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目次
- 音響芸術専門学校はハイスペックな学校!
- 基本情報
- 歴史
- 入学資格について
- 偏差値・倍率は高い?
- 入学試験について
- 出願手続き
- オープンキャンパスについて
- 学科・コースと学費について
- 学科・コース
- 学費
- 奨学制度
- 学費免除について
- 音響芸術専門学校の口コミと評判
- 教育内容やサポート体制に関する口コミ
- 学校生活や進路に関する口コミ
- 音響芸術専門学校の就職先
- 就職実績について
- 有名な卒業生はいる?
- 【レコーディングエンジニア】身元季衣さん
- 【ラジオミキサー】寺本剛さん
- 就職サポートはある?
- 就職につながる授業
- インターンシップ制度
- 安心のWサポート
- 音響芸術専門学校の講師と教育内容
- 【音響設計家】中原雅孝先生
- 【PAエンジニア/音響デザイナー】高橋宏幸先生
- 【サウンドデザイナー/ミキシングエンジニア】染谷和孝先生
- 音響芸術専門学校の強み3選
- 第一線の現場体験
- プロ仕様の設備や機材
- 卒業制作
- まとめ
音響芸術専門学校は、東京都港区にある日本初の音響専門学校です。
その名の通り音響のスペシャリストを育成する学校で、就職に強い音芸として知られています。
さらに、音響や録音技術、ビジュアルアート制作など、音楽業界で活躍するための多彩な学科があり、卒業後のアフターフォローも充実している学校です。
高校生はもちろん、転職を考える社会人にも注目される音響芸術専門学校ですが、就職先や学費、口コミも気になりますね。
そこで今回の記事では、音響芸術専門学校について徹底解説いたします。
学科や授業内容もご紹介していますので、参考にしていただけると嬉しいです。
〜この記事で分かること〜
- 音響芸術専門学校はハイスペックな学校!
- 学科・コースと学費について
- 音響芸術専門学校の講師と教育内容
- 音響芸術専門学校の強み3選
- 音響芸術専門学校の口コミや評判
- 音響芸術専門学校の就職先
音響芸術専門学校はハイスペックな学校!
まずは、音響芸術専門学校の基本情報や歴史をご紹介いたします。
基本情報
所在地 | 東京都港区西新橋3-24-10 |
---|---|
交通アクセス | ・都営三田線「御成門駅」A5出口から徒歩1分 ・JR「新橋駅」または「浜松町駅」から徒歩11分 ・大江戸線/浅草線「大門駅」A6出口から徒歩8分 ・日比谷線「神谷町駅」3番出口から徒歩6分 |
設置学科 (修業年数) |
【全7学科】 ・録音・PA技術科(2年) ・ライブ音響・コンサートスタッフ科(2年) ・ミュージカル&ステージスタッフ科(2年) ・音響監督・ビジュアルアート制作科(2年) ・音響テクニカル・アーティスト科(3年) ・夜間総合学科(2年) ・音響技術研究科(1年)※卒業生を対象とする学科 |
学生寮 | 提携会社が運営する学生向けマンションや学生会館を推奨。 |
奨学生制度 | 音芸・特別奨学生制度あり |
歴史
1973年、日本初の音響専門教育機関として開校した音響芸術専門学校。
開校以来、音響関連の学科が増設されるとともに、最新鋭の音響機器などが導入されてきました。
2007年、現在の名称『音響芸術専門学校』に改名し、2016年には2.5次元ミュージカルなどの影響で「ミュージカル&アーティスト科」、2020年に3年制の「音響テクニカル&アーティスト科」が開設されました。
アットホームな教育環境と経験豊富な講師陣の指導により、現在は多くの卒業生が音楽業界で活躍しています。
入学資格について
音響芸術専門学校の入学資格は、一般・推薦・AO入試共通です。
ちなみに、新入生の高校新卒者の割合は約6〜7割で、他校よりも平均年齢が高い傾向があります。
このように、大卒や社会人経験者といった学生が多いのも、音響芸術専門学校の特徴の一つです。
入学資格は以下の通り。
- 高等学校卒業(見込み)または同等以上の学力を有する方
- 高等学校卒業程度認定試験または大学受験資格検定の合格者
- 海外で12年以上の学校教育を受けた方
- 留学希望者で入学資格を満たす、または満たす見込みのある方
偏差値・倍率は高い?
音響芸術専門学校の一般入試では、基礎学力を確認するための適性テストが行われます。
簡単な計算や漢字の読み書きという内容の学力試験のため、目安となる偏差値は公表されていません。
さらに、入試の倍率も一斉試験が行われず非公開のため不明です。
入学試験について
一般入試 | 【入試日程】 第1次:2024年11月23日 第2次:12月4日 第3次:2025年1月18日 第4次:2月8日 第5次:3月1日 欠員入試:3月24日 【試験内容】 書類審査 適性テスト(マークシート式) 面接試験 |
---|---|
推薦入試 | 【入試日程】対面/オンライン 第1次:2024年10月26〜27日 第2次:12月14〜15日 【試験内容】 書類審査 面接試験 |
AO入試 | 【入試日程A】対面/オンライン 第1次:2024年7月6〜7日 第2次:8月10〜11日 第3次:9月14〜15日 第4次:10月5〜6日 第5次:10月26〜27日 【入試日程B】対面/オンライン 第1次:11月23〜24日 第2次:12月14〜15日 第3次:2025年1月18〜19日 第4次:2月8〜9日 第5次:3月1〜2日 【エントリーシート取得方法】 オープンキャンパス 個別学校見学 オンライン学校説明会 学外説明会 上記のいずれかに参加すること 【試験内容】 エントリーシート提出 面接試験(来校またはオンラインZoom) |
奨学生制度 | 音芸・特別奨学生制度あり |
引用元:公式サイト
出願手続き
提出書類 | 入学願書 高校調査書(卒業証明書や合格証書でも可) |
---|---|
提出方法 | 書留郵送(受験料は郵便為替) 来校して事務局に直接提出 |
受験料 | 20,000円 |
引用元:公式サイト
オープンキャンパスについて
音響芸術専門学校では、個別見学や体験入学などのオープンキャンパスやオンラインや学外での学校説明会を開催しています。
オープンキャンパスは、個別見学・相談会と体験入学の2パターンがあり、開催時間や内容が異なります。
ちなみに、AO入学を希望する場合は、いずれかのオープンキャンパスに参加することが条件です。
【開催日】
8月3・18・22・24・31日
9月7・21日
10月12・19日
11月10・16日
12月7・26日
【開催時間】
個別見学・相談会:10:00〜12:00
体験入学:13:00〜15:30
【申込み方法】
公式サイトのオープンキャンパスお申し込みフォームから。
引用元:公式サイト
個別見学・相談会は、主に施設見学や説明会を中心とした個別対応のオープンキャンパスです。
一方、体験入学は学校説明会に加えて実習スタジオで模擬授業を行ったり、個別相談が含まれます。
学科・コースと学費について
ここからは、音響芸術専門学校の学科・コースと学費について詳しく解説いたします。
学科・コース
音響芸術専門学校には、働きながら学べる夜間総合学科や3年制の学科が開設されています。
どの学科も、専門性が高く実践的な授業が多いです。
録音・ PA技術科 |
音響技術に特化した専門性の高いカリキュラムで、優れたエンジニアの育成を目指す。 主に、レコーディングやPA・SRなどの授業や実習がある。 |
---|---|
ライブ音響・ コンサートスタッフ科 |
PA音響や照明をはじめ、イベントビジネスや制作などステージ業界で活躍するためのスキルを身につけられる。 |
ミュージカル& ステージスタッフ科 |
ミュージカルや演劇業界で、音響・照明・マネージメントなどのスタッフ業務に携わるための知識を学べる。 |
音響監督・ ビジュアルアート 制作科 |
映像コンテンツ制作について総合的に学ぶ学科。 技術や演出力を身につけ、クリエイターとして活躍する人材を育てる。 |
音響テクニック・ アーティスト科 |
唯一の3年制学科。 アニメや映画など、あらゆるエンタメにおいてハイレベルな音のスペシャリストを育成。 |
夜間総合学科 | 仕事またはWスクールも可能で、昼間部と同じカリキュラムを選択できる。 短期集中プログラムで、実践的な授業が行われる。 |
音響技術研究科 | 音芸の卒業生が進学できる上級コース。 最先端の技術を習得し、即戦力となるエンジニアやスタッフを育成。 |
引用元:公式サイト
学費
学科共通の学費は、以下の通りです。
年間納入金には、設備費・維持費・実習費が含まれますが、教科書や用具代金は別途料金となっています。
1年次 | 2年次 | 3年次 (音響テクニカル・ アーティスト科) |
夜間総合 | |
---|---|---|---|---|
入学金 | 360,000円 | ‐ | ‐ | 260,000円 |
授業料 (基本) |
【前期】 400,000円 【後期】 400,000円 |
【前期】 400,000円 【後期】 400,000円 |
【通年】 200,000円 |
【前期】 240,000円 【後期】 240,000円 ※2年次も同じ |
年間 納入金 |
1,500,000円 | 124,000円 | 500,000円 | 【1年次】 990,000円 【2年次】 800,000円 |
引用元:公式サイト
奨学制度
音響芸術専門学校には独自の奨学生制度があり、条件を満たす学生は学費の一部または全額免除が適用されます。
音芸・特別奨学生制度では、1年次の成績や出席状況が優秀な学生に対して面接や書類審査を行い、2年次の学費が免除となるケースもあります。
さらに、災害支援特別措置奨学生制度も設けられ、対象となる学生は申請可能です。
その他、日本学生支援機構や国の教育ローンといった公的な学費サポートも行っています。
各種奨学金の詳細は、公式サイトでご確認ください。
学費免除について
奨学金制度とは別に、AO入試合格者(A日程)には特典として1年次の前期授業料から50,000円(夜間部は30,000円)が免除となります。
(特待生入試合格者は対象外)
一方で、音芸特待生入試の合格者は3つの評価別に、1年次の前期授業料免除が適用されます。
- S特待合格:全額免除
- A特待合格:50%免除
- B特待合格:25%免除
引用元:公式サイト
音響芸術専門学校の口コミと評判
音響芸術専門学校の口コミや評判を、公式サイトや専門学校紹介サイトなどを参考にまとめています。
参考サイト:公式サイト
参考サイト:みんなの専門学校情報
教育内容やサポート体制に関する口コミ
まずは、音響芸術専門学校の授業やサポートに関する口コミをご紹介します。
- 授業が分かりやすい
- 現役で活躍する先生からも教えてもらえる
- 基礎から学べるので安心
- 幅広い知識が身につく
- クラス分けが成績順になっている
- 少人数制の授業なので質問しやすい
- 専門性が高いので方向転換が難しい
- 講師の都合で授業の期間が不規則になることがある
最も多いのは、授業が丁寧で分かりやすいという口コミです。
実際に現場で活躍する方からの指導は、仕事のイメージがリアルに伝わるのですね。
一方で、専門性が高い授業だからこそ、方向転換をしたくなっても難しいという意見もありました。
履修する授業を上手く組み合わせると、幅広い分野に通用するのかもしれませんね。
学校生活や進路に関する口コミ
続いて、学校生活や就職サポートに関する口コミです。
- 同じ目標を持ったクラスメイトと出会えるのは良い
- 明るく社交的な人が多い
- 少人数制のクラスで団結力がある
- 先輩たちからも指導してもらえる
- 設備が充実している
- サポート体制が良く希望する就職先に進む学生が多い
- 資格が取りやすい学校だと思う
- 積極性がないと就職や学業が厳しい一面がある
- 交通アクセスは良いが電車や駅の混雑は必須
友人関係の良さやアットホームな雰囲気に定評があり、学校生活を満喫している学生が多いことが分かります。
卒業制作にも団結力が活かされているのだと思います。
一方、手厚い就職サポートがあるものの、自分から積極的に動かないと希望通りにならないという意見もありました。
個別相談や説明会などを上手に利用して、自ら動くことが大切なのですね。
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音響芸術専門学校の就職先
ここからは、音響芸術専門学校の卒業生の就職状況について解説いたします。
就職実績について
ここでは、音響芸術専門学校の主な就職先を分野ごとにまとめています。
音楽レコーディング | ・キングレコード関口台スタジオ ・ビクター青山スタジオ ・サウンドイン・スタジオ ・ユニバーサル・スタジオ ・音響ハウス他 |
---|---|
コンサートホール・ ライブはうす |
・東京芸術劇場 ・帝国劇場 ・横浜みなとみらいホール ・SHIBUYA TAKEOFF ・LOFT他 |
舞台・ミュージカル | ・劇団四季 ・青山劇場 ・パシフィックアートセンター ・劇団かかし座 ・劇団ポプラ 他 |
テレビ局・映画関連 | ・NHK ・テレビ東京 ・TBS緑山スタジオ・シティ ・ニッポン放送 ・東宝スタジオ ・東映東京撮影所 ・国際放映スタジオ他 |
ゲーム制作 | ・バンダイナムコ ・スクウェア・エニックス ・タイトー ・アトラス ・コナミ他 |
ホール音響設定 | ・永田音響設計 ・TDK ・パイオニア ・スタジオイクイプメント ・クウォンテル他 |
引用元:公式サイト
全体の割合としては、コンサートホールや舞台技術関連の企業が多い傾向があります。
音響や照明技術、イベント制作など総合的なスキルが求められる現場で、多くの卒業生が活躍していますね。
有名な卒業生はいる?
【レコーディングエンジニア】身元季衣さん
株式会社Chinetにレコーディングエンジニアとして勤務。
これまで、CHEMISTRYやゴスペラーズなどの作品に関わり、多彩な音楽ジャンルで活躍しています。
学生時代は無我夢中で勉強したという身元さんは、毎日刺激を受けつつ初心を忘れずに過ごしたいと語っていました。
【ラジオミキサー】寺本剛さん
株式会社ミックスゾーンにラジオミキサーとして勤務。
主に「オールナイトニッポンGOLD」「高田文夫のラジオビバリー昼ズ」などを担当しています。
音響芸術専門学校の卒業生はプロ意識が高く現場での信頼も厚いと語る寺本さんは、改めて音芸は環境に恵まれていると話していました。
就職サポートはある?
就職に強いと言われる音響芸術専門学校では、学生一人ひとりに合わせた就職サポートを行っています。
就職につながる授業
各学科の時間割の中には、企業研究や会社訪問といった就職を見据えた内容の授業が組み込まれています。
また、音響芸術専門学校の卒業生からレクチャーを受ける機会もあり、学生がより現場への理解を深められます。
インターンシップ制度
在学中に対象企業でのインターンシップ制度を設け、実務体験から就職につながるように支援しています。
さらに、学校独自の求人検索システムで、各企業の情報や過去の実績などを提供し就業支援を行っています。
安心のWサポート
学生のスクールライフをサポートするクラス担任と就職相談専門の進路指導担当教員によるWサポートです。
個別カウンセリングはいつでも対応可能で、学生が希望する進路に進めるように就職活動を支援します。
音響芸術専門学校の講師と教育内容
音響芸術専門学校には、およそ30名の講師が在籍しています。
その中から、3名の講師をご紹介します。
参考サイト:講師一覧はこちら
【音響設計家】中原雅孝先生
サウンドスタジオの音響設計において名高い中原雅孝さん。
これまで、音響理論と現業設計を融合させた手法で、さまざまな音響スタジオ設計に携わってきました。
授業では、ハイレベルな音響理論とともに実践的な音響技術を伝え、第一線で活躍する人材を育成しています。
【PAエンジニア/音響デザイナー】高橋宏幸先生
音響芸術専門学校の第10期生だった高橋宏幸さんは、録音・PA技術科を卒業後「株式会社ミックスゾーン」に入社しました。
その後、PAエンジニアとしてニッポン放送やJ-WAVEの公開番組やコンサートミキサーなどを担当。
授業では、実習科目を中心にPA現場の基礎から応用を指導しています。
【サウンドデザイナー/ミキシングエンジニア】染谷和孝先生
「オーディオ・エンジニアリング・ソサイアティ」日本支部の支部長を務めた染谷和孝さんは、これまで『ホタルノヒカリ』『ROOKIES劇場版』『FinalFantasyX』などの映画作品に携わりました。
学校では「映像音楽研究」を担当し、立体音響の基礎や音と映像の関係性などを実践的な授業で指導しています。
音響芸術専門学校の強み3選
音響芸術専門学校の強みといえば就職ですが、専門性の高いカリキュラムや卒業制作にも定評があります。
第一線の現場体験
音響芸術専門学校では、カリキュラムの一環として学外授業・企業訪問・インターンシップといった専門業種に触れる機会を設けています。
卒業生が活躍する現場を訪れて働き方や仕事内容についての説明を受けたり、イベント展示会を見学するなど、就職に役立つ授業が中心です。
さらに、これらの現場体験を実現する業界とのつながりも強みと言えます。
このネットワークによって企業の求人情報やインターンシップの紹介も円滑に行えるのです。
プロ仕様の設備や機材
本館校舎には、ハイスペックな未来型ライブハウスや音の反射が起こらない無響室など、プロの現場さながらの設備が整っています。
さらに、実習専用棟にはマスタリングスタジオや機器オペレーションルームといった作品制作や映像編集のための教室が充実しています。
プロの制作現場を再現した実習室は、音響機器の接続やオペレーションなど実践的な授業に使われ、音声記録機器は一人1セットが基本です。
卒業制作
音響芸術専門学校では、2年間の集大成となる卒業制作の発表会を実施。
在学中に授業で習得したスキルを活かして、ミュージックビデオやライブ映像制作、作曲など個性的な作品が公開されます。
ちなみに、第51期生の卒業制作・研究発表会はオンラインで行われました。
参考サイト:詳細はこちら
まとめ
今回は、東京都港区にある音響芸術専門学校について詳しく解説してきました。
音楽業界でも知名度が高く、卒業生は音響技術やイベント制作などのスタッフとして活躍しています。
在学中の実習がそのまま就職につながるケースもあり、業界ネットワークが広いのも強みです。
興味を持った方は、まずオープンキャンパスに参加して学校見学や授業を体験してみてください。
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