアルアーツの学費は高い?口コミや就職実績についてもご紹介◎

Written by
2024.07.04
すえこ
【執筆・監修】すえこ

Pianote編集部のインターン

「東京ビジュアルアーツって名前は聞いたことあるけど、どんな学校なの?」
「どれくらい学費がかかるか不安」

これから入学を考えている方にとって、学費や入試内容、評判…気になるポイントは沢山ありますよね。
自分が進学を考えている学校について詳しく知っておきたいというのは当たり前のことです。
この記事では、東京ビジュアルアーツの学費やコース、評判をまとめてご紹介していきます。

では、早速一緒にチェックしていきましょう!

東京ビジュアルアーツはエンタメ系総合専門学校!

東京ビジュアルアーツはエンタメ系総合専門学校!

東京ビジュアルアーツは全7学科からなるエンタメ系の2年制総合専門学校です。
講師は “現役のプロ” であり、業界の様々な企業と太いパイプを有していることを強みとしています。
また、専門学校なので、実技の授業が多く、卒業後は現場のプロとして即戦力となれるような人材を育てることを掲げています。

基本情報

住所
〒102-0081 東京都千代田区四番町11

アクセス
JR『市ヶ谷駅』/ 南北線・都営新宿線・有楽町線『市ヶ谷駅』3番、A3番出口徒歩8分
有楽町線『麹町駅』6番出口徒歩5分
半蔵門線『半蔵門駅』5番出口徒歩5分

東京ビジュアルアーツアカデミーは、東京の中心地で皇居の近くである千代田区にキャンパスを構えています。
いくつもの路線が交わる地域のため、渋谷・新宿・池袋等主要駅からのアクセスも良好です。
施設内には一般的な図書館や講義室の他、3つのライブホールと各学科ごとに制作スタジオ等を有していて、プロが使用しているものと同じ最新設備を使った充実した環境で学べます。

また平日の授業時間外や休日にはそれらの教室を開放し、在学生は在学中の2年間、機材の貸し出しが利用できるところもポイントです!

本校舎の他にも、東京、大阪、名古屋、福岡の各エリアに17のグループ校を展開しています。
各校同士で連携し、全国の企業からの求人情報を共有しているため、就職のサポートも手厚く行なっているという強みがあります。

東京ビジュアルアーツの歴史

東京ビジュアルアーツの歴史は意外にも長く、1963年に千代田区麹町に「東京デザイナー学院」として開校されたのが始まりです。
初期は写真学科のみでしたが、年月と共に学科も増え、1995年には専門指定学校として認定、エンタメ系の総合専門学校として現在の地位を確立しました。
何度か学校名を改称していますが、2024年4月現在の正式名称は「専門学校東京ビジュアルアーツアカデミー」となっています。

入学資格について

ここからは、東京ビジュアルアーツの入試情報についてご紹介します。
入学を考えている皆さんにとって重要となる部分ですのでしっかり見て行きましょう!

東京ビジュアルアーツには以下の3つの入試の方法があります。

  1. 推薦入試(学校推薦 / 自己推薦)
  2. 一般入試
  3. 総合型選抜(AO入試)

東京ビジュアルアーツのHPから出願資格を引用します。

それぞれ見ていきましょう。

1.推薦入試(学校推薦 / 自己推薦)
以下の(1)~(4)のいずれかの条件を満たす方

  1. 2025年3月高等学校卒業見込みの方、または高等学校卒業以上の方
  2. 高等学校卒業程度認定試験(旧大学入学資格検定)合格または合格見込みの方
  3. 外国において12年間以上の学校教育を修了した方
  4. 上記(1)~(3)と同等の学力を有する方
  5. 【学校推薦の場合】在学している、または最終学歴の学校から推薦された方
    【自己推薦の場合】積極的な学習意欲、向上心を持つ方

2.一般入試
以下の(1)~(4)のいずれかの条件を満たす方

  1. 2025年3月高等学校卒業見込みの方、または高等学校卒業以上の方
  2. 高等学校卒業程度認定試験(旧大学入学資格検定)合格または合格見込みの方
  3. 外国において12年間以上の学校教育を修了した方
  4. 上記(1)~(3)と同等の学力を有する方
  5. 総合型選抜(AO⼊学)、推薦入学以外の方、または大学・短期大学との併願をする方

3.総合型選抜(AO入試)エントリー資格
以下の(1)(2)の条件を満たす方

  1. 2025年3月高等学校卒業見込みの方、または高等学校卒業以上の方、本校が高等学校卒業者と同等の学力を有すると認めた方
  2. 本校のオープンキャンパスに1回以上ご参加いただいた方

3つ全ての入試方法で、高校卒業見込みもしくは同程度の学力が証明される方に出願資格が与えられます。
珍しいのは、総合型選抜エントリーの資格としては「オープンキャンパスに1回以上参加された方」が対称となっているところです。
総合型選抜での入学を希望する方は、要チェックですね。

いずれも筆記試験等はなく、書類審査や面接で合否が決まります。

偏差値・倍率は高い?

総合型選抜では面接、その他の選考でも書類審査のみなので、学力を測る筆記試験はありません。
また、推薦入試の時も出願時に必要な評定基準は設けられていません。

入試では、偏差値は関係ないということですね。
AO入学者にはAOプレスクールなども準備されているため、「早く専門学科の事を学びたい!」という方は、ぜひ検討してみてくださいね。

引用元:東京ビジュアルアーツ・アカデミー募集要項

学科・コースと学費について

学科・コースと学費について

東京ビジュアルアーツには7つの学科があり、さらにその中で細かくコースが分かれています。
すべて、修行年数は2年です。
まずは学校の資料請求やオープンキャンパスなどを通して、学科やコースの詳細を調べてみるといいかもしれませんね。

自分の学びたい分野にあった学科・コースを選びましょう!

学科とコース

1.音楽総合学科
大きく分けて表舞台で活躍するミュージシャンと、裏で支える音響・照明などのスタッフを目指す方のための学科です。
それぞれのコースの特性に合わせて、表現力を磨く楽器レッスンからレコーディングまでがカリキュラムに含まれています。

  • ボーカルコース
  • ギターコース
  • ベースコース
  • ドラムコース
  • キーボードコース
  • サウンドクリエイターコース
  • PAコース
  • 照明コース
  • レコーディングコース

2.写真学科
元々は写真専門学校だった東京ビジュアルアーツ。
開校時からの長い歴史の中で培った実績を武器に、業界のニーズに対応できる確かな人材育成を強みとしています。

  • ファッションフォトコース
  • コマーシャルフォトコース
  • スポーツフォトコース
  • ブライダル・営業写真コース
  • ライブフォトコース
  • 写真作家コース
  • クリエイティブフォトコース

3.映像学科
1年の前期で放送・映画・動画業界に共通する基礎知識・スキルを身につけた後、それぞれの業界に特化した勉強に移ります。
シナリオ作りやキャスティング、撮影技術、編集など、必要な仕事を網羅的に学べるのが特徴です。

  • 動画クリエイターコース
  • ミュージックビデオコース
  • 動画VFX・3DCGコース
  • ライブ・中継技術コース
  • ドラマコース
  • バラエティー番組コース
  • 映像音響コース
  • 映画監督コース
  • 映画技術コース

4.マスコミ出版・芸能学科
卒業後すぐに業界の最前線で活躍できるよう、雑誌編集や文章・企画立案、アーティストマネジメントなどのスキルをトータル的に身につけていきます。

  • 総合出版コース
  • ファッション誌コース
  • アニメ出版コース
  • 芸能マネージャーコース
  • イベント企画・制作コース
  • ファンクラブスタッフコース

5.特殊メイク学科
コミュニケーション力を育み、人間的にも信頼されるメイクアップアーティスト・造型クリエイターを育成します。

  • 特殊メイクコース
  • 映像・舞台メイクコース
  • 特殊造形コース

6.パフォーミングアーツ学科
俳優・女優、タレントなどの分野にとどまらず、映画・ドラマ・舞台に必要な、アクション、日舞・MC・ナレーションといったパフォーマンス全般を学ぶ事で、次世代の芸能業界で活躍できる人材を育成します。

  • 俳優・タレントコース
  • ネットタレント・インフルエンサーコース

7.ダンス学科
一流ダンサーによる講義・レッスンに加えて、大手芸能プロダクションによるオーディションなど、プロになるためのチャンスが数多く準備されています。

  • ダンスボーカルコース
  • ダンサーコース

学費

そして気になる学費についてです。
東京ビジュアルアーツの学費は1年次に全学科共通で約145万、2年次に約142万となっています。
2年間では約287万ということですね。
注意しておきたいのが、これにプラスして各学科で教材・研修費として数万〜数十万円必要になってきます。
2年間の学費と考えると決して安い額ではありませんね。

そのためよく検討してから入学を考える必要がありますね。

奨学制度

東京ビジュアルアーツでは、授業料を一部または全額免除し学業を奨励する特待生制度があります。
対象は、人物・学力とも優れ、かつ将来の目的を明確に持ち、総合型選抜(AO入学)により入学する方です。
特待生は成績により免除内容が変わってきますので、こちらでの入学を考えている方は要チェックです。

またそれ以外にも、学生が学びを続けるための様々な制度について、東京ビジュアルアーツのホームページに書かれています。

気になる方はホームページをみてみてくださいね。

東京ビジュアルアーツの講師と教育内容

東京ビジュアルアーツの講師と教育内容

東京ビジュアルアーツは、業界のプロを講師として迎え、より実践的なカリキュラムを受けられることを広くアピールしています。
では実際にどのような方が講師となっているのでしょうか?

ここからは東京ビジュアルアーツの講師陣を中心にご紹介していきたいと思います。

田中靖志(映像学科/映像技術コース)

『月とキャベツ』(96/篠原哲雄監督)、『電車男』(05/村上正典監督)、『天空の蜂』(15/ 堤幸彦監督 ) 、『累-かさね-』(18/佐藤祐市監督)、『パラレルワールドラブストーリー』(19/森義隆監 ) 、『High & Low The Worst』(19/久保茂昭監督)、『シグナル』(21/橋本一監督)、『今はちょっと、ついてないだけ』(22/柴山健次監督)『必死剣鳥刺し』(10/平山秀幸監督)第34回日本アカデミー賞優秀録音賞受賞。

引用元:東京ビジュアルアーツ・アカデミー

江川悦子(特別講師)

79〜86年にかけて、アメリカにて『ゴーストバスターズ』『キャプテンEO』などの映画スタッフとして参加。
帰国後、特殊メイク・造型分野のパイオニア的ファクトリー『メイクアップディメンションズ』を設立。
映画・CM・TV・舞台で幅広く活躍中。
最近の参加映画では『ギャラクシー街道』『ボクはお坊さん。』『龍三と七人の子分たち』『ソロモンの偽証』『予告犯』など。

引用元:東京ビジュアルアーツ・アカデミー

東京ビジュアルアーツは、専攻分野における実務に関する知識、技術及び技能について組織的な教育を行う「職業実践専門課程」の認定校です。
そのためカリキュラムには、企業と連携した実践的な授業や研修が多く含まれています。
企業役員から評価をされることもあり、より現場に近い感覚で授業を受けられるというメリットがあります。
もちろん、その分シビアな世界ではありますが、本気で夢を叶えたい人にとっては、とても良い環境となるのではないでしょうか?

東京ビジュアルアーツの口コミと評判

東京ビジュアルアーツの口コミと評判

東京ビジュアルアーツのクチコミをご紹介します。
より客観的にご紹介するために、高評価と低評価の口コミをどちらも取り上げてみました。

引用元:みんなの学校情報

ではまずは高評価の口コミから!

  • 何だかんだで楽しく、学びたいことを現場の方から学ぶことが出来ます。少し難しい事もありますが、その分実際にやることに近いので不安は少ないです。
  • 人間関係でほとんど充実度がきまる学校。やる気のない人に合わせるととことん何もしないで終わる2年になる。

続いて低評価の口コミです!

  • 体験の時はいいと思って入りましたが、どうしてもデビューしたい人には代の当たり外れに負けず自分を貫いて頑張れる、心身ともに強い人でないと生き残れないと思います。 喉を壊してしまったり、メンタルが壊れてしまった人もいるので。
  • 何も知らない人間や、将来現場に出る人には難しい環境だと思います。スタジオ等を使う際は予約してからの抽選式ですので結構大変。

東京ビジュアルアーツの就職実績

東京ビジュアルアーツの就職実績

東京ビジュアルアーツは、就職率が毎年90%を超えているとの実績報告をしています。
さらに詳しく見ていきたいましょう!

就職サポートはある?

キャリアサポートセンターや業界研修、業界アルバイトなどの就職サポートがあります。
その他には、フリーランスとして働くための第一歩として、コンペティションサポートや、イベント出演、オーディションの紹介なども行なっています。

また、独自に「業界EXPO」という大手企業が集結する就職サポートイベントを開催しているのも特徴ですね。
東京・名古屋・大阪・福岡の主要都市で約1000社の企業が参加するようです。
他校の学生がいない中での独自開催のため、優位に就職活動を進められる可能性もあります。

就職実績とその傾向

主な就職実績

  • 株式会社東映アニメーション / 映像編集分野
  • M株式会社東京舞台照明 / コンサート・舞台スタッフ
  • 株式会社ヌーベルバーグ / テレビ放送・映画分野
  • HUNGRY YOUTH RECORDS / マスコミ出版・芸能スタッフ分野

エンタメ総合専門学校のため、芸能事務所スタッフや、ライブスタッフ、番組企画・制作など、芸能制作分野の就職先が多いようです。
一方でミュージシャン等の表舞台に立つような分野での就職情報はあまりありませんでした。

有名な卒業生はいる?

ここでは、東京ビジュアルアーツやその姉妹校を卒業し、世界で活躍している卒業生をご紹介します。
カンヌ国際映画祭でカメラドール(新人監督賞)、そしてグランプリを受賞した河瀨直美さんも東京ビジュアルアーツの姉妹校の卒業生です。
最近では、2020東京オリンピックの公式記録映画の監督も務められていましたね。
現在は東京ビジュアルアーツの特別講師にも任命されているようです。

東京ビジュアルアーツの強み

東京ビジュアルアーツの強み

東京ビジュアルアーツの強みは、なんと言っても実践的なカリキュラムが用意されているということです。
講師は現役プロ、授業で使用する機材も最新型という充実した環境で学べます!

一方で授業の内容は専門的な内容になるため、自分はどの分野のプロになりたいのかをしっかり見極め、そして「この分野でやっていくんだ」という確かな覚悟が必要です。

まとめ

東京ビジュアルアーツの学費や口コミについてご紹介してきました。
いかがでしたでしょうか?

学費は決して安いとは言えませんが、充実した設備や講師陣により実りの多い2年間を過ごせる学校であることは間違いなさそうですね。
そのためには、自分のやりたいこと・なりたいものをしっかりと認識し、数あるコースの中から自分にあったものを選び取る必要があります。
充実した学生生活を送るためにも、まずは資料請求やオープンキャンパスに行って、自分の目で確かめてくることをおすすめします!

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