音楽大学を卒業しました。現在は自宅でピアノ教室を開いており、4歳から大人まで幅広い年齢層の生徒さんを教えております。 また、ピアノと合わせて文章を書くのも好きです。ピアノの魅力を多くの皆様にお伝えできる記事をお届けしたいと考えております。
目次
- なぜ左右差が生まれるの?つられてしまう脳の動きは?
- 左右差が生まれる理由
- 左が右につられてしまう脳の動き
- 左手がスムーズに動くメリット6つ
- 1. 左手がメインになる曲をカッコよく弾ける
- 2. 左右そろった音できれいに弾ける
- 3. 左手がうまくいかないというストレスがなくなる
- 4. ミスが減る
- 5. 安心して弾ける
- 6. 曲に厚みが出る
- 左手の練習でやりがちなミス
- 音がころんだまま練習している
- リズムやテンポが正しくない
- 左手のみの練習をしていない
- 左手の譜読みがいいかげんになることがある
- 1日5~10分の練習で速く動くようになる指トレメニュー
- おすすめの練習曲
- バーナムピアノテクニック
- ハノンピアノ教本
- レ・フレール 斎藤守也の 左手のための伴奏形エチュード
- ツェルニー左手のための24の練習曲
- プレ・インベンション・バッハ インベンションとシンフォニアなどバロックの曲
- 日常でできるトレーニング法
- 膝や机をたたく
- グーチョキパー
- 1人じゃんけん
- 指折り体操
- 左手は努力次第で動くようになる!
知恵袋でもよく見る相談ですが、ピアノを弾く際に左手が動かないという悩みは多いものです。
ピアノを弾く時に難関なのは、左手ですよね。たいていの人は、右手に比べて左手が動きにくいもの。 左手の動きを何とか改善したいと思う方は多いのではないでしょうか。
この記事では、左手が動かないお悩みを持つ皆様におすすめの練習メニューを筆者の経験からご紹介します。 1日5〜10分の練習メニュー、おすすめの練習曲やピアノ以外のトレーニングなど、お役に立つ情報が盛りだくさんです。
ご紹介するのは、子供はもちろん、大人のピアノ初心者におすすめのメニューです。どうぞ、参考にしてください。
なぜ左右差が生まれるの?つられてしまう脳の動きは?
まずは、なぜ左右差が生まれ、左手が動かないと感じるのか、脳の動きから探ってみましょう。
たいていの人は右手の方が左手よりも動きやすい、左手は右手に比べて動かないという左右差があるものです。 また、ピアノを両手で弾くと右手が左手につられることがあるのではないでしょうか?
ここでは、ピアノを弾く際に左右差が生まれる理由、左が右につられてしまう脳の動きについて、説明します。 左手で速く弾けない、左手が動かないために両手で上手に弾けないという方は参考にしてください。
左右差が生まれる理由
左右差が生まれるのは、利き手があるからです。 世の中には、右利きの人が多いので、左手よりも右手が使いやすいものです。 そもそも、左手が動かないのは、利き手ではないことに起因します。
たとえば、鉛筆やペンを持って字を書く手は右手、お箸をもつのも右手です。 逆に左手で同じことをしようとしてもできません。
そのため、日常生活では、主にメインの動作は右手で行います。 まな板で野菜を切る、ボールを投げる、荷物を持つなど、左手はサポートとしての役割が多いと思います。
このように、利き手の右手を使うことが多いので、自然と右手が使いやすくなります。
ピアノにおいても同じことが言えます。利き手ではない左手は、訓練なしでは動かないものです。
左が右につられてしまう脳の動き
ピアノを弾く時、左が右につられてしまうことがあります。 ピアノの曲は、左右で複雑な動きを繰り返すので、演奏中の脳の動きはかなり複雑です。
右手の動きを支配するのは左の脳、左手は右の脳です。 そのため、両手でピアノを弾くとなると、脳はフル回転。左も右も存分に働かさなければいけません。
脳がフル回転状態の時、左の脳と右の脳をつなぐ役目を果たすのが脳梁(のうりょう)です。 脳梁を通して脳の指令が指の筋肉に送られます。その時に脳の情報の一部が反対側の脳に漏れるため、左手が右手につられてしまうのです。
右手を動かす左の脳の情報が、左手を動かす右の脳に漏れることの方が多いとされています。 左手が右手につられることが多いのは、そのためです。
つまり、右の脳に左の脳からのスパイが入るようなものです。 右の脳はスパイが漏らした情報によって混乱します。その混乱状態が左手が右手につられる現象です。
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左手がスムーズに動くメリット6つ
左手がスムーズに動くとどんなメリットがあるか挙げてみました。
- 左手がメインになる曲をカッコよく弾ける
- 左右そろった音できれいに弾ける
- 左手がうまくいかないというストレスがなくなる
- ミスが減る
- 安心して弾ける
- 曲に厚みが出る
これらのメリットを念頭において左手の重要性を認識しましょう。
1. 左手がメインになる曲をカッコよく弾ける
ショパンの「革命のエチュード」のように左手がメインになる曲は、上級になればなるほど増えてきます。 また、バロックの曲は右手も左手もメロディーになっています。
そんな曲をカッコよく弾くには、左手の動きが大事なので、左手が動かないとうまく弾けません。 左手を鍛えてスムーズに動くようにしましょう。
2. 左右そろった音できれいに弾ける
左手が動かないと、右手の速さに左手がついていかないことがあります。 左右そろってきれいに弾けるようになるには、右手も左手も同じようにコントロールできるようにしましょう。
左手がスムーズに動けば、両手がそろいやすくなります。 たとえば、ユニゾン(両手ともに同じ音で弾く)がきれいに左右そろって弾けるようになるはずです。
3. 左手がうまくいかないというストレスがなくなる
左手が思うように動かないと「うまくいかない!」とイラついてしまうことがあります。 人によっては、そんなイライラがストレスの元になるものです。
左手がスムーズに動けば、そんなストレスがなくなり、ピアノを弾くことがいっそう楽しくなります。 ストレスフリーでピアノを弾ける日を夢見て、左手が動くための練習を頑張りましょう。
4. ミスが減る
左手がスムーズに動かないためにミスが起こることは多いものです。 起こり得るミスを下記で想定してみました。
- 左手部分が上手く動かず、音を外してしまう
- 左手が動かない部分をごまかそうとしてミスタッチしてしまう
- 左手がうまく動かず、テンポがゆれてしまう
- 左手が動かないために緊張が強くなり、余計な力が入るのでミスタッチにつながる
左手がうまく動くようになれば、こうしたミスも減るのではないでしょうか。
5. 安心して弾ける
特に本番前など、左手が動かないと不安になることがあります。 「左手が動かないからミスしそう」と思うと弾く直前で不安が強くなり、思ったより上手く弾けないことはありがちです。
左手に自信を持てれば、不安解消になり、不安から起こるミスはなくなります。 そのためには、自信が持てるくらいに左手を練習する、左手が動けるようになるための練習メニューをこなすといった対策が必要でしょう。
6. 曲に厚みが出る
左手が自由に動くようになれば、曲に厚みが出てよりうまく聴こえるもの。 左手が動かない状態だと曲が以下のように聴こえてしまいます。
- 音がきちんと出ていない
- 転んでしまうので、リズムが歪んだ感じになっている
- 左手のスピード感が感じられないので、盛り上がりに欠ける
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左手の練習でやりがちなミス
左手は伴奏の役目をすることが多いので、右手の練習に気をとられて練習が疎かになりがちです。 また、初心者の方に多いのですが、左手が動かないという苦手意識があるため、右手ほど気を入れて練習しないこともあります。
しかし、左手は右手と同じように重要な役割を果たします。 それを認識して練習すると、上記に書いた左手のメリットを活かした演奏になるはずです。
左手の練習でやりがちなミスは以下のことがあります。
- 音がころんだまま練習している
- リズムやテンポが正しくない
- 左手のみの練習をしていない
- 左手の譜読みがいいかげんになることがある
以上の4点を詳しく説明していきます。
音がころんだまま練習している
左手が動かない方は、音がころんだまま練習していることがあります。 ころんだままだと指が余計に動きにくく、聴き苦しい演奏になってしまいます。
しかし、初心者によくあるのは、それでも弾けていると誤解してしまうことです。 出来ていると思えば、改善しようとしないので上達しません。
上記の状態を避けるためにできる対策は、練習の際に左手の音をよく聴くこと。 スマホで録音して聴いてみるのもおすすめです。
リズムやテンポが正しくない
左手が動かないと思う方は、つい自分が弾きやすいように正しくないリズムやテンポにしてしまうことがあります。 レッスンを受けている方であれば、先生が指摘して下さいますが、独学の場合はそのまま覚えてしまう危険性が考えられます。
既成の曲ならば、指定されたリズムやテンポは守りたいものです。 楽譜を見て確認したり、YouTube動画などを見て、正しいリズムやテンポに修正しましょう。
左手のみの練習をしていない
左手が動かないと思うと、左手のみの練習が苦痛になることがあります。 または、ピアノは両手のみで練習すると思い込んでいる方もいらっしゃるかもしれません。
左手のみを取り出して練習することは上級になっても大事なことです。 音大でもよく先生に指摘されるようなレベルの練習なので、ぜひとも取り入れてください。
左手のみの練習で、左手が動かないという悩みが解消される可能性がありますよ。
左手の譜読みがいいかげんになることがある
人にもよりますが、左手が動かないと感じる場合、左手が苦痛になり、左手の譜読みを疎かにしてしまうことがあります。
たとえば、弾けないところの音を省く、音ののばし方がいい加減になるなど、左手を重要視しない場合が考えられます。
レッスンに通っている方ならば、先生は手伝って下さいますが、独学でピアノを弾く場合はご自身できちんと譜読みをしたいものです。 耳の良い方なら、YouTube動画で耳コピもできるでしょう。しかし、耳コピのあとは、きちんと楽譜を見て確認してください。
右手のメロディーが弾ければいいと考える方もいらっしゃるかもしれません。しかし、ピアノは両手で弾く楽器です。 左手は少しの頑張りで動くようになるので、左手も正しく譜読みして練習に励みましょう。
1日5~10分の練習で速く動くようになる指トレメニュー
ここからは、1日5~10分の練習で速く動く左手の指トレメニューを紹介します。左手が動かないお悩みの方におすすめです。
左手のみの指トレというと、あまり面白くないと感じるかもしれません。 しかし、ここでは楽しめるメニューも紹介します。ご期待頂けると幸いです。
たった1日5~10分ほどの練習や努力で左手が動かない左手がスムーズに動くようになります。 左手が動かないと感じる方、ピアノが上手になりたい方は、ぜひともお試しください。
おすすめの練習曲
左手の練習におすすめの教本を紹介し、それぞれの練習ニューの提案をしていきます。
- バーナムピアノテクニック
- ハノンピアノ教本
- レ・フレール 斎藤守也の 左手のための伴奏形エチュード
- ツェルニー左手のための24の練習曲
- プレ・インベンション・バッハ インベンションとシンフォニアなどのバロック曲
バーナムピアノテクニック
引用:筆者撮影
バーナムピアノテクニックは、ミニブック・導入書・1~4巻、全調の練習があります。 上記の画像は初心者用になるミニブックの一部です。
バーナムでは、ご覧のように右手の練習のみならず、左手の練習も多く取り上げています。 画像のような短い曲をレガート(音を繋げて弾く)や、スタッカート(音を軽くきる)で弾く練習も上達のポイントです。
その他、和音、三連符などの奏法を初心者の段階から取り上げている練習曲集です。 左手の強化だけでなく、あらゆるテクニックの修得に役立ちます。
一つひとつに運動のタイトルがついている子供用の教本ですが、大人の初心者にもおすすめです。 4~8小節ほどで終わる短い曲なので、日々忙しい大人の方でも、ほんの5分くらいで練習できます。
バーナムの曲は、すべて12曲で1グループになっています。 12曲すべてを弾くのではなく、2~3曲ずつ練習するのがおすすめです。短い中にさまざまな要素が詰まっているので、短時間で理想的な練習ができます。
私がレッスンで取り上げている練習方法です。
- 2~3曲、宿題として家で練習してきてもらう→きちんときちんとできていたら〇
- 1グループの12曲すべてが〇になったら、12曲暗譜してきてもらう
- 暗譜できたら、1グループが完成
- リズム練習を片手と両手で2回ずつ 3~5分
- 楽譜通りに両手練習1~2回 3~5分
ハノンピアノ教本
引用:筆者撮影
ハノンは昔から知られている指の練習のための教本です。 ピアノを習っていた方は「ハノンかぁ」と溜息をつくかもしれません。
実際、余り面白味のない指の練習ですが、大人の方が目的を認識して頑張るのにはおすすめの練習です。 曲想などは考えず、ひたすら指を動かすのみでテクニックを身に付けられるからです。練習時間も5~10分ほど。
私はハノンの片手練習が日々の日課です。左手は動かないと思っていましたが、右手よりも回数を多くしていたら、いつのまにか左手の動きが苦にならなくなりました。
この教本は初心者から上級者まで使える、ピアノを弾く人にとっては一生ものです。 全部終えても最初から繰り返し使えます。
- リズム練習を片手と両手で1回ずつもしくは左のみ2回 3~5分
- 楽譜通りに両手練習をゆっくりと速くで1~2回 3~5分
日によって、リズム練習のみ、楽譜通りのみにしても良いでしょう。
レ・フレール 斎藤守也の 左手のための伴奏形エチュード
引用:筆者撮影
兄弟デュオレ・フレールの斎藤守也さんによる左手強化のための練習曲集です。
主に伴奏形の練習になる教本で、上記の画像のように知っている曲の左手伴奏をこれでもかというように、変化させています。 レ・フレールの曲のようです。
伴奏パターン①~⑭まであり、上記の「メリーさんの羊」は②です。 短調で始まるかっこいい「メリーさんの羊」を楽しめます。
楽しみながら左手強化を図りたい大人の方、地道な練習を嫌がる生徒さんにもおすすめです。 私も左手の練習のために使用していますが、ピアノ歴の長い私が弾いても疲れます。
因みに、男の子の生徒さんにおすすめは、左手の連打音の訓練になる「1本指のブルース」です。 かっこいいブルースなので、男の子にとっては弾きごたえがあります。私の生徒の男の子さんにも大ウケでした。
- 片手練習(ゆっくりめ)を3~5分
- 楽譜通りに両手練習。ゆっくりと速くで1~2回を3~5分
この教本の場合、曲によっては長いので、1回の練習で全部弾かなくても良いかと思います。 適度に区切って今日はここまで、明日はここからここまでと練習するのもおすすめです。 全部弾けるようになったら、通してみましょう。通しても1曲につき1~2分くらいです。
ツェルニー左手のための24の練習曲
引用:筆者撮影
こちらは、中級程度のレベルになるオーソドックスなツェルニーです。 「ツェルニーかぁ。」と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。私も受験生時代に泣かされました。
24の練習曲は、それほど譜読みは難しくありません。 基本的なところを押さえておきたいと考える方におすすめです。
私もかつてピアノ教室で習っていた時代に練習した教材です。
- 片手練習1~2回ずつを3~5分
- 楽譜通りに両手練習をスローテンポと速めのテンポで1~2回を3~5分 (ケースバイケースでもう少し時間がかかるかもしれません。) この教本も曲によっては長いので、上記のように区切って練習するのがおすすめ。 全部弾けるようになったら、通して弾いてみましょう。
ツェルニーは表示テンポが速くなっていますが、指示通りでなくても良いかと思います。 無理のないテンポで練習しましょう。
プレ・インベンション・バッハ インベンションとシンフォニアなどバロックの曲
引用:筆者撮影
上記は「プレインベンション」に掲載されている「スケルツィーノ」という初心者向きの曲です。 ご覧のように右手と左手が同じパッセージを繰り返すので、左手の練習になります。
「プレインベンション」の他の曲やバッハのインベンション、シンフォニア、また上級になれば平均率やフランス組曲、イギリス組曲など、バロックの曲は左手の練習を念頭におかなくても、必然的に左手強化につながるものです。
私は今でも月1回、レッスンに通っていますが、メインの曲の他にかならずバッハの曲を1曲見てもらうようにしています。
バロックの曲は、シンプルながらも、左手強化、音楽的センスの育成など、多くの要素を含んでいます。 譜読みがそれほど難しくないので、譜読みに時間をとられたくない、忙しい大人の方にもおすすめです。
- 片手練習か声部ごとの練習を3~5分
- 両手か声部に分けて合わせる(バスとソプラノ、ソプラノとアルトといったように)5~10分
上級の曲になると、長いので、時間は20~30分かかる場合もあります。 しかし、時間が取れない場合は、「今日はここまで、明日はここまで」というように区切って練習しましょう。
どんな曲の練習にもいえることですが、疲れてしまった、ちょっと飽きてしまった場合は、速やかにやめ、気晴らしをして再開しましょう。 集中できない時に練習しても身に付きません。
日常でできるトレーニング法
左右別の動きができるようになる方法は、ピアノ以外でもあるものです。 ここでは4つの方法を紹介します。
- 膝や机をたたく
- グーチョキパー
- 1人じゃんけん
- 指折り体操
これらの訓練は脳の強化にもつながります。大人の認知予防としても奨励されているものです。
膝や机をたたく
左右で異なるリズムをたたくので、リズムをとる練習になります。 リズムを正しくとれるようになれば、左手や両手奏が苦になりません。 以下の練習を試してみてください。机や膝をたたく回数を示しました。
- 右手で膝2回、左手で机1回、その反対
- 右手で膝3回、左手で机1回、その反対
- 右手で膝4回、左手で机2回、その反対
この組み合わせの他にも3回と4回など、いろいろな組み合わせを考えて、だんだん難しいリズムに挑戦していきましょう。
※膝と机を提示しましたが、両膝でも構いません。その他、たたきやすい道具などがあれば、使用してみてください。
グーチョキパー
指の訓練の他、脳の訓練にもなる方法です。
右手がグー、チョキ、パーの順、左手がその反対のパー、チョキ、グーの順に手の形を変えていきます。 逆パターンの右がパー、チョキ、グー、左がグー、チョキ、パーバージョンもありです。
この動作を左右同時に行うのは、なかなか難しいです。 やっていくうちに速くできるようになるので、ピアノの指先強化にもつながります。
1人じゃんけん
文字通り、1人でじゃんけんをします。
たとえば、右手が勝つパターンですと、右がグー左がチョキ、右がパー左がグー、右がチョキ左がパーになりますね。 逆に左が勝つパターンも繰り返しやってみてください。
上記のパターンができるようになったら、左と右が交互に勝つパターンも挑戦してみましょう。
脳の訓練と素早く指を変える訓練になり、左手強化につながります。
指折り体操
指をずらして折っていく体操です。
右手の1の指を折る ↓ 左手の1の指を折る ↓ 右手の2の指を折る ↓ 左手の2の指を折る
このようにして、指を順々に折ります。 脳の訓練、指先強化、素早い指の動きの練習になること間違いなしです。
左手は努力次第で動くようになる!
動かない左手はちょっとした努力で動くようになります。 上記で紹介した方法は、ピアノも含めて脳の訓練にもなるものもあります。できそうな方法を試してみてください。 どの方法も5~10分くらいでできるので、苦にならずに実行できます。
ピアノは子供のうちから始めないと、左手が動かないと思われる方もいらっしゃるかもしれません。 しかし、努力に勝るものはないので、諦めないでチャレンジしてみてください。
左手がスムーズに動くようになると、曲の選択肢も広がります。 ピアノを楽しむためにも地道な努力を続けましょう。
オススメ記事
【ビギナー必見】ピアノの左手の役割は?スラスラ動くようになる練習法3選!
本記事では、保育士のピアノスキルの必要性やピアノを弾けるメリット、ピアノの練習に最適な楽譜やスキルアップにつながる本を紹介します。この記事を読んで、保育の幅を広げるきっかけにしましょう。
オススメ記事
経験者が語る!ピアノがもたらすポジティブな効果◎脳科学者の澤田先生の見解も!
ピアノを弾くと、脳に良い影響を与えることがわかっています。この記事では、筆者の経験や脳科学者の澤田先生の見解をもとにピアノがもたらすポジティブな効果を解説します!