【執筆・監修】どれみ

音楽大学を卒業しました。現在は自宅でピアノ教室を開いており、4歳から大人まで幅広い年齢層の生徒さんを教えております。 また、ピアノと合わせて文章を書くのも好きです。ピアノの魅力を多くの皆様にお伝えできる記事をお届けしたいと考えております。

最近は住宅事情のため、電子ピアノをピアノ学習のために購入する人が増えています。
筆者の教室の生徒さんも8割が電子ピアノです。

そんな電子ピアノは、さまざまな種類があるので、どのようなことを重視して買うべきか迷うものです。
そこで、購入の際に知っておきたい電子ピアノの選び方を特集します。

おすすめの電子ピアノもピアノ教師の目線で30点選んでみました。
電子ピアノ選びの参考にしていただければ幸いです。

購入の際に知っておきたい電子ピアノの選び方

まず知っておきたいのは、電子ピアノとはどのような楽器であるかです。
アコースティックピアノに近いのか、どんな特徴があるのか紹介します。
そして、どのような選び方をすれば良いか例を挙げてみます。

ぜひとも、電子ピアノ選びの参考にしてください。

電子ピアノの演奏感はアコースティックピアノに近い？

電子ピアノの演奏感がアコースティックピアノに近いかどうかは、楽器のグレードによります。
当然ながら、グレードの高い電子ピアノの方がアコースティックピアノに近いつくりです。

なぜなら、電子ピアノはアコースティックピアノの音をサンプリングしているからです。
つまり、グレードの高い電子ピアノの方がよりグレードの高いピアノの音をサンプリングしています。

電子ピアノの特徴

電子ピアノの特徴をお伝えします。

• 価格帯：1～2万円台～高い物は100万円台
• 鍵盤数：60～88鍵
• 音源：ピアノからサンプリング
• ペダル：ついていない場合は別売りのペダルを購入する
• 脚あり・脚なしの両タイプが存在する
• サイズ：奥行30cm以上・幅1.4mほど
• ヘッドホンを使って演奏できる

メーカーによっても多少異なりますが、たいていの電子ピアノには上記のような特徴があります。

選び方は用途に合わせて

電子ピアノを選ぶ際は、使う人の用途に合わせましょう。
考えられる例を挙げてみました。

例① 初心者（子供）：ピアノとして利用したい

本当はアコースティックピアノがほしいけれども、住宅事情で置けないケースです。
この場合は、限りなくアコースティックピアノに近いタイプを選びましょう。

例② 初心者（大人）：何らかの目的をもって利用したい

脳トレとして知っている曲を弾きたい、保育士を目指しているなど、人それぞれの目的があります。
ポップスや童謡のような曲であれば、88鍵なくても大丈夫なので、気軽に楽しみたい程度であれば卓上でも使えるキーボードタイプがおすすめです。

例③ ピアノ経験者：住宅事情のためサブピアノとして利用したい

ある程度弾けていたり、かなり弾けていたりするピアノ経験者であれば、電子ピアノには物足りなさを感じるはずです。
住宅事情で電子ピアノしか置けない場合は、アコースティックピアノに近いタイプをおすすめします。

予算的に厳しい、置く場所がない場合は88鍵盤あるキーボードに近い物で妥協し、たまに地域にあるレンタルピアノで練習するのもおすすめです。

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電子ピアノ30選

筆者独自の観点と一般的な評価で選んだおすすめの電子ピアノを30選紹介します。
それぞれの個性がわかるように、以下の点をピックアップしてみました。

電子ピアノの購入をお考えの方は参考にしてください。

1位：お手頃価格の「ヤマハ P-225」

付属品のセットによりますが、たいていは10万円前後で購入できる商品です。
初めての電子ピアノ購入におすすめのお手頃価格ではないでしょうか。

新開発された「GHC（グレードハンマーコンパクト）鍵盤」を使用しているシリーズです。
GHS鍵盤は、低音部が重く、高音部が軽くなっており、アコースティックピアノに近いタイプに仕上がっています。

お手頃価格でアコースティックピアノに近いタイプをお考えの方におすすめです。

2位：表現豊かな「カシオ電子ピアノ Privia PX-S1100BK(ブラック)」

象牙調・黒檀調の鍵盤は、グランドピアノを意識してつくられています。
指に吸いつくようなしっとり感があるため、たとえ長時間練習しても汗ですべりにくいつくりです。

また、音源圧縮技術「ロスレス・オーディオ・コンプレッション（可逆圧縮方式）」によって、グランドピアノのような表現豊かな響きを実現可能にしました。
アコースティックピアノに近い響きを体感できるでしょう。

3位：スリムでスタイリッシュ「カシオ 88鍵盤 電子ピアノ Privia PX-770WE ホワイトウッド調」

ペダルが3本そろったスリムでスタイリッシュな電子ピアノ。
お部屋のインテリアにもなるホワイトウッド調のカラーもおしゃれです。

また、ピアンリモートコントローラーでスマートデバイスと接続可能です。
演奏に役立つ機能性スマートデバイス用アプリ「Chordana Play for Piano」に対応できます。

そして、内蔵曲の片手パートのメロディーを消して、片手練習ができるのも便利でしょう。
例えば、右手パートを消してご自身で弾く右手パートと合わせることが可能です。

4位：独自技術を活かした「ヤマハ アリウス ホワイトアッシュ調仕上げ YDP-165WA」

ヤマハ最高峰のグランドピアノCFXの音をサンプリングした電子ピアノです。
また、グランドピアノの共鳴音を再現した「バーチャル・レゾナンス・モデリング ライト」もこちらの電子ピアノならではの魅力です。

さらに、ヤマハの無料アプリ「スマートピアニスト」に対応しているので、内蔵曲の楽譜表示も可能です。
日々の練習に役立つでしょう。

5位：ピアノらしいデザインの「カワイ CN29 A」

ピアノらしい外観にもこだわったカワイの電子ピアノです。
音、鍵盤ともにグランドピアノを意識してつくっているので、音やタッチにアコースティックピアノの感覚を求める人におすすめです。

カワイ独自のRHⅢ鍵盤は、木製鍵盤を意識してつくられています。
非常に重みがあるため、プラスチック鍵盤の中で一番優れているという説もあるほどです。
さらに、象牙調、レットオフフィールといった機能も備わり、他社製品と比べても引けを取らないレベルに仕上がっています。

また、BluetoothAudioでオーディオとしても楽しめます。
スマートフォンやタブレットとの接続もでき、お気に入りの曲を電子ピアノのスピーカーで再生できます。
さらに、お好きな曲と合わせて演奏することも可能です。

6位：3本ペダルのついた「KORG C1 Air WBK ウッデン・ブラック 木目調仕上げ」

気軽に練習できるスリムなデザインの電子ピアノです。
マンションやアパートの狭い部屋に置きたい人におすすめです。
また、購入オプションとあわせ買いもできるので、メトロノームやお手入れ道具がほしい人にも最適でないでしょうか。

スリムながらもピアノ同様の3本ペダルがあり、鍵盤のタッチもアコースティックピアノと同じように低音部で重く、高音部で軽い構造。
普段はピアノだけれども、夜中などに練習する楽器がほしい人にもおすすめできます。

7位：グランドピアノの弾き心地に迫る「ヤマハアリウス YDP-S55B / ブラックウッド調」

ヤマハで人気のアリウスシリーズです。
ピアノらしいブラックウッド調に仕上がっています。

鍵盤はグランドピアノのタッチに近づけるようにつくっているため、トリルや装飾音符などの演奏で必要な連打性が高くなるように工夫されています。
高度なテクニックの曲に挑戦する人におすすめです。

そして、ダンパーペダルに搭載されているのはハーフペダル機能。
アコースティックピアノにピアノに近い表現が可能になりました。

8位：持ち運びができる「ローランド FP-10-BK」

PHA-4スタンダード鍵盤はローランド独自のベーシックな鍵盤です。
象牙調鍵盤の「アイボリー・フィール」とグランドピアノを意識した「エスケープメント機構」を採用しています。

また、オプションのDP-10はハーフペダルも可能なダンパーペダルです。
普段はアコースティックピアノを使用しているピアノ上級者が、サブピアノとして夜間の練習に利用するのにも最適です。

ローランドならではのこだわりのあるポータブルピアノではないでしょうか。

9位：シンプルでコンパクトな「カワイ電子ピアノKDP75B」

レスポンシブ・ハンマー・アクション・スタンダード鍵盤は、カワイ独特の鍵盤でRHS鍵盤とも呼ばれます。
本格的なアコースティックピアノの鍵盤タッチを電子ピアノで再現しました。
グランドピアノのタッチ感を目指し、連打やトリルにも対応可能です。

また、ピアノメーカーならではのこだわりで、コンサートピアノSK-EXの音を搭載しています。
カワイピアノの音が好きな人におすすめの電子ピアノです。

初めてピアノを習う子供さん、大人の方の他、アコースティックピアノを所有する方が夜間の練習用に使用するのにもおすすめ。
また、住宅事情でアコースティックピアノを置けない場合にサブピアノとしても使用することも可能です。

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10位：豊かな音色の「ローランド FP-30X」

56音色（ピアノ音色 12）を楽しめる軽量のポータブルピアノです。
因みに8位のFP-10は、ピアノ音色4色の15音色。

付属品のヘッドホン BOREHO BH-181も優れ物です。
電子楽器の音色をクリアに伝えます。
また、音漏れしにくい遮音密閉型タイプなので、夜間でも安心して練習できます。
そして、約175gの軽量型のため、長い時間使用していても疲れません。

夜間に練習したい人、野外ライブやボランティア演奏などで、楽器を運ぶ必要がある人におすすめです。

11位：おしゃれな家具型の「SHEIRIN SR-PH80」

引き出し型の電子ピアノです。
引き出しを引くとピアノの鍵盤が出てきます。
弾き終わったら、鍵盤をしまい、机のように使用可能です。
書き物をしたり、お茶を飲んだりなど、まるで家具のように使えます。

また、クリアな音色、重低音を再現しているため、ピアノとしての使用感も満足できるはずです。
初心者でも、熟練者でも楽しめます。
おしゃれな型なので、ピアノ初心者の大人の方がお部屋のインテリアとして購入するのもありです。
また、ヘッドホンを使用することで、夜間や早朝の練習もできます。

12位：どこでも音楽を楽しめる「カリーナ電子ピアノ 」

ボランティア演奏、歌や合奏の伴奏など、外部で演奏する機会のある方、ピアノ初心者、住宅事情でアコースティックピアノを置けない方におすすめの持ち運びが便利な電子ピアノです。
安心の大容量バッテリーなので、充電しておけば約2,5時間使用できます。

そして、お値段の安さもうれしいところです。
楽天で購入する場合、電子ピアノ、日本語説明書の他に以下の物がついていてリーズナブルな価格です。

• 譜面台
• ピアノケース
• 充電アダプター
• USBケーブル
• サスティンペダル
• MIDIケーブル

子供がピアノを習うけれども、長続きするか不安という方も、価格の安い楽器であれば、安心して与えられます。

13位：コンパクトな本格派「ヤマハ P525B」

グランドタッチ-エス鍵盤は、ヤマハならではのグランドピアノのタッチを意識した木製鍵盤です。
強弱や微妙な微妙な音色の変化などを再現できます。
また、無垢材を使用しているだけあり、耐久性にも優れています。
長時間の練習で歪むことはありません。

キラキラした高音とバイタリティーのある低音を響かせるヤマハ「CFX」、世界中で称賛される三大ピアノの一つベーゼンドルファー「インペリアル」の音色が使われているのもこの楽器ならではの特長です。
コンパクトサイズですが、世界最高峰の音色を味わえます。

14位：コンパクトで多彩な機能「ローランド電子ピアノGO-88P」

「ベロシティ」とは、電子ピアノにアコースティックピアノの機能を搭載していることです。
ローランドのGO-88Pはキーボードのようにコンパクトですが、88鍵あります。
したがって、本格的なピアノ曲の演奏や作曲にも使用できます。

また、メトロノームなどの多彩な機能が付いているので、初心者の練習に使えます。
ヘッドホンを使えば、夜間や早朝でも周囲に気兼ねなく練習できるので、普段はアコースティックピアノを弾いている人がサブピアノとして使うのもOKです。

その他、外部での演奏にも向いています。
コンパクトなボディなので、伴奏楽器やメイン楽器として持ち運ぶのにも便利です。

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15位：スタイリッシュでコンパクト「カワイ電子ピアノ ライトグレー ES120Filo」

スタイリッシュでスマートなデザインの電子ピアノは、Filo（フィーロ）という名です。
Filoはイタリア語で「弦」。
一本のピアノ弦から着想を得たことが名前の由来と考えられます。
お部屋のインテリアにもなるスタイリッシュな外観はカワイならではのセンスです。

初心者や2台目ピアノを求める人はもちろん、軽量なポータブルピアノでバンドを楽しみたい人にもおすすめです。
持ち運びできるので、どんな場所でも演奏や作曲を楽しめるでしょう。

また、オプションでヘッドホンを購入すれば、夜中や早朝での練習に利用できます。

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16位：高級感を追求した「カシオ プリヴィア PX-870BK ブラックウッド調」

グランドピアノの持つ響きを追求した電子ピアノです。
高音質のグランドピアノの音やタッチを意識してつくられました。

特徴的なのは、オーケストラとの共演です。
高音質なオーディオデータで収録してあるので、ピアノパートを楽しめます。
一度はオーケストラと弾いてみたいと思う人におすすめです。

ピアノを習いたいけれども、アコースティックピアノを置ける住宅環境でない方、普段はアコースティックピアノを練習している人の夜間の練習に最適な楽器です。

AMAZONでは、お手入れセットや高低自由な椅子付きセットがあります。
お得に購入したい人におすすめです。

17位：共鳴音を再現「ヤマハ アリウス ホワイトアッシュ調仕上げ YDP-S35WA 」

ヤマハで人気のアリウスシリーズです。
ご紹介するYDP-S35はホワイトアッシュ仕上げの他にブラックもあります。
お部屋の雰囲気や好みに合わせてカラーを選択できます。

特徴的なのは、楽器すべてが振動するグランドピアノの共鳴音を再現しているところです。
ヤマハは「バーチャル・レゾナンス・モデリング ライト（VRM Lite）」という独自の技術で再現に至りました。

3本ついているペダルは、アコースティックピアノと同じです。
ハーフペダルも表現できるので、中級以上の人でも楽しんで弾けるでしょう。

18位：スリムボディの「カシオCDP-S100BK」

筆者撮影

筆者が2年前に購入した楽器です。
コロナ禍での発表会だったので、毎回行っている連弾をやめて電子ピアノとのアンサンブルをプログラムに入れてみました。

ピアノと電子楽器によるアンサンブルは、連弾とは一味違う楽しい雰囲気。
特にポップス系の曲には電子楽器の音が合うような気がしました。
スリムボディなので、グランドピアノのある部屋にすっぽりとおさまっています。

別売りの専用ケースを購入したので、持ち運びに便利でした。
椅子、台も別売りの物を購入しましたが、置けるテーブルなどがあるならば、台なしでもOKです。

19位：初心者におすすめ「ローランド RP701 LA ライトオーク調 」

ローランドが子供さん、大人の方などの初心者向けに開発した電子ピアノです。
初心者が取り組みやすいように、音、タッチ、ペダルなど、ピアノの基本性能にこだわっています。

特にこだわりを見せているのは「スーパーナチュラル・ピアノ音源」と「PHA-4スタンダード鍵盤」です。
「スーパーナチュラル・ピアノ音源」は、音の華やかさのみでなく、厚みや響きにも重点を置いています。
そして、「PHA-4スタンダード鍵盤」はグランドピアノのタッチを意識しました。

さらに、電子ピアノならではの多彩な機能も充実しています。
日本語ディスプレイやアイコン表示ボタンで、お子様や高齢者でも使いやすいつくりです。

20位：シンプルでお求めやすい「ローランドRP-30」

アコースティックピアノのような外見の電子ピアノです。
アコースティックピアノと同じように3本ペダルがついているので、ピアノを基本的なところから習いたいと考える人、子供さんに基礎から習わせたい人におすすめです。

また、アコースティックピアノを持っているけれども、引越先では住宅事情で置けない人にもおすすめです。
お求めやすい価格なので、サブピアノとしてはお手頃ではないでしょうか。

21位：人気モデル「ローランド HP704 (LAS ライトオーク調仕上げ)」

ローランド独自の「モデリング音源」を採用している人気モデルです。
「モデリング音源」は、弾き方に応じた音の変化がリアルに表現できる機能です。

ピアノ曲で要求されるのは、小さな音、大きな音、やさしい音、力強い音、美しい音、和音の響きを巧みに表現できることです。
それを可能にしたのがHP704でした。

ローランドの卓越した技術により、アコースティック・ピアノと同じような表現を電子ピアノで可能にしました。
そんな技術力の結晶であるHP704は、本物志向の人におすすめです。

22位：どんなお部屋にもマッチする「ローランドF107」

2021年にレッドドット・デザイン賞を受賞した電子ピアノです。
開けると楽譜やモバイル端末を置ける蓋など、F107ならではのデザインが評価されたのでしょう。
どんな雰囲気のお部屋にもマッチするシンプルデザインなので、安心してお買い求めになれます。

PHA-4スタンダード鍵盤は、象牙調の鍵盤がアコースティックグランドピアノを連想させます。
また、強弱や重みをのせる弾き方など、ピアノ曲の微妙なタッチにも反応。
アコースティックピアノを意識した演奏が可能です。

初心者の方、夜間や早朝の練習のサブピアノをお求めの方におすすめです。

23位：カリモク家具との共同開発「ローランド Kiyola KF-10-KS」

国内最大手のカリモク家具とのコラボレーション商品です。
2015年にはグッドデザイン賞も受賞しています。
職人技の天然木を活かした家具調のデザインなので、インテリアにこだわりたい人にもおすすめです。

音は、電子ピアノ作り40年のローランドのこだわりが活きています。
「スーパーナチュラル・ピアノ・モデリング音源」の搭載で、アコースティックピアノに近い音を体験できます。

そして、木の質感が漂う木製鍵と耐久性のある樹脂を組みあわせた「PHA-50鍵盤」はグランドピアノを思わせるようなタッチ感です。
アコースティックピアノに慣れている上級レベルの人も満足できるでしょう。

24位：グランドピアノを意識した木製鍵盤「カワイ電子ピアノ プレミアムライトオーク調仕上げ CA401LO」

カワイ独自のシーソー式木製鍵盤を採用しています。
メンテナンスフリーの「積層鍵盤」と指に吸い付くアコースティックピアノのような「タッチ感」が特長の鍵盤です。

88本の鍵盤すべてに木材を使用しているところが大きなポイント。
幾層にも積み重ねられた木材をカワイならではの加工技術により、なめらかな鍵盤に仕上げました。
鍵盤の表面は、高級感のある象牙調です。

また、コンパクトで置く場所を選ばないので、一人暮らしの賃貸にも置けます。
一人暮らしの部屋にピアノを持って行きたい人におすすめです。

25位：フォルテピアノの音色を搭載した「ヤマハClavinova CLP-785B 」

モーツァルトやベートーヴェンの時代に使用されたフォルテピアノの音を搭載した楽器です。
大作曲家が活躍した時代に想いを馳せながら、弾けるのではないでしょうか。

また、最新の音響設計技術や測定技術を駆使してグランドピアノの音像や音場を表現しているのも、このシリーズならではの特徴です。
ハンマーが弦を打つ感覚、弦の響きの余韻も表現したコンパクトな電子ピアノです。

アコースティックピアノに慣れている人が、サブピアノとして購入するのにふさわしい性能でしょう。
また、きちんとした電子楽器を子供さんに与えたいと考える方にもおすすめです。

26位：グランドピアノの音色「カワイ 電子ピアノ プレミアムローズウッド調仕上げ CA501R」

SK-EXコンクール、EX、SK-5と3台のグランドピアノの音を使用した電子ピアノです。
グランドピアノを彷彿とさせる音で弾きたい人におすすめです。

アコースティックピアノらしい外見で、ペダルもダンパー（ハーフペダル対応）、ソステヌート、ソフト（ハーフペダル対応）と3本そろっています。
ピアノ曲を楽しむのに違和感はないでしょう。

さらにレッスン曲は、バイエル、ブルグミュラーを始めとする365曲そろっています。
じっくりと基礎を固めたい初心者の子供さんや大人の方にもおすすめです。

27位：木製鍵盤でグランドピアノの弾き心地「ヤマハ Clavinova CLP-745R [ニューダークローズウッド調]ローランド/FP-10-BK」

木製鍵盤を使用し、サンプリングはヤマハ CFXベーゼンドルファー インペリアルの音です。
ヤマハピアノが好きな人、グランドピアノを意識した電子ピアノを使用したい人におすすめです。

たとえ、ヘッドホンをしていても、聴こえてくる音はピアノ本体のような響きなので、違和感なく夜間の練習ができます。
また、Bluetooth機能を使用すると、聴きたい曲を楽器のスピーカーで聴けます。
さらに無料アプリ「スマートピアニスト」への接続で内蔵曲の楽譜を表示可能です。
こうした電子ピアノならではの魅力とアコースティックピアノの魅力の両方を味わえる電子ピアノです。

28位：奏者の感性に応える「ヤマハ Clavinova ダークウォルナット調 CLP-775DW 」

775を始めとするヤマハのCLP700シリーズはグランドピアノを意識してつくられています。
例えば「バーチャル・レゾナンス・モデリング（VRM）」という特殊な技術でグランドピアノ特有の共鳴音を電子ピアノに取り入れるのに成功しました。

弦の振動、多彩な共鳴音を響かせることが可能です。
さらに、ダンパーが上がるために生じるダンパーノイズも再現しています。

極めてピアノに近い電子ピアノを購入したいと考える人におすすめの楽器です。
初心者はもちろん、サブピアノとして購入する人にもおすすめできます。

29位：おしゃれなボディの「カシオPX-S7000HM」

角野隼人さんのTVCMでも有名な電子ピアノです。
スリムでおしゃれなボディでもおなじみで、楽器大賞2023にも輝いています。

「マルチ・ディメンショナル・モーフィングAiR音源」は、グランドピアノ特有の響きを追求しました。
カシオ独自の音響システムで88鍵盤の一つひとつに繊細な倍音の共鳴を調整しています。
そのため、タッチによる音色の変化を細かく表現できるようになりました。
曲による微妙なタッチの変化を楽しめます。

さらに、「スペシャルサウンドシステム」によって、演奏場所に対応する音響空間づくりが可能になりました。
外側のスピーカーは「サイドエンハンシングディフューザー」を搭載しているため、コンパクトなボディでもボリュームのある音を出せます。

30位：ベヒシュタインなど3大ピアノとのコラボレーション「カシオCELVIANO Grand Hybrid GP-510BP 」

アコースティックピアノに近い型の電子ピアノなので、それなりのお値段です。
電子ピアノであっても、本格的な物がほしい人におすすめです。

ベルリン・グランドとも呼ばれるベヒシュタインが音源の一つになっています。
カシオが分析したのはベヒシュタインの最高峰マイスター・ピース「D282」モデルでした。
ベヒシュタインの開発責任者アルブレヒト氏をカシオ計算機株式会社に招き、音色の最終調整をしました。

また、音の波形をなめらかに変化させる技術「マルチ・ディメンショナル・モーフィング」により、グランドピアノのような音色の変化が可能になったのです。
奏者は優しく繊細な響きのppp（ピアニッシッシモ）から、力強さがみなぎるfff（フォルテッシッシモ）まで、表現できます。

電子ピアノは進化している！

ご紹介した通り、ここ数年で電子ピアノは大きく進化しました。
今では、多くの電子ピアノがアコースティックピアノの音を意識してつくられています。

ピアノを楽しむ第一段階として購入する、住宅事情でアコースティックピアノを置けないために購入する人も増えています。
数ある商品の中から、ご自身に合う楽器を選んでください。

ご紹介した30選は人気の高い楽器、筆者がピアノ教師として納得できると想った楽器です。
お値段もお求めやすい価格帯に絞ってみました。

今後における皆様の楽器選びの参考になれば幸いです。

電子ピアノで音楽の世界を広げましょう。

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