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【楽譜&ドレミ動画付き】アンパンマンの曲を一覧でご紹介|子どもと楽しめる◎

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2023.12.19
ナイス
【執筆・監修】ナイス

私は、小学校2年生から5年生までピアノ教室に通ったのがピアノとの出会いです。その後、高校2年生のときに保育士を目指し、再び子どもの頃に通っていた教室で短大卒業まで習いました。保育士になってからは毎日ピアノを弾きながら子ども達と歌ったりポピュラーピアノを習ったり、自作の曲でピアノの弾き語りをして活動していた時期もあります。現在は音楽教育であるリトミック講師の資格を持ち、ライターのほかにリトミック講師としても仕事をする毎日です。

こんにちは。
元保育士Webライターのナイスです。
今回の記事は、『アンパンマン』の曲を紹介します。
アンパンマンは、多くの子どもにとって初めて好きになるキャラクターだと言ってよいでしょう。
保育士時代は手提げ袋やお弁当箱、箸箱などアンパンマンのグッズを持っている子を数多く見てきました。
そして、アンパンマンの絵本や紙芝居を読んだりアンパンマンの顔を描いたり、アンパンマンに触れる機会は多かったです。
アニメ化もされたアンパンマンは数多くの曲があり、子ども達と歌ったり踊ったりすることもたくさんありました。
そこで、子どもと一緒に楽しめるアンパンマンの曲を紹介します。
ピアノを弾きながら子どもと一緒に歌えるように、楽譜や動画もたくさん紹介しますので、参考にしてください。

アンパンマンの歌一覧をご紹介!

アニメのアンパンマンには主題歌だけではなく、数多くの挿入歌があります。
アンパンマンは魅力的なキャラクターが数多くいることでも知られていますが、キャラクターのテーマ曲のほか、体操や音頭など幼稚園や保育園で歌ったり踊ったりした経験がある人は多いでしょう。
アンパンマンの歌の中から、代表的な曲を15曲選んで紹介します。
ぜひ親子で、または園でピアノを弾きながら子ども達と歌って楽しんでください。
各曲のピアノの楽譜も数曲紹介していますが、楽譜の難易度も記載してありますので参考にしてください。
難易度の基準は次の通りです。

  • 初級:ピアノを始めたばかりの初心者におすすめ
  • 中級:ピアノを弾くことに慣れ、いろいろな曲を体験した中級者向け
  • 上級:難易度が高い曲も弾きこなせる上級者向け

【アンパンマンのマーチ】

テレビアニメ『それいけ!アンパンマン』の主題歌として、おなじみの曲です。
1988年に放送された初回から主題歌として流れているので、アンパンマンの曲と言えばこの曲を思い浮かべる人は多いでしょう。
アンパンマンの原作者やなせたかしさんが詞を書き、三木たかしさんが作曲、ドリーミングが歌いました。
生きる喜びや人生の意味、愛と勇気、優しさを描いたやなせさんの歌詞に励まされた人が大勢いて、2011年の東日本大震災の後にFM東京で何度もオンエアされ、SNSで話題になりました。
また、2011年3月28日のBillboard Japan Hot Top でトップ10にランクインしたことでも話題になった名曲です。

練習のコツ

マーチなので歩く速さのテンポは初心者でも弾きやすく、難易度は高くありません。
歩くテンポを守って、この曲がもつパワーをピアノの演奏で表現できるよう力強く、明るい演奏を心がけましょう。
楽譜は初級、中級、上級などレベルに応じていろいろな形にアレンジされたものがたくさん出ています。
初級は、ピアノを始めたばかりの初心者でも弾くことが可能です。
中級〜上級も難しい箇所はないので、よく練習すれば十分に弾きこなせるレベルでしょう。
今の自分に合ったものを選んで弾いてください。

【勇気りんりん】

『それいけ!アンパンマン』のエンディングテーマとしておなじみの曲です。
『アンパンマンのマーチ』同様、やなせたかしさん作詞、三木たかしさん作曲、ドリーミング歌唱のこの曲は、歌詞の内容も『アンパンマンのマーチ』と同じように勇気を与えてくれます。
タイトルは、「勇気の鈴がりんりん鳴る」という意味。
歌詞の中にはアンパンマンを始め、しょくぱんまん、カレーパンマン、ジャムおじさん、バタコさん、おむすびまん、名犬チーズ、ばいきんまん、ドキンちゃんなど人気の主要キャラクター達が登場します。
振り付けもあるので、園で踊ったことがある子ども達もたくさんいることでしょう。

練習のコツ

原曲は変イ長調で♭が4つ付いているため、初心者は苦労するでしょう。
しかし、ハ長調に転調した初級〜中級者向けの楽譜もあるので自分のレベルに合わせて選びましょう。
ハ長調の楽譜であれば、初心者も少し頑張って練習すれば充分弾きこなせるレベルです。
そして、この曲も決して急がずに落ち着いてテンポを守りつつ、元気よく弾くことを心がけるとよいでしょう。

【アンパンマンたいそう】

この曲も『それいけ!アンパンマン』のエンディングに使われておなじみです。
体操をするアンパンマン達の映像を覚えている人も多いと思います。
♪アンパンマンは君さ~と歌うサビのフレーズも大人気です。
『アンパンマンのマーチ』『勇気りんりん』と同じように、この曲も明るく元気になれるアンパンマンらしい1曲だと言えるでしょう。

練習のコツ

この曲もテンポを守って弾くことが大切ですが、原曲はスネアドラムが細かく刻むリズムが印象的なので、リズミカルに弾くのがポイントです。
そのため、左手のリズムがやや複雑なのでよく練習しましょう。
そして、前奏は右手の十六分音符が続くので片手でしっかりと弾けるようになるまで練習を重ねてください。
初心者には少し難しい中級者向けの曲ですが、練習すれば弾けるようになるでしょう。

【サンサンたいそう】

アンパンマンの体操曲と聞くと、『アンパンマンたいそう』よりも『サンサンたいそう』を思い出す人もいるでしょう。
この曲も、園の運動会や発表会などで使われることが多い人気曲です。
『勇気りんりん』のように、この曲の歌詞の中にも人気キャラクターがたくさん登場し、前奏の「1,2,3」の掛け声や動きでとても元気になれます。

練習のコツ

『アンパンマンたいそう』に比べ、とてもシンプルで難易度は高くありません。
早い音符も複雑なリズムも、調号もつかないので初心者でも練習すればすぐに弾けるようになるでしょう。
まずこの曲からトライして、弾けるようになったら子どもと一緒に歌う楽しさを味わってみてください。

【とべ!カレーパンマン】

アンパンマンに次ぐ人気キャラクター、カレーパンマンのテーマ曲です。
先に紹介した4曲とは雰囲気がガラッと変わり、ヒーローのテーマ曲らしいかっこいい曲調です。
ピリリと辛いカレーをイメージし、原作者のやなせさんが作詞しました。
“カレー色した夕焼け”“黄色いマントをなびかせて”などの表現は先に紹介した曲と一味違いますが、励まされる内容の歌です。

練習のコツ

ピンチの場面で助けに登場するカレーパンマンをイメージし、力強い演奏を心がけましょう。
タッチをやや強く、少しだけ緊迫した雰囲気を出せると盛り上がります。
左手は八分音符が続き、音の上下が激しいのでよく練習し、リズムキープしながら弾けるように気をつけましょう。
中級以上の人におすすめです。

【おなじみしょくばんまん】

カレーパンマンと並ぶ人気キャラクターしょくぱんまんのテーマ曲もカレーパンマン同様短調で、どことなく哀愁漂う曲調です。
『とべ!カレーパンマン』よりもテンポが抑えめで、「こころはまるくてあたたかい」という歌詞にもしょくぱんまんの優しさが表現されています。

練習のコツ

難易度は高くないので、初心者からチャレンジできる曲です。
ただし、後奏に十六分音符が連続して出てくるところが少し難しいので右手練習を十分に行い、リズムを崩さずに弾けるように頑張りましょう。

【いくぞ!ばいきんまん】

アンパンマンの適役ながら、憎めないキャラクターが人気のばいきんまんのテーマ曲で、ばいきんまん本人が歌った曲です。
ばいきんまんと言えば登場するときの「ハ~ヒフヘホ~!」という決め台詞や去っていくときの「バイバイキーン」という捨て台詞でおなじみですが、歌詞の中にも「ハヒフヘホ」のフレーズが出てきます。
イントロが特徴的なので、イントロを聴いただけで「ばいきんまん!の歌」とわかる子どもがたくさんいるでしょう。

練習のコツ

ハ短調で♭が3つ付いているため、黒鍵で弾く音を間違えないように注意しましょう。
迫力ある中にも、ユーモアあるばいきんまんのキャラクターを意識して楽しい気持ちで演奏してください。

【私はドキンちゃん】

怪しげなイントロが印象的なドキンちゃんのテーマ曲で、ドキンちゃん本人が歌っています。
ばいきんまんの相棒のドキンちゃんですが、この曲の歌詞でも自分で「わがままなのよ」と歌っているように、味方のばいきんまんをも振り回す小悪魔的存在のドキンちゃんらしく、お茶目でちゃっかりした印象の曲です。

練習のコツ

わがままぶりがキュートで憎めない適役のドキンちゃんをイメージして、かわいらしさや遊び心を大切に演奏しましょう。
アレンジ次第で簡単にもおしゃれにも表現できる曲なので、自分のレベルに合わせて楽しんで弾いてください。

【パンナのパンチ】

キュートな魅力で大人気のメロンパンナちゃんのテーマ曲。
『パンナのパンチ』という勇ましいタイトルながら、「♪パンナのパンチでメロメロ~ン」と歌われるかわいらしい曲です。
ばいきんまん、ドキンちゃん同様メロンパンナちゃん本人目線の歌詞を、メロンパンナちゃん自身の甘いボーカルで歌われています。

練習のコツ

軽快な原曲の雰囲気を大切に、軽やかに弾きましょう。
テンポがやや速い曲なので、最初はゆっくりなテンポで練習して、徐々にテンポアップするとよいでしょう。
原曲で印象的なサックス部分をピアノで表現するのがやや難しいですが、自分のレベルに合わせてメロディーの音を少し省くなど工夫してください。

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【ふたつの心】

メロンパンナちゃんのお姉さんとして、ジャムおじさんがメロンパンナちゃんのために後から作ったロールパンナちゃんは、ほかのキャラクターと一味違う異彩を放っています。
前半はそんなロールパンナちゃんのキャラクターらしく怪しげなムードですが、後半は明るい曲調に一転する面白い構成の曲です。

練習のコツ

前半の怪しげなムードと後半の明るい曲調とのメリハリを大切に演奏しましょう。
普通に弾いても曲調の違いは出ますが、より違いを意識して鍵盤のタッチや弾き方の違いを少し大げさに表現すると効果的です。

【てんどんまん数え歌】

頭の丼を箸で叩いて、「♪てんてんどんどんてんどんどん」と歌いながら登場するユニークな人気キャラクター、てんどんまんのテーマ曲。
この曲の冒頭でも「♪てんてんどんどんてんどんどん」と歌われています。
このフレーズが何度も繰り返されて脳内に残りやすいので、てんどんまんを知らなくても、この曲に聞き覚えがあるという人もいるのではないでしょうか。

練習のコツ

何度も繰り返される「♪てんてんどんどんてんどんどん」のフレーズは、音の上下が激しいですが、曲全体を通して音が前後するフレーズが多い曲です。
ミスタッチがあまりないよう、しっかりと片手の練習を行いましょう。
思わず弾みたくなるような楽しい曲なので、弾むイメージで明るく弾くことがポイントです。

【生きてるパンをつくろう】

アンパンマン達の生みの親、ジャムおじさんとバタコさんの曲です。
「命がけで美味しいパンをつくろう」と歌うパン作りに対する熱い気持ちが表現された曲ですが、軽やかで優しく歌われていて、まさにジャムおじさんとバタコさんの笑顔そのもののイメージが感じられます。

練習のコツ

冒頭はバラード調で始まり、その後左手でリズムを刻み軽やかな印象に変わります。
冒頭部分とアップテンポ部分のメリハリを意識し、冒頭は伸びやかに、その後はリズミカルに弾くことを意識してみましょう。
楽譜は初級なので左手のリズムは四分音符で簡単ですが、重くならないようややスタッカート気味に弾くとよいでしょう。

【勇気の花がひらくとき】

1999年に公開された、劇場版アニメ『それいけ!アンパンマン 勇気の花がひらくとき』のテーマ曲。
やなせたかしさんが作詞し、「♪勇気の花が開くとき、空を飛んで君を助けに行くよ」とアンパンマンの気持ちが歌われる優しいバラードです。

練習のコツ

バラードなのでしっとりと弾くことが大切ですが、気持ちを込めて強弱を意識して弾くことを意識してください。
ペダルが使える人は、音が伸びるところなど響かせたい箇所で効果的に使いましょう。
ただし、ペダルを踏み過ぎて音が濁らないよう注意が必要です。

【アンパンマン音頭】

夏祭りなどで踊ったことがある子ども達が、たくさんいるのではないでしょうか。
歌詞の中には♪アンアンというフレーズが何度も登場し、アンパンマンになった気持ちで楽しく踊れる音頭です。

練習のコツ

音頭なので1コーラスは短く、何度も繰り返されます。
左手で音頭特有の付点八分音符のリズムが延々と続くので、一定のテンポをキープしながらリズムを崩さずに弾けるよう左手の練習を重点的に行いましょう。
楽譜は初級ですが、初級者には左手が少し難しいかもしれません。
めげずに練習してください。

【てのひらを太陽に】

教科書にも掲載された曲なので、多くの人が歌ったり聴いたりしたことがある曲でしょう。
元々はアンパンマンの曲ではなく、作者のやなせたかしさんが作詞して、NHKの『みんなのうた』に使われたのが最初です。
今回紹介した動画の『えいがバージョン』は、1998年に公開された劇場版アニメ『それいけ!アンパンマン てのひらを太陽に』に使われたバージョン。
バラード調で始まり、途中からテンポアップして思いきり踊れるダンサブルなアレンジで、通常よりも長いバージョンになっています。

練習のコツ

今回紹介した楽譜は『みんなのうた』バージョンですが、ほかにも数多くの楽譜が出ています。
弾きやすい楽譜を見つけてそのまま弾くのもよいですが、その楽譜を基に『えいがバージョン』っぽくアレンジして弾いてみるのも楽しいです。
曲はよく知っていると思うので、ぜひ弾き語りにもチャレンジしてみましょう。

まとめ

今回はアンパンマンの人気曲を15曲紹介しました。
『アンパンマンのマーチ』『勇気りんりん』『アンパンマンたいそう』『サンサンたいそう』の4曲は定番なので、どの曲を選んでも子ども達は大喜びでしょう。
しかし、子どもが好きなキャラクターの曲を弾くとさらに喜びが倍増するかもしれませんね。
今回紹介できなかった曲もたくさんありますので、お気に入りの曲を何曲かレパートリーに加えて楽しんでください。

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