クラシックピアノをこよなく愛するフリーライター。子どものころピアノを習うも挫折。それでもピアノへの愛着は捨てられず、ピアノ曲を聞いたりコーラスを通してピアノと関わっています。一人でも楽しめるだけでなく、オーケストラの代役にもなるピアノの魅力を、記事を通し伝えたいと奮闘中。
目次
- インシュレーターとは?
- インシュレーターの効果5選!
- おすすめのインシュレーターを比較!
- グランドピアノに最適なインシュレーター
- ゴム製防振インシュレーター スーパーインシュ スタティックGP用
- インシュレーションマスター
- 東京アコースティック グランドピアノ ピアノストップ S-043 ブラック 3個パック
- アップライトピアノに最適なインシュレーター
- スーパーインシュ タッチアップ フォー
- 吉澤 スーパーピアノストップ UP用
- イトマサ スーパーセーフティインシュ UP用
- 電子ピアノに最適なインシュレーター
- ゴム製防振インシュレーター イトマサ ピアキャッチ UP用 (茶色)
- Roland ローランド ピアノ セッティング マット HPM-10
- 防音専科 ピアノマット 150×50×1.2cm 防音 防振 防音マット LL35 電子ピアノ MUTE
- インシュレータを購入する際に気をつけたいこと
- インシュレーター取り付けとメンテナンス
- インシュレーターを設置してピアノを安心して楽しもう
ピアノを購入したものの、マンションでの騒音トラブルにならないかしら?
こんなお悩みありませんか?
集合住宅でピアノを演奏する場合、騒音対策と防振対策の両方をする必要があります。
電子ピアノなど音量を調節できるピアノであっても、防振対策は必要です。
なぜなら、ピアノの鍵盤を押したときの振動が、下の階だけでなく天井を伝わって上階まで響くからです。
そこで、防振対策の一つとしてインシュレーターをおすすめします。
それぞれのピアノにあったインシュレーターについて紹介しますので、参考になさってくださいね。
インシュレーターとは?
ピアノの振動音は階下だけでなく、床から壁、天井へと伝わり、上階の部屋にまで伝わります。
防音だけしていては、騒音トラブルに発展しかねません。
そこで振動音を抑える防振対策として、インシュレーターをピアノの脚の下に設置するのがおすすめです。
インシュレーターとは、ピアノの脚の受け皿のようなもので、床に直接ピアノの振動音が伝わらないようにするものです。
マンションのような集合住宅でピアノを楽しむなら、インシュレーターを使用し、防振対策もあわせてしておきましょう。
インシュレーターはピアノの種類ごとにあり、素材もプラスチック、木材、ゴムなどで作られています。
機能や防振効果もさまざまですので、家の構造に合ったものを選びましょう。
インシュレーターの効果5選!
インシュレーターの効果は5つあります。
- 固体音の軽減
- 振動の軽減
- 音色の向上
- 防音対策の強化
- 防災対策
インシュレーターをピアノの脚下に設置すると、床に直接ピアノの脚が付きません。
ピアノのキャスター部分と床が直接あたらないので、ピアノ本体の音や振動が床に伝わりにくくなり、振動音が軽減されます。
しかも、床に伝わる振動音が軽減されることで、ピアノそのものの音色を際立たせる効果も期待できるのです。
ピアノの防音対策として防音マットや防音カーペットを使用する場合でも、インシュレーターを組み合わせることで、さらなる防音対策の強化が可能です。
インシュレーターの中には、地震の際にピアノの転倒防止効果のあるものもあります。
防音・防振の両方の対策をしておけば、気兼ねなくピアノを演奏できますよね。
床の対策はピアノを設置してしまった後だと大変になるので、後悔しないようにピアノ設置前に済ませておきましょう。
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おすすめのインシュレーターを比較!
それでは、おすすめのインシュレーターをピアノの種類ごとに比較していきましょう。
グランドピアノに最適なインシュレーター
グランドピアノに最適なインシュレーターとして以下のものがあります。
ゴム製防振インシュレーター スーパーインシュ スタティックGP用
防音対策だけでなく地震対策としても使えます。
独自の構造と材質(特殊天然ゴム)により、強力に振動音を軽減する製品です。
価格: 13,350円( 税込)
レビュー
鉄筋コンクリート製校舎の教室で使用しています。
防音よりもむしろ、音質に効果がありました。
キンキンと変に響いていたのが収まりました。
ダブルキャスターの大型のピアノには使えませんので、ご注意。
引用:Amazon
インシュレーションマスター
防音と音響の専門会社の製品です。
1台ずつ丁寧に作られ、防音・防振対策に優れています。
価格: 37,000円(税別)
レビューはありませんが、内部に音パットがあり、階下への防振を軽減しクリアな音色が楽しめます。
東京アコースティック グランドピアノ ピアノストップ S-043 ブラック 3個パック
ピアノの防振・耐震ゴムです。
床に伝わる振動や共振を強力に防ぎます。
ヤマハ用、カワイ用それぞれのインシュレーターがあります。
脱輪や横滑りを防ぎ、床面に色移りすることはありません。
価格: ¥15,400
レビュー
木造2階にグランドピアノを設置するために購入。
1階リビングの真上ですが、ゴム製でがっちりしていて打鍵やペダルを踏んだ時の振動を気にせずピアノを弾けています。
大きいので重量分散にも役立っていると思います。
また、キャスター用の穴が深く、地震が来ても絶対外れない感じがするところも気に入っています。
引用:東京防音株式会社
アップライトピアノに最適なインシュレーター
アップライトピアノに最適なインシュレーターとして以下のものがあります。
スーパーインシュ タッチアップ フォー
重みがあり、しっかりとしたつくりのインシュレーターです。
耐震性に優れているので、アップライトピアノの転倒防止としても優れています。
価格: 17,800円
レビュー
注文後、すぐに届いて助かりました。
絨毯の上に使いました。
ただ、防音効果はどうかわかりませんが、ない時より家の中でも若干効果のある感じがします。
重みがあり、安定性も十分にあり、普通のインシュレーターに比べると安心できると思います。
引用:Amazon
吉澤 スーパーピアノストップ UP用
防音・防振対策だけでなく、耐震の機能も併せ持つインシュレーターです。
アップライトピアノは高さのある楽器なので、耐震機能がついているのは安心ですね。
価格:9,800円(税込)
イトマサ スーパーセーフティインシュ UP用
色は黒と茶色の2色。
キャスター受け部分が深いため横滑りの心配がありません。
振動、共振を防ぎ、防振対策だけでなくクリアな音色も楽しめます。
価格: 8,068 (税込)
レビュー
ピアノに付いてくる付属品はプラスチック製で浅いもの。
これはゴム製だから床にじか置きしても傷つかない。
そして深さもあるので、安定感がものすごくあります。
最近の地震で震度4があった時もそういえばなんともなかったので、購入して良かったです。
引用:Amazon
電子ピアノに最適なインシュレーター
電子ピアノは形状がさまざまあるため、それぞれのメーカーや販売店に相談して最適なインシュレーターを選ぶ必要があります。
電子ピアノのメーカー独自のインシュレーターを使用すれば安心ですね。
もしくは、サイズの合うアップライトピアノ用のインシュレーターを使用するという方法もあります。
そこで、今回は電子ピアノでも使用できるインシュレーターとメーカー専用のインシュレーター、汎用性のある防振マットを紹介します。
ゴム製防振インシュレーター イトマサ ピアキャッチ UP用 (茶色)
床に伝わる振動を抑えるだけでなく、共振も軽減するので音色がクリアになります。
また、キャスター受け部分が深いためピアノが安定するだけでなく、インシュレーターをつけたまま移動も可能です。
価格:5,948円( 税込)
レビュー
良い買い物をしました。
引越し先にピアノを置くのに購入しました。
木目の茶色ピアノですがインシュレーターだけ浮くこともなくなじみます。
安定感がある分大きいので、購入はサイズをしっかり確認することをお勧めします。
引用:Amazon
Roland ローランド ピアノ セッティング マット HPM-10
床への振動を軽減するピアノマット。
電子ピアノにピッタリのサイズで使いやすいマットです。
寸法は1,450(W)x550(D)x10(H)mm、質量1.0kgになります。
価格:16,740円( 税込)
レビュー
10年前のヤマハクラビノーバには、ぴったりだったけど最近のものはタッチパネル分の幅が横に長くなりいくつか不足せずにグラグラに…仕方ないので昔使っていた同じ商品をとりあえずつなぎました。
クレームがないのでマンションの階下に打鍵音は響いていないようです。
配送、梱包も丁寧で迅速でした。
一度開封した商品とのことで通常よりお安く買えました。
引用:Amazon
防音専科 ピアノマット 150×50×1.2cm 防音 防振 防音マット LL35 電子ピアノ MUTE
世界最高レベルの防音性「LL35」を誇るピアノ用防音マット。
部屋のインテリアになじむグレーのマットは、抗菌、防ダニ、静電加工がされています。
サイズは150×50×1.2cmです。
価格:8,360 円(税込)
レビュー
引っ越ししたタイミングで電子ピアノを買い、その下に敷いています。
ピアノ店でお勧めされたマットも見ましたが、こちらの方がおしゃれでふかふかしてそうだったので購入しました。
打鍵音もかなり吸収されてるみたいで購入してよかったです。
引用:Amazon
インシュレータを購入する際に気をつけたいこと
ピアノのインシュレーターを購入する際に気をつけたいこと2つについて解説します。
インシュレーターの素材は、大きく分けて、プラスチック、木製、ゴム製と3つあります。
素材による価格帯は以下のとおりです。
プラスチックインシュレーター | 数百円~ |
木製インシュレーター | 15,000~数万円 |
ゴム製インシュレーター | 数千円~数万円 |
素材の材質やインシュレーターの性能により、価格が変わってきます。
価格だけで選んでしまうと、肝心の防音・防振効果が少なくなってしまうので注意が必要です。
購入前には、あなたの住環境から考えましょう。
以下に当てはまるマンションに住んでいるなら、性能の高いインシュレーターを選ぶ必要があります。
- 築年数が古いマンション
- 近所の生活音が聞こえやすいマンション
おすすめは、防音・防振対策の専門メーカーからのものがおすすめです。
しかし、お手元のピアノのサイズによって、向き不向きがありますので注意しましょう。
インシュレーターによっては遮音等級が表示されているものがあります。
以下の図のように、LL-4(旧 L-45)では足音や生活音が気にならない程度に聞こえるので、インシュレーターだけでなく、防音マットなどとあわせて対策をするとよいでしょう。
インシュレーターは、メーカーの販売店やAmazonや楽天市場などのインターネットで購入できます。
購入する際のポイントは2つです。
- あなたのピアノのサイズに合うインシュレーターであるか
- 防振効果が十分か
この2つを確認してから購入しましょう。
防音・防振効果が高いものが必要であれば、防音・防振専門メーカーのものを選ぶとよいでしょう。
取り付けまでしてくれる業者であれば、なお安心ですね。
インシュレーター取り付けとメンテナンス
インシュレーターを購入しても、取り付けはプロにお任せしたほうが安心です。
一番手間がかからないのは、ピアノを購入する際に一緒にインシュレーターを購入して、搬入時に取り付けするとよいです。
事前に防音マットなどを敷いてから取り付けるとさらに効果を高めます。
参考までにインシュレーターを設置する方法の動画を紹介します。
【用意するもの】
- アップライトピアノ用のパイプリフター
- インシュレーター
グランドピアノの場合は、一脚ずつ2,3人で持ち上げて差し込むという方法もありますが、危険を伴いますので、十分注意が必要です。
インシュレーターの寿命は、メーカー、製品、使用状況によって変わってきます。
購入時に直接販売業者やメーカーに問い合わせておきましょう。
また、こまめなチェックをして、ヒビや割れ目が入っていないか、ゴムなどの劣化がないかどうかを確認しておくことも重要です。
【インシュレーターを交換するタイミング】
- ヒビ、割れ、ゴムの劣化
- 音質の変化
- 引越し、模様替え
インシュレーターを設置してピアノを安心して楽しもう
マンションのような集合住宅でピアノを楽しむには、周囲との騒音トラブルにならないよう配慮が必要です。
しかし、ピアノは防音対策だけでは不十分です。
ピアノの振動は階下だけでなく、床から壁を伝わって上階にも響くため、防振対策もあわせて行いましょう。
ピアノの脚に取り付けるインシュレーターは、防振対策だけでなく、共振も抑えてピアノの音色をクリアに響かせる効果もあります。
あなたのピアノのサイズに合っているものを選びましょう。
さらに、インシュレーターだけでなく、防音マットなどと一緒に使用するとさらに安心です。
防音・防振対策にインシュレーターを使って、マンションでもピアノを楽しめる環境づくりをしましょう。
オススメ記事
ピアノの防犯マットって必要なの?効果や筆者イチオシのおすすめ商品もご紹介◎
ピアノ 防音 マットを探している方必見!マットの必要性や選び方を解説します!自宅でのピアノ練習に最適な防音 マットの効果と選択ポイントを紹介します。