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【日本・海外】ピアノコンクールのランキングをご紹介!難易度別で分かりやすい◎

Written by
2023.09.29
藤原佳菜子
【執筆・監修】藤原佳菜子

はじめまして。私は広島でライターとして活動しています。 小さい頃から音楽が大好きで、8年間ほどピアノを習っていました。 ピアノの魅力や情報を、読者の皆様にわかりやすく伝えていきたいです!

ピアノを習っていると、誰もが一度は耳にするのがコンクールです。 ピアノコンクールは練習の成果を発揮する大切な機会でもあります。 コンクールの数は国内だけでも200以上あり、子ども向けものから猛者が集まるハイレベルなものまでさまざまです。

実際に出場しコンクールで入賞するには、相当の練習と努力が必要とされます。 出場してみるという経験も大切ですが、自分に合ったコンクールを選ぶことも重要です。 そんなとき、この多くのコンクールの中からどれに出場するのか、各コンクールの基準を把握しておく必要があります

本記事では国内と海外のコンクールを難易度別にまとめているので、ぜひ参考にしてみてください! 色々なコンクールを知り、目標を持つきっかけとなれば幸いです。

【日本】難易度別ピアノコンクールランキング

難易度別ピアノコンクールランキング

日本国内で開催されているコンクールをランキング形式でまとめました。 レベルが高い順に並べ、入賞するために必要なレベルを星5段階で表しています。

1位 日本音楽コンクール

開催地 【予選・本選】東京都
時期 【予選】9月 【本選】10月
対象年齢 満17歳~満29歳
主催 毎日新聞社・NHK
難易度 ★★★★★(予選通過率2割)
課題曲 指定の中から1曲を選択popup
近年の受賞者 【1位】小嶋 早恵、坂口 由侑 【2位】該当者なし 【3位】藤平 実来 【入選】稲積陽菜
公式サイト 日本音楽コンクールpopup
特徴
日本のコンクールの中で最も古い歴史があり、通称「日本音コン」「音コン」と呼ばれています。 演奏時間が長いのが特徴で、1次予選から3次予選の合計は最長75分もあります。 時間が長いだけでなく、3回に渡る予選が1週間で行われるため、実力だけでなく精神的な強さも試されるコンクールです。

2位 全日本学生音楽コンクール

開催地 【予選・本選】北海道・東京・名古屋・大阪・北九州 【全国大会】神奈川
時期 【予選】8~9月 【本選】10~11月 【全国大会】11~12月
対象年齢 小学生~高校生
主催 毎日新聞社
難易度 ★★★★☆
課題曲 各部門、指定の3曲を演奏。演奏順は自由。popup
近年の受賞者 【小学校の部】中山まどか 【中学校の部】浅野良輔 【高校の部】鈴木凛
公式サイト 全日本学生音楽コンクールpopup
特徴
1947年から開催されている歴史あるコンクールで、「毎コン」とも呼ばれています。 予選は全国規模で行われますが、本選、全国大会に通過できるのはひと握りです。 全日本学生音楽コンクールで入賞できれば、キャリアに大きな箔がつくでしょう。

3位 ショパン国際ピアノコンクールinASIA

開催地 【地区大会】全国23地区のホール【全国大会】神奈川
時期 【地区大会】10~11月【全国大会・アジア大会】1月
対象年齢 幼児〜大学生/ソロアーティスト部門においては制限なし。
主催 ショパン国際ピアノコンクールinASIA 組織委員会
難易度 ★★★★☆(予選通過率4割)
課題曲 各部門ごとに異なるpopup
近年の受賞者 【NIFC賞】吉原佳奈 【IPMカトヴィッツェ賞】光山大輝 【特別優秀賞】坂口奈々美
公式サイト ショパン国際ピアノコンクールinASIApopup
特徴
2000年から開催され、有名なピアニストを多く輩出しています。 歴史は浅いですが、ショパンの称号があるだけにレベルは高いです。

4位 ピティナ・ピアノコンペティション

開催地 【予選】全47都道府県、250箇所以上【全国大会】東京
時期 【地区大会】10~11月【全国大会・アジア大会】1月
対象年齢 未就学児~22歳
主催 一般社団法人全日本ピアノ指導者協会(ピティナ)
難易度 ★★★☆☆(予選通過率3割)
課題曲 指定の中から2曲を選択popup
近年の受賞者 特急グランプリ:鈴木愛美(東京音楽大学4年生)
公式サイト ピティナ・ピアノコンペティションpopup
特徴
一般社団法人全日本ピアノ指導者協会のことを略し、ピティナと呼ばれています。 全47都道府県、250箇所以上の都市で開催されており、地区を跨ぎ出場することも可能です。 参加者はのべ3万人を超える規模なため、認知度が高いコンクールと言えます。 ピティナ・ピアノコンペティションの特徴は、指導者、参加者、運営者の3者で作られた世界最大の規模で行われる点です。 企画の立案から課題曲の設定、審査には、ピアノ指導者が積極的に関わっています。 これにより複合的な実践結果を生み出せるのです。 また全国の楽器店、音楽団体などが加わり、多方面で参加者の学習サポート体勢が整えられています。

5位 全日本ピアノコンクール

開催地 東京
時期 【地区大会】7.8月 【ブロック大会】10月 【全国大会】12月
対象年齢 未就学児~社会人
主催 一般社団法人日本音楽協会
難易度 ★★★☆☆
課題曲 各部門、指定の中から1曲を選択popup
近年の受賞者 【未就学児の部】本田茉莉奈 【小学生の部】(低学年)吉永悠人(中学年)高宮奈月(高学年)小田和佳 【中学生の部】布埜菜々子 【高校生の部】半田珠璃 【大学・院生の部】宮本真璃 【一般プロの部】(U30)正田彩音(U55)袴田実紀(056)田澤晴美 ※U30=アンダー30 【一般の部】(U30)内田瑠璃(U55)坂上絵里子(056)今井裕 【連弾の部】(U10)松井陽彩、栗原玲(U15)高橋玲広、 杉浦花音(U30)鈴木杏奈、鈴木桃子(031)北村真紀子、前田陽一郎
公式サイト 全日本ピアノコンクールpopup
特徴
コロナにより中止が続いていましたが、2020年から再び開催しています。 全国47地域に分けて行われる大会を始め、ブロック大会、全国大会の3つの段階があります。 一番の特徴は、公平に審査できるよう映像審査を取り入れている点です。 これにより振り返りでの視聴を可能にし、最初の演奏者の点数が低くなったり、高得点の次の演奏者の得点が低くなることを避けます。 ブロック大会以降は審査基準をwebに公開し、より審査の透明化を計っています。 これにより審査員には評価への信憑性や責任が求められるでしょう。 全国大会はコンクール当日、ライブ配信を行ってます。 今までクラシックコンクールに馴染みがなかった方でも参加できるよう、音楽をより楽しめるような取り組みです。

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6位 ヤマハジュニアピアノコンクール

開催地 【予選】映像審査【セミファイナル】各地方のホール 【グランドファイナル】第一生命ホール
時期 【予選】3月~4月【セミファイナル】5~6月 【グランドファイナル】7月
対象年齢 満15歳以下
主催 ヤマハ
難易度 ★★☆☆☆
課題曲 各部門ごとの課題曲+自由曲
公式サイト ヤマハジュニアピアノコンクールpopup
特徴

2016年に開催されたコンクールで、特徴はジュニア部門とユース部門で進み方が異なる点です。

ヤマハ ジュニア ピアノコンクール 開催概要 引用:ヤマハ

ユース部門に比べてジュニア部門の方が一段階多く、一次審査があります。
ヤマハ特約楽器店より選出・推薦を受けた者、またはweb審査を通過した者が、二次の映像審査に進めるという形です。
二次の映像審査を通過後、セミファイナルに出場できるという流れになります。

ジュニア部門で受賞すると、世界的なピアニストによるレッスンや、ヤマハ主催のコンサートの出演権が得られます。
ピアノを志す者にとって、貴重な経験となるでしょう。
ユース部門での受賞者は、2024年に開催予定の「Yamaha Rising Pianist Concert」に出場できる予定となっており、国内外でのピアノマスタークラスへの参加機会も与えられます。

7位 東京国際ピアノコンクール

開催地 東京
時期 【予選】6~8月【準本選】9~10月【本選】11~12月
対象年齢 3歳~
主催 東京国際芸術協会
難易度 ★★☆☆☆(通過率5割~7割)
近年の受賞者 【キッズ部門】安中茉子 【小学生部門】 (低学年)奥田莉紗(中学年)該当者なし(高学年)該当者なし 【中学生部門】岡部那由多 【高校生部門) (1年生)該当者なし(2年生)該当者なし(3年生)水田梁緒 【大学生部門】 (1年生)該当者なし(2年生)上田萌莉(3年生)該当者なし (4年生)桑原菜々子 【一般部門】該当者なし 【F部門)該当者なし 【A部門】大塚慎二郎
課題曲 各部門ごとの設定時間内でバロック期~近現代期の自由曲1曲popup (キッズ~小学生高学年の部は除く)
公式サイト 東京国際ピアノコンクールpopup
特徴
もっとピアノを勉強したいという気持ちを発掘するべく、小学生から社会人までを対象に音楽文化財の発展や向上を目的としているコンクールです。 3歳から出場でき、全16部と部門が細かく分類されています。

8位 グレンツェンピアノコンクール

開催地 【予選】動画審査 【ホール大会】福岡または東京
時期 【予選】9~1月【ホール大会】翌4月
対象年齢 未就学児~成人
主催 グレンツェルピアノ研究会
難易度 ★☆☆☆☆(予選通過率8割)
課題曲 11月発表
近年の受賞者 【金賞】田中風香(東京)
公式サイト グレンツェルピアノ研究会popup
特徴
課題曲はバロック・古典・ロマン派・近現代の幅広い時代の中の、西洋音楽、南米メキシコ音楽、ジャズのジャンルの中から選定されます。 審査員によるコメントをもらえるので、良かった点と課題点が明確になり、今後の練習の指針にできるでしょう。

9位 ブルグミュラーコンクール

開催地 東京・大阪等、各地区
時期 【地区大会】9~11月【ファイナル】11~12月
対象年齢 未就学児~成人
主催 ブルグミュラーコンクール実行委員会 株式会社東音企画
難易度 ★☆☆☆☆(予選通過率5割)
近年の受賞者 各地区、各部門ごとに金賞が与えられるpopup
課題曲 各部門ごと、指定の範囲から選曲popup
公式サイト ブルグミュラーコンクールpopup
特徴
ピアノのレッスンで取り入れられることが多いブルグミュラーを中心に開催されているコンクールです。 何歳からでも挑戦できるピアノコンクールをテーマに、全国80箇所で開催されています。

10位 カワイ音楽コンクール

開催地 【予選】全国各地 【大会】全国主要都市11会場 【全国大会】神奈川
時期 【予選・地区本選】12~翌7月【全国大会】8月
対象年齢 【こどもピアノコンクール】中学生以下のカワイ音楽関連の生徒 【ピアノコンクール】高校1年生以下を対象
主催 カワイ音楽コンクール委員会
難易度 ★☆☆☆☆
近年の受賞者 【大賞】金森愛
課題曲 【こどもピアノコンクール】課題曲より1曲を暗譜演奏popup 【ピアノコンクール】課題曲より1曲を暗譜演奏popup
公式サイト カワイ音楽コンクールpopup
特徴
世界に誇る日本の音楽メーカー「カワイ」が主催のコンクールです。 カワイのピアノコンクールには2種類あり、「カワイピアノコンクール」と「カワイこどもピアノコンクール」があります。 カワイピアノコンクールは小・中学生以上が対象で、入賞者からは多くのピアニストを輩出しています。 カワイこどもピアノコンクールは小学6年生までを対象としており、技術レベルの競争ではなく、音楽性に重きを置かれた審査がされています。 選曲が易しくても難しくても、音楽的な演出表現に高い評価が与えられます。

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【海外】難易度別ピアノコンクールランキング

海外 難易度別ピアノコンクールランキング

海外で開催されているコンクールを、難易度が高い順にご紹介します。

1位 フレデリック・ショパン国際ピアノコンクール

開催地 【ポーランド】ワルシャワ・フィルハーモニー
時期 【事前審査~三次審査】4~10月 【ファイナル】10月 次回開催は2025年(5年ごとに開催)
対象年齢 1990~2004年生まれの者
主催 フレデリック・ショパン研究所
難易度 ★★★★★
近年の受賞者 ブルース・リウ
課題曲 指定の範囲から選曲popup
公式サイト フレデリック・ショパン国際ピアノコンクールpopup
特徴
1927年から続いている最高峰のコンクールかつ、世界三大コンクールの一つです。 名に「ショパン」と名にあるように、ショパンの解釈者を発掘するべく開催されています。 課題曲も全てショパン作品から選ばれているのが特徴です。 審査の段階も多く、まずはビデオによる審査がありますが、ここを通過するだけでも非常に困難です。 優勝者や審査員は名のある人物ばかりなので、栄誉あるコンクールと言えるでしょう。
 
世界三大コンクールとは?
世界三大コンクールは以下3つのコンクールのことを指します。
  • エリザベト王妃国際音楽コンクール
  • チャイコフスキー国際コンクール
  • ショパン国際ピアノコンクール

2位 チャイコフスキー国際コンクール

開催地 【ロシア】モスクワ音楽院
時期 6月(4年ごと開催)
対象年齢 16~32歳
主催 チャイコフスキー国際コンクール組織委員会
難易度 ★★★★★
近年の受賞者 【1位】アレクサンドル・カントロフ(フランス) 【2位】藤田真央(日本)
課題曲 【一次】バッハ平均律クラヴィーア集よりプレリュード、 フーガ、古典ソナタ、チャイコフスキーの作品から1曲以上+ ショパン、リスト、ラフマニノフから1曲 【二次】50~60分のリサイタル 【ファイナル】チャイコフスキーのコンツェルト+その他の作曲家の曲をオーケストラと共演
公式サイト チャイコフスキー国際コンクールpopup
特徴
チャイコフスキーにちなんだコンクールで、3曲の協奏曲を演奏するためレベルは非常に高いです。 過去の優勝者も実力の高い者ばかりです。

3位 エリザベト王妃国際音楽コンクール

開催地 【ベルギー】ブリュッセル
時期 5~6月(4年ごとに開催)
対象年齢 18歳以上30歳未満
主催 エリザベト王妃国際音楽コンクール事務局
難易度 ★★★★★
近年の受賞者 【1位】ジョナサン・フォーネル(フランス) 【3位】務川彗悟(日本) 【4位】阪田知樹(日本)
課題曲 【一次】バッハ平均律クラヴィーア集よりプレリュード、 フーガ、古典ソナタ、指定の作曲家のエチュードから2曲 【セミファイナル】30~35分のプログラムを2つ用意し、本番29時間前に指定された方を演奏。 更にコンクールのために作られた5分程度の曲+モーツァルトのコンツェルトを オーケストラと共演で演奏。 【ファイナル】当日渡される曲に取り組む
公式サイト エリザベト王妃国際コンクールpopup
特徴
もとはイザイ国際コンクールという名前でしたが、第二次世界大戦により中断したのち、音楽に深い理解があった元王妃エリザベト王妃の名を取り、再び開催されました。 世界三大コンクールの一つでもあり、非常にハイレベルなコンクールです。

4位 ジュネーヴ国際音楽コンクール

開催地 【スイス】(ジュネーヴ)
時期 10~11月
対象年齢 不明
主催 ジュネーブコンクール財団
難易度 ★★★★☆
近年の受賞者 【1位】ケヴィン・チェン(カナダ) 【2位】セルゲイ・ベリャフスキー(アメリカ) 【3位】五十嵐薫子(日本)
課題曲 【一次】ブラームス、ショパン、シューベルト、シューマンの作品から1曲。 指定のモーツァルト作品から1曲。スイスの作曲家の作品を1曲。 【二次】ベートーヴェンのソナタから1曲。ドビュッシーの作品から1曲。 1950年以降の指定の作品から1曲。 【セミファイナル】モーツァルト作品自由曲。 アンサンブルによる60分のプログラム演奏。 【ファイナル】指定リスト内から任意のピアノ協奏曲
公式サイト ジュネーヴ国際音楽コンクールpopup
特徴
ジュネーヴ国際音楽コンクールは、まず課題曲で課されるレベルが高いです。 このレベルがこなせる実力者が何百人とエントリーし、その中で予選を突破できるのは数十名程度です。 更にファイナルで受賞に値するものがいないと判断された場合、該当者なしとされることがあります。 相当厳格な審査が行われるため、安易に受賞者を出さない点でも有名です。

5位 ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール

開催地 【アメリカ】テキサス州
時期 6月(4年おきに開催)
対象年齢 不明
主催 ヴァン・クライバーン財団
難易度 ★★★★☆
近年の受賞者 【1位】辻井伸行(2009年) 【1位】イム・ユンチャン(2022年)
課題曲 【予選】20分以内のリサイタルpopup 【準々決勝】30分以内のリサイタル 【準決勝】40分間のリサイタル 【決勝】指定内から1曲
公式サイト なし
特徴
ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールは、日本人ピアニストの辻井伸行さんが受賞したことで、国内での知名度が高まったコンクールです。 部門はピアノのみで、優勝者には10万ドルの賞金と自らの選曲での世界ツアーコンサートの権利が与えられます。 この報酬が豊富なだけあって、課題曲は世界で最も多いです。

6位 リーズ国際ピアノコンクール

開催地 【イギリス】リーズ
時期 【一次】4月【2次~4次】9月(3年おきに開催)
対象年齢 18~28歳
主催 リーズ国際ピアノコンクール事務局
難易度 ★★★★☆ bc
近年の受賞者 【1位】アリム・バイゼンバエフ(カザフスタン) 【2位】小林海都(日本)
課題曲 【一次】指定作曲家の作品より25分~30分以内の演奏 【二次】指定作曲家の作品より50分~55分いないの演奏 【セミファイナル】夜の小品及び任意の作品を含む65分~70分の演奏 【ファイナル】指定作曲家の課題協奏曲より選択
公式サイト なし
特徴
名の知れたピアニストを多く輩出していることから、若手のピアニストにとって登竜門的な存在のコンサートです。 審査は4段階設定されていますが、任意の作品も組み込むため技術や表現力だけでなく、構成力も求められます。 優勝者には、賞金に加えハレ管弦楽団のコンサートへの出演権が与えられます。

7位 ブゾーニ国際ピアノコンクール

開催地 【イタリア】ボルツァーノ
時期 8~9月(2年おきに開催)
対象年齢 16~30歳
主催 不明
難易度 ★★★☆☆
近年の受賞者 【1位】アルセニ―・ムン 【2位】アンソニー・ラティノフ 【3位】山崎亮汰
課題曲 【予選】ショパンまたはリストのエチュード1曲+ 指定作曲家のエチュード1曲+自由曲1曲、計20分のプログラム 【セミファイナル】ブゾーニの作品から1曲+自由曲、計40~45分のプログラム 【ファイナル一次】ブゾーニ校訂版バッハ1曲+ベートーヴェンソナタ1曲+5分間の委嘱曲+自由曲、 計55分~60分のプログラム 【ファイナル二次】モーツァルトの協奏曲から1曲弾き振り 【グランドファイナル】指定の協奏曲リストから1曲
公式サイト なし
特徴
著名なピアニストを輩出していることから、世界が注目しているコンクールです。 予選、本選が毎年交互に行われています。 審査が5段階あり長丁場のコンクールですが、初戦は20分のプログラムなので挑戦しやすいです

8位 ロン・ティボー国際音楽コンクール

開催地 【フランス】パリ
時期 10~11月
対象年齢 16~33歳
主催 不明
難易度 ★★★☆☆
近年の受賞者 【1位】亀井聖矢、イ・ヒョク
課題曲 【一次】指定のショパン作品より20分以内のプログラム 【セミファイナル】シューマンまたはブラームスのソナタ1曲+ フランス作曲家の作品で40分以内のプログラム 【ファイナル】ソロリサイタルは60分以内のプログラム。協奏曲は指定の中から1曲。
公式サイト ロンティボー国際音楽コンクール
特徴
1943年にパリで誕生したコンクールですが、日本人も数多くの入賞歴を残しています。 2022年度では入賞者のほとんどがアジア出身者で占め、1位は日本人となりました。

9位 ルービンシュタイン国際ピアノコンクール

開催地 【イスラエル】テルアビブ
時期 3~4月(3年おきに開催)
対象年齢 18~32歳
主催 不明
難易度 ★★★☆☆
近年の受賞者 【1位】ケヴィン・チェン(カナダ) 【2位】ギオルギ・ギガシヴィリ(ジョージア) 【3位】黒木雪音(日本)
課題曲 【一次】古典派、ロマン派、イスラエル作曲家の作品を含めた、 計35〜40分のリサイタル形式 【二次】一次と同じ要素で50~60分のリサイタル形式 【ファイナル】指定の中から1曲ずつ選択し、計3曲を演奏
公式サイト なし
特徴
海外のコンクールの中でも比較的厳しい審査が行われます。 その反面、優勝者の活躍が顕著でないので順位は低めに設定してあります。

10位 エトリンゲン国際青少年ピアノコンクール

開催地 【ドイツ】エトリンゲン
時期 8月(2年おきに開催)
対象年齢 【A部門】24歳~【B部門】30歳
主催 不明
難易度 ★★★☆☆
近年の受賞者 原田怜
課題曲 【一次】バッハの平均律、ハイドンから任意のソナタ1楽章、自由曲 【本選】ベートーヴェンから任意のソナタ全楽章、 ロマン派から1曲、近代曲から1曲、計30~40分
公式サイト なし
特徴
過去に中国人の入賞者がいたことからかアジア人の参加者が多く、その割合は9割をにも及びます。 対象年齢に下限がないので、子どもでも参加できるコンクールです。

【まとめ】日本・世界各地のコンクールをおさらい

日本・世界各地のコンクール

今回は国内・海外のコンクールを難易度順にまとめてご紹介しました。 ランキングをおさらいすると、以下のとおりです。

【国内】
  1. 日本音楽コンクール
  2. 全日本学生音楽コンクール
  3. ショパン国際ピアノコンクールinASIA
  4. ピティナ・ピアノコンペティション
  5. 全日本ピアノコンクール
  6. ヤマハジュニアピアノコンクール
  7. 東京国際ピアノコンクール
  8. グレンツェンピアノコンクール
  9. ブルグミュラーコンクール
  10. カワイ音楽コンクール
【海外】
  1. フレデリック・ショパン国際ピアノコンクール
  2. チャイコフスキー国際コンクール
  3. エリザベト王妃国際音楽コンクール
  4. ジュネーヴ国際音楽コンクール
  5. ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール
  6. リーズ国際ピアノコンクール
  7. ブゾーニ国際ピアノコンクール
  8. ロン・ティボー国際コンクール
  9. ルービンシュタイン国際ピアノコンクール
  10. エトリンゲン国際青少年ピアノコンクール

自分のレベルに合いそうなコンクールは見つかったでしょうか。 対象年齢に関しては、国内だと年齢で部門を分けているところが多いため、低年齢でも出場しやすいです。

海外ではどうしても世界規模になるのでレベルが上がりますが、予選は易しめのものもあります。 志高く、目標を持ってチャレンジしてみてください!

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