3歳から12歳までピアノ教室に通っていました。その後は中学・高校でコンクールや行事で伴奏をしていました。現在は趣味で弾き語りや基礎練習を続けて、兄弟に教えています。 音楽の楽しさと壁の乗り越え方を、経験をもとに伝えていきます。
目次
- 【初級向け】クラシックピアノのおすすめ30選
- 【メヌエット ト長調】バッハ
- 楽譜(原曲)
- 楽譜付き動画
- 曲の特徴
- 【メヌエット ト短調】バッハ
- 楽譜(原曲)
- 楽譜付き動画
- 曲の特徴
- 【マーチ ニ長調】バッハ
- 楽譜(原曲)
- 楽譜付き動画
- 曲の特徴
- 【平均律クラヴィーア 第1番 ハ長調】バッハ
- 楽譜(原曲)
- 楽譜付き動画
- 曲の特徴
- 【さらばピアノよ】ベートーヴェン
- 楽譜(原曲)
- 楽譜付き動画
- 曲の特徴
- 【月光】ベートーヴェン
- 楽譜(原曲)
- 楽譜付き動画
- 曲の特徴
- 【雨だれ】ショパン
- 楽譜(原曲)
- 楽譜付き動画
- 曲の特徴
- 【古いフランスの歌】チャイコフスキー
- 楽譜(原曲)
- 動画付楽譜
- 曲の特徴
- 【ピアノソナタ ハ長調】モーツァルト
- 楽譜(原曲)
- 楽譜付き動画
- 曲の特徴
- 【G線上のアリア】バッハ
- 楽譜(原曲)
- 楽譜付き動画
- 曲の特徴
- 【無伴奏チェロ組曲 第1番】バッハ
- 楽譜(原曲)
- 楽譜付き動画
- 曲の特徴
- 【パストラーレ】バッハ
- 楽譜(原曲)
- 楽譜付き動画
- 曲の特徴
- 【主よ、人の望みの喜びよ】バッハ
- 楽譜(原曲)
- 楽譜付き動画
- 曲の特徴
- 【アヴェ・マリア】グノー
- 楽譜(原曲)
- 楽譜付き動画
- 曲の特徴
- 【アリオーソ】バッハ
- 楽譜(原曲)
- 楽譜付き動画
- 曲の特徴
- 【ローエングリン 婚礼の合唱】ワーグナー
- 楽譜(原曲)
- 楽譜付き動画
- 曲の特徴
- 【亜麻色の髪の乙女】ドビュッシー
- 楽譜(原曲)
- 楽譜付き動画
- 曲の特徴
- 【アラベスク第1番】ドビュッシー
- 楽譜(原曲)
- 楽譜付き動画
- 曲の特徴
- 【トロイメライ】シューマン
- 楽譜(原曲)
- 楽譜付き動画
- 曲の特徴
- 【知らない国々】シューマン
- 楽譜(原曲)
- 楽譜付き動画
- 曲の特徴
- 【初めての悲しみ】シューマン
- 楽譜(原曲)
- 楽譜付き動画
- 曲の特徴
- 【勇ましい騎手】シューマン
- 楽譜(原曲)
- 楽譜付き動画
- 曲の特徴
- 【ミニョン】シューマン
- 楽譜(原曲)
- 楽譜付き動画
- 曲の特徴
- 【運命】ベートーヴェン
- 楽譜(原曲)
- 楽譜付き動画
- 曲の特徴
- 【小曲】シューマン
- 楽譜(原曲)
- 楽譜付き動画
- 曲の特徴
- 【小さな羊飼い】ドビュッシー
- 楽譜(原曲)
- 楽譜付き動画
- 曲の特徴
- 【ピアノソナタ第35番 ハ長調(後半)】ハイドン
- 楽譜(原曲)
- 楽譜付き動画
- 曲の特徴
- 【セレナード】ハイドン
- 楽譜(原曲)
- 楽譜付き動画
- 曲の特徴
- 【結婚行進曲】メンデルスゾーン
- 楽譜(原曲)
- 楽譜付き動画
- 曲の特徴
- 【ブルクミュラー25の練習曲 3番】ブルクミュラー
- 楽譜(原曲)
- 楽譜付き動画
- 曲の特徴
- クラシックピアノは初心者でも格好良く楽しめる!
皆さんは初めて聞いたピアノ曲を覚えていますか。
スーパーや街頭で流れる曲は、クラシックなことが多いんです。
そんなクラシック曲を動画で検索すると、かなりの上級者ばかり出てきてしまいます。
今回はクラシックに憧れ、簡単な曲があるなら挑戦したい人向けの曲を紹介します。
【初級向け】クラシックピアノのおすすめ30選
ピアノ初心者でも弾けるクラシックを30曲紹介します。
是非参考にしてみてください。
【メヌエット ト長調】バッハ
楽譜(原曲)
音数も比較的少なくシンプルな印象を受けます。
装飾が少ないので、メロディもしっかり聞き取れます。
楽譜付き動画
この曲は、より滑らかに一定のリズムで演奏することが大切です。
シンプルですがモルデントが頻繁に入ると、テクニックがあるように聞こえます。
モルデントとは、その音符の1つ低い音を素早く交互に弾くものです。
この楽譜の最初で例えると、ドに付いているので「ドシド 」となります。
曲の特徴
楽譜を見ると頻繁に繰り返されるメロディは、ほとんどが音階のまま弾いているんです。
これなら基礎練習の延長で挑戦しやすく、気軽にクラシックが弾けちゃいます。
【メヌエット ト短調】バッハ
楽譜(原曲)
暗い中で寂しく、定期的に入る高音が小さな光も感じさせます。また、しっかり左手の低音も出すことで、曲の雰囲気を出せるので意識して練習してみてください。
楽譜付き動画
楽譜にある通りのスラーやスタッカートを意識しましょう。
極端な強弱はないため、こういった小さな演奏記号がとても大切になります。
曲の特徴
短調はやや暗い雰囲気になることが多いので、明るい曲が苦手な人におすすめです。
実際に私の周りにも、「こんな感じのメロディは好きだけど、何か違う」といった人がメヌエットト短調を気に入っていました。
【マーチ ニ長調】バッハ
楽譜(原曲)
リピート記号までを1セットとして同じメロディが続きます。
2セット目は1音上がって始まり、さらに気持ちが軽くなるような雰囲気です。
のんびりとした公園で、力を抜いて楽しむ様子が目に浮かびます。
楽譜付き動画
両手ともにスラーやペダルで繋がっていても、少し跳ねる意識をしてみてください。
軽くて明るい印象を作れます。
曲の特徴
全体的に、スラーで繋がっている部分でも軽快な印象です。
耳に残りやすいメロディに加え、音階になっている部分もあるので小さな子供の発表会にもおすすめです。
【平均律クラヴィーア 第1番 ハ長調】バッハ
楽譜(原曲)
平均律クラヴィーアは24番まであり、24種類全ての調を指しています。
連符や高度なテクニックを必要とする曲に挑戦したい人は、ぜひ24番までチェックしてみてください。
楽譜付き動画
最初の部分は、左手で2音弾いて合図を出してあげる、それに乗っかって右手が連符を弾くと思うと簡単です。
慣れるまでは前半と後半の好きな方だけでも良いので、是非挑戦してみてください。
曲の特徴
出だしからテンポの速さや連符に驚きがちですが、いざ弾いてみると流れ作業に近いイメージです。
実際に弾いてみるとそんなに早く難しいとは感じないのに、聞いている人には「すごい」と驚かれます。
【さらばピアノよ】ベートーヴェン
楽譜(原曲)
子供に触れるような優しい音色が印象的です。
ですが、メロディをよく聞くと柔らかさの中に切なさも感じます。
どこに視点を置くかで、印象が大きく変わる曲です。
楽譜付き動画
高音はそっと優しく、中低音はしっかり響かせると曲の雰囲気が出せます。
響かせるというのは、弦がはじかれた瞬間に指を離します。
感覚的なものですが、1度掴めると多くの場面で応用できるので、基礎練習の一環としてでも取り入れてみてください。
曲の特徴
強弱の付け方が、まるで会話をしているように聞こえます。
滑らかなメロディの中で、主張と感情の表現をしているのが印象強いです。
曲名からは寂しさや悲しさを感じますが、演奏を聞くと優しさや温かさもあり卒業式に近い感覚になります。
【月光】ベートーヴェン
楽譜(原曲)
一定のリズムや抑揚、音域が多い中に、メロディが潜んでいるのが印象的です。
1音をとても大切に演奏しているのが、良く伝わります。
楽譜付き動画
一定のリズムや抑揚というのは、指の動きに慣れてきた人にも挑戦しやすいです。
メトロノームを使って正確に「拍の頭」を揃えるのもおすすめです。
拍の頭の感覚を掴むと、難しい曲でも叩き込む速度が格段に変わります。
曲の特徴
多くは中盤からメロディに気が付きますが、一定のリズムと音域によって分かりにくくなっています。
それが面白いという人もいますので、ときに自分らしさを入れてみてください。
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【雨だれ】ショパン
楽譜(原曲)
「弾いてるよね?」と思えてしまうほど、弱く小さく曲が始まります。
このように聞こえるのは、音が粒になっている証拠です。
楽譜付き動画
とても静かな部分と、拍の頭だけ強くする部分が出てきます。
はっきり強弱の差をつけるために、練習の時は極端な表現を意識してみてください。
曲の特徴
静かな曲かと思えば、突然強弱の波が押し寄せます。
指圧が弱く、上手く強弱をつけられない人こそ挑戦してほしい曲です。
綺麗さや繊細さを気にしなくて良いので、とにかく強く弾くことに集中してみましょう。
【古いフランスの歌】チャイコフスキー
楽譜(原曲)
毎回同じメロディで1フレーズが始まります。
その出だし1小節目の音がぴったり重なると、綺麗なハモリになるんです。
動画付楽譜
スタッカートのない部分は全てテヌートだと思うと良いです。
全体的に跳ねる曲ではないので、もし指が間に合わないなどの事態になってもはじく弾き方は避けましょう。
曲の特徴
やや民族系の雰囲気を持っているのが特徴です。
全体的に彩度の低い空間で、滑らかに踊っているようなイメージが湧いてきます。
中盤から左手にスタッカートが入り、少し足取りが楽になります。
【ピアノソナタ ハ長調】モーツァルト
楽譜(原曲)
聞いていると平和な牧場にいるような気持ちになれる曲です。
可愛らしく、平和で自由な印象を受けます。
楽譜付き動画
左手のリズムがほとんど変わらないので、両手の合わせ練習がやりやすいです。
楽譜を見ながら、どの音が重なるのか確認しながら進めていきましょう。
曲の特徴
全体的に明るく、定期的に出てくるスタッカートの付いた音の階段が可愛らしいです。
聞いている人も自分も楽しめる曲となっています。
【G線上のアリア】バッハ
楽譜(原曲)
G線上のアリアは元々弦楽器のために作曲されました。
そのため原曲を聞くとオーケストラ版が多いです。
音の途切れを感じず、終始上品な演奏です。
楽譜付き動画
メロディに和音が少ないので、左手を強調しないようにしましょう。
左手は優しく弾くようにすると、程よい強さになりやすいです。
曲の特徴
とにかくテンポがゆっくりで、ある程度慣れた人であれば初見でも片手で追いかけられるレベルです。
8分音符以上のリズムをあまり理解していない人は、この機会に正確な感覚を叩き込みましょう。
【無伴奏チェロ組曲 第1番】バッハ
楽譜(原曲)
曲名にあるように、これはチェロ演奏のために作られました。
原曲も当然チェロ演奏で、まるで晩餐会のような印象を受けます。
楽譜付き動画
両手の繋がりが大切になる曲です。
そのため右手の滑らかさだけではなく、両手が1本の縄だと思って練習しましょう。
目を瞑って聞いても、片手や縄1本で演奏していると思わせられたら大成功です。
曲の特徴
勇気を出して演奏してみると、それほど焦らずに弾きこなせます。
最初はテンポを落とし、徐々に上げていきましょう。
【パストラーレ】バッハ
楽譜(原曲)
この曲はルパン三世 カリオストロの城で使用されています。
アニメ好きやルパン三世のファンの人なら、聞き覚えがあるのではないでしょうか。
楽譜付き動画
この曲は8分の3拍子となっており、練習がなかなか進まない人も増えがちです。
そんな人はとにかく楽譜付き動画を聞きまくり、簡単だと感じる方の手からマスターしてみてください。
曲の特徴
クラシカルであり、どこか懐かしい雰囲気が印象的です。
決して焦るテンポではないですが、モルデントやプラルトリラーが入ることでお洒落に聞こえます。
プラルトリラーとは、先程説明したモルデントの反対です。
ソに付いている場合は「ソラソ」となります。
【主よ、人の望みの喜びよ】バッハ
楽譜(原曲)
落ち着くメロディを繰り返し、そよ風の吹く芝生の上でのんびり過ごす様子が、目に浮かびます。
音が階段を上り下りするように、ほぼ一定のリズムと音幅で動くのも耳に残ります。
楽譜付き動画
左手が常に4分音符でリズムをとっているので、そこに「拍の頭」を合わせるようにすると早く上達できます。
より分かりやすくするならば、練習中のみ「拍の頭」を強く弾いてみると分かりやすいです。
曲の特徴
これは商店街やスーパーでも、たまに流れているので聞き覚えがあるのではないでしょうか。
4分音符で和音が入るので、聞いている人も曲に乗りやすいです。
【アヴェ・マリア】グノー
楽譜(原曲)
緊張状態が自然に解けるような雰囲気です。
伴奏もト音記号が混ざったりと、全体的に中高音が多いので安心できる空気を楽しめます。
楽譜付き動画
最初に右手で弾いていた旋律を、メロディが始まると左手が担当します。
極端に難しい部分はないので、気軽に挑戦してみてください。
曲の特徴
機嫌は良いが、授業中に眠くなってしまう小学生のような雰囲気を持ちます。
中盤からは少しテクニックを必要とする強弱記号があり、磨くほど曲の雰囲気を出せるようになります。
【アリオーソ】バッハ
楽譜(原曲)
メロディは思うまま歌い、伴奏はそれを優しく支えている印象を受けます。
部屋のピアノに座り練習をする私の横で、おばあちゃんが優しく背中を叩きリズムを教えてくれるイメージです。
楽譜付き動画
後半に入り始めた辺りで、やや長めの3連符ゾーンが出てきます。
微妙に違うリズムは取りにくいですが、地道に練習を続けましょう。
曲の特徴
一定すぎず、適度に3連符や16分音符が出てくるので飽きずに楽しめます。
左手も簡単なリズムなので、連符に慣れたい人におすすめです。
【ローエングリン 婚礼の合唱】ワーグナー
楽譜(原曲)
オルガンの伴奏に合わせて多くの歌声が入ると、かなりの迫力です。
洋画でもシーンや挿入歌として、耳にします。
楽譜付き動画
鐘を連想させる部分の和音は、ずれないように的確に弾くと良いです。
正式な場面での鐘、だらしない音が鳴り響くのを見たことはありませんよね。
曲の特徴
出だしの鐘を連想させるリズムが印象的です。
左手に出てくる8分音符の多くは、音が上がるので聞いている人ものんびりリズムをとれます。
【亜麻色の髪の乙女】ドビュッシー
楽譜(原曲)
湖の上でポツリと奏でているシーンが思い浮かびます。
目の前にあるものを大切に抱くような、儚さと芯の強さを兼ね備えた曲です。
楽譜付き動画
フラットが多く、最初の譜読みが嫌になる時間も出てくると思います。
そういう時は楽譜にメモを残したり、頭ではなく感覚で覚えるようにすると比較的簡単です。
曲の特徴
低音と高音が綺麗に響く曲です。
最初の譜読みを頑張れば、難しい技術がなくとも聞き心地の良い演奏ができます。
【アラベスク第1番】ドビュッシー
楽譜(原曲)
両手ともに繊細で滑らかな動きが印象的です。
かと思えば、中盤ではしっかり盛り上がり力強い演奏が光ります。
楽譜付き動画
波のように低音から高音、そしてまた低音へ戻るメロディは意外と簡単です。
音が変わっても指の動きはほとんど同じなので、1小節弾けてしまえばその区間はすんなり練習が進みます。
曲の特徴
出だしから約44秒間は、誰でも1度は聞いたことのある部分です。
そのため簡単に弾けてしまうにもかかわらず、聞いている人をグッと惹き込めます。
【トロイメライ】シューマン
楽譜(原曲)
独特なリズムの組み合わせが、ゆっくりなテンポにより際立ちます。
強調したくなるような部分を、あえて抑えて演奏することで上品な聞き心地が味わえます。
楽譜付き動画
低音の方が軽く弾いても強い音が出がちです。
そのため、自分の思っている以上に左手を丁寧に優しく演奏してみてください。
曲の特徴
演奏を後ろで聞いている人や、友達が楽譜をのぞき込んだ時に「こんなに複雑な曲を弾いてるんだ」と驚かせられます。
【知らない国々】シューマン
楽譜(原曲)
明るく平和なメロディですが、決して飛び跳ねるような雰囲気ではありません。
強弱で感情や子供らしさを表現しており、全体的にペダルの使用が目立ちます。
楽譜付き動画
終始ほぼ全てが、同じリズムの伴奏です。
音と鍵盤の位置を覚えてしまえば、右手に集中できるのですぐにコツを掴めます。
曲の特徴
短い演奏で、しっかり楽しめます。
聞いている人も一緒に明るく童心を思い出せる曲です。
【初めての悲しみ】シューマン
楽譜(原曲)
メロディが高くなっていく部分で、必ず伴奏とハモリが低くなっています。
それをメロディと同じくやや強めに弾くと、決して感情が上がりきることはないと言っているように感じます。
楽譜付き動画
アクセントとスタッカートが連続で出てくるので、差をしっかり付けるのを意識してみてください。
力任せにすればよいというものではなく、鍵盤の弾き方を落とし込んでみましょう。
曲の特徴
両手で交互に演奏するうえで大切な「繋がる」という感覚を掴める曲です。
「繋がる」を1度知ると無意識で出来るようになるので、上品や滑らか、繊細な曲の完成度が格段に上がります。
【勇ましい騎手】シューマン
楽譜(原曲)
ほとんどの音符にスタッカートが付いているので、つま先で軽やかに飛ぶバレリーナのようです。
定期的に出てくるスラーが、区切りを打っているようにも感じます。
楽譜付き動画
スタッカートの合間に出てくるスラーを強調すると、曲がマンネリ化しにくいです。
またスラーと同時に強弱記号が付いている部分もあるので、大げさなくらい表現してみてください。
曲の特徴
スタッカートは、指圧の弱い人は上手く弾けない傾向にあります。
音が弱まってしまう、何故か音が2回聞こえるなど演奏に支障が出がちです。
曲を通して、しっかり正確に弾く練習をしてみましょう。
【ミニョン】シューマン
楽譜(原曲)
1フレーズ入る前の低音が、しっかり響いており素直に耳に入ってきます。
撫でるように丁寧な演奏が印象的です。
楽譜付き動画
スラーの途切れ目を確認し、そこまでが一息で演奏できると思いましょう。
スラーが多い場合は、途切れ目との差をしっかり出すことがポイントです。
曲の特徴
全体的にスラーが多く、指とペダルのタイミングを改めて練習できる曲です。
シリアスと上品な雰囲気を作れるので、音楽に浸っている雰囲気を出せます。
【運命】ベートーヴェン
楽譜(原曲)
オーケストラ演奏のため、繊細な部分と力強く強調する部分の差がとても分かりやすいです。
また、迫力もあるため少し不気味な印象を持ち、出だしのリズムは心臓に直接響きます。
楽譜付き動画
アクセントのついている部分は、ほとんど左手と重なっています。
片方だけ大きいなど偏らないように意識してみてください。
曲の特徴
出だしの力強い音は、小学生の頃に誰もが聞いたメロディです。
たった2小節弾いただけで、「これは」と人が集まります。
【小曲】シューマン
楽譜(原曲)
子供が部屋で遊んでいる風景が目に浮かびます。
メロディに大きな変化はなく、1度聞いたら覚えやすいのが特徴です。
楽譜付き動画
左手の8分音符と右手の4分音符が続きます。
「ピアノは弾けるけどちゃんとリズムを理解できているか不安」という人には、おさらいにもなるのでおすすめです。
曲の特徴
フレーズの区切りでペダルを変えられるので、視覚や聴覚、触覚で曲を感じやすいです。
慣れてきたら少しテンポを早めたり、強弱をつけても楽しめます。
【小さな羊飼い】ドビュッシー
楽譜(原曲)
初めて聞くとやや不気味さや不穏さを感じます。
演奏は基本優しいタッチですが、強弱がしっかり付いているのが特徴です。
楽譜付き動画
右手は常にそっと優しく、左手は強弱記号に従い低音をしっかり重く響かせます。
重くするには、すぐに手を離さず次の音ギリギリまで指を置いておくと良いです。
曲の特徴
ピアノ初心者ではあまり使用したことがない低音まで出てきます。
鍵盤の位置が分かっていても、いざ弾いてみると意外と焦ってしまうものです。
普段使わない音域に挑戦したい人には、特におすすめです。
【ピアノソナタ第35番 ハ長調(後半)】ハイドン
楽譜(原曲)
中低音から始まりますが、軽いタッチで演奏をしているので重い印象は受けません。
中盤からは高音も入り始め、可愛らしい場面も出てきます。
楽譜付き動画
ペダルを使用してもはっきりスタッカートだと伝わるように意識しましょう。
普段通り少し跳ねただけでは、聞いている人に伝わらない場合があります。
曲の特徴
曲中はスラーやスタッカート、アルペジオ、ターン、プラルトリラーなど基礎から装飾記号まで豊富に使用されています。
メロディそのものは簡単なので、自分に合わせて徐々に装飾記号に挑戦するのもおすすめです。
【セレナード】ハイドン
楽譜(原曲)
休憩中などリラックスしたいときに聞きたくなる曲です。
早すぎず明るすぎず、適度に落ち着きがあるので赤ちゃんから高齢の方まで親しみやすいです。
楽譜付き動画
音域やメロディで明るさが伝わるので、撫でるような演奏を心がけましょう。
スタッカートのように跳ねてしまうと、落ち着きがなくなってしまいます。
曲の特徴
左手とは別で右手も伴奏を弾きます。
メロディ自体は物凄くシンプルです。
右手は和音として出てきますが、じっくり楽譜を見ながら聞くと伴奏だと気が付きます。
【結婚行進曲】メンデルスゾーン
楽譜(原曲)
「結婚式の曲」と言ったらこれを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
音楽に関わりのない人でも知っているほどの、クラシック定番曲です。
楽譜付き動画
出だしの左手は、盛り上げるようにクレッシェンドをかけてみるとより良いです。
追いかけっこのようになっているので、それに応答するように右手も同じ音量で返しましょう。
曲の特徴
出だしや中盤など、定期的に結婚式の鐘をイメージした部分があります。
初級編であれば和音も少なく、メロディが分かりやすいのでおすすめです。
【ブルクミュラー25の練習曲 3番】ブルクミュラー
楽譜(原曲)
定期的に出てくる楽譜上の小さな音符、この装飾が軽やかさと楽しさを表現してくれています。
そのため、素早くできない場合は慣れてきてから加えるのも1つの方法です。
楽譜付き動画
伴奏は頻繁に同じリズムが出てきます。
この部分で遅れやもたついてしまうと、メロディが映えず微妙な空気になってしまいます。
上手くテンポを維持できない人は左手だけで何度も動画と合わせたり、メトロノームを若干早めに設定して練習すると良いです。
曲の特徴
動画では指番号もふってあるので、普段楽譜に書き込みをしている人はぜひ挑戦してみてください。
クラシックピアノは初心者でも格好良く楽しめる!
ピアノ初心者でも格好良く演奏できるクラシック曲を31曲紹介しました。
街中やテレビCMなど、クラシックはピアノ曲の中で最も使用されています。
そのため音楽への興味が薄い時期でも、聞いたことのある曲がたくさんあるんです。
自分らしいお気に入りのクラシック曲を見つけてみてください。
オススメ記事
【クラシック・JPOP20選】弾けたらかっこいい!有名ピアノ曲をご紹介◎
【youtube動画付き】ピアノの人気曲をクラシックとJ-POPに分けてご紹介します!初心者の方は弾いてみたい曲を決めて目標にしてみるのもいいかもしれません。また、発表会や演奏会などの選曲の参考にしてください!