【執筆・監修】山崎由芽

3歳から12歳までピアノ教室に通っていました。その後は中学・高校でコンクールや行事で伴奏をしていました。現在は趣味で弾き語りや基礎練習を続けて、兄弟に教えています。 音楽の楽しさと壁の乗り越え方を、経験をもとに伝えていきます。

年に数回のピアノ発表会、その子が一番輝けるドレスを選びたいですよね。
とは言えなかなかドレスを購入する機会がないため、実店舗かオンラインのどちらが良いか迷いがちです。
さらにドレスの種類によっては演奏に支障が出てしまうので、注意点も知っておかなければなりません。

今回はドレスを購入する際に気を付けることと、実店舗とオンラインのおすすめドレスショップを紹介します。

実店舗で購入するメリット・デメリット

まずは、実店舗でドレスを購入するメリットとデメリットを見ていきましょう。
家族とお出掛けをしてドレスを選んだという記憶は、子供は意外と覚えているものです。
私も、ピアノ発表会の衣装を選んだ時の光景を思い出すと「楽しかったな、幸せな時間だったんだな」と思えます。
単に「メリット」というだけでなく、家族の温かい思い出として考えるのも大切です。

メリット

• 実際に手に取って見られる
  モデル着用の写真だけでなく、実際に手に取って見られます。
  試着もできるので質感や着心地、ゆとりのある部分など詳しく確認ができます。
  また、試着室内と店内の照明によって、光沢の有無や色味の変化も見られるので失敗しにくいです。

• 期間限定商品に出会える
  

  「期間限定」や「一部の店舗限定」の商品は、ほとんどが実店舗のみの取り扱いです。
  ネットには情報が無かったり完売したと思っていた商品に出会えると、心の底から「来て良かった」と思えます。

• 配送中の待ち時間がない
  購入するとその場で包んで持ち帰れるので、配送を待つ必要がありません。
  予定日まで時間が少ない時は、実店舗の方が確実です。

• 店員に質問できる
  洗濯方法や注意事項などネットでは見つけられない些細な疑問を、その場で解決できます。
  より良い店員なら1つの質問で似たような事例など、詳しく丁寧に教えてもらえるので安心して購入できます。

デメリット

• 店員に話しかけられがち
  お店によってはノルマや雰囲気作りなどのテーマがあるので、どうしても話しかけられがちです。
  1人でじっくり見たい派には、最も懸念される点です。

• 人気店になるほど混雑する
  人気店になるほど、店内やレジが混雑します。
  さっと買って帰りたい人は、ストレスを感じやすいです。
  爆発的人気店でなくても素敵な商品は多いので、混雑していたら他店を見るのもおすすめです。

• 持ち帰るのが大変
  ドレスともなれば持ち帰るのが大変で、子供と行動するのはかなり疲れてしまいます。
  かさばるけど押し潰すわけにもいかない、さらに長時間持つには重すぎるため、車で行くのが無難です。

• 営業時間が決まっている
  実店舗で24時間営業している洋服屋はないため、どうしても行動が限られてしまいます。
  働いている場合は、仕事帰りか土日の休みを活用するしかありません。

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おすすめの実店舗4選

では実店舗でおすすめのドレスショップを4店紹介します。
東京と大阪の2エリアで、2店ずつ見ていきましょう。

【東京】ANNABELLE PETITE

【東京】ディズニーストア

【大阪】LYTIA

【大阪】TWEED DRESS

オンラインストアで購入するメリット・デメリット

オンラインでドレスを購入するメリットとデメリットを見ていきましょう。

メリット

• 時間や場所を問わずいつでも購入できる
  リニューアルやアップデート中を除いて、時間や場所を気にせずに購入できます。
  特に場所は、地方のお店でも気軽に注文できるので人と被りにくいです。
  地域限定販売でも、運が良ければ手に入ります。

• 外出や重い物を持ち帰らなくて良い
  直接自宅に届くので、わざわざ重いドレスを持ち帰らなくて良いです。
  自宅に届くのが困る場合でも、コンビニや店舗、指定の場所へ配送できる会社が増えてきています。

• オンライン限定のセールやクーポンがある
  オンライン限定のクーポンがあるのも、魅力です。
  常に何かしらのお得情報が入っているため、割引の差があっても損はしません。
  実店舗でのセールよりも、上手く利用すれば安く購入できます。

• 店員の話や人混みに巻き込まれずに済む
  店員のおすすめや説明、行き帰り含む人混みに巻き込まれずに済みます。
  自宅や通勤中に見られるので、どっと疲れてしまうことも少ないです。

デメリット

• 想像通りの商品じゃない場合がある
  サイトに出ている写真のみで判断しなければいけないので、想像通りの商品でない場合があります。
  色味やサイズ、写真で隠れていた部分のデザインなど、気に入らなければ後悔してしまいます。
  肌の弱い人は、生地の触り心地もかなり大事なポイントです。

• 送料がかかる
  商品に加えて送料もかかってしまいます。
  また、運送会社や天候のトラブルで、予定日までに届かない場合も多いです。
  数日で届く予定でも、念のため余裕を持って行動しなければなりません。

• クレジットカード決済や現金以外がほとんど
  最近は現金の取り扱いが減っており、クレジットカードやPayPay決済などの方法が主流です。
  ネットに疎い人は決済方法を登録するだけで、かなり時間を使ってしまいます。

• 会員登録が必要
  ゲストとして利用できるサイトもありますが、多くは1度会員登録が必要です。
  問い合わせや履歴などがスムーズにできるのは利点ですが、1度しか購入する予定のない人は面倒くさいです。

おすすめのオンラインストア6選

オンラインでおすすめのドレスショップを6店紹介します。
ピアノ発表会の雰囲気や利用しやすいドレスショップを見つけてみてください。

キャサリンコテージ

子どもドレス専門店 ドレスアップ姫

Belle Maison

子供ドレス通販専門店 LOVELY PRINCESS

発表会衣装専門店 エンジェルスクローゼット

演奏会・ステージドレス通販専門店 GARDEROBE

ドレスを購入する際に気をつけたいこと

お店を探す前に、ピアノ発表会用のドレスで気を付けるポイントを解説します。
1歩間違えると「着飾ることに集中して演奏を疎かにした」という印象になりかねません。

ピアノ教室の雰囲気を知っておく

ピアノ教室にも特色があるため、周りとあまりにも気合の差があると浮いてしまいます。
過去の写真を見せてもらうのが最も確実ですが、会場を聞くのも1つの方法です。
数十人～100人以内の会場ならワンピースやお出掛け用よりも少し華やかなドレスが良いです。
それ以上の広さならば、華やかで広がりのあるドレスが適しています。
こじんまりとした発表会で華やかなドレスを選ぶと、お遊戯会を思わせてしまいやすいです。

ミニスカートやスリットは避ける

ピアノの演奏中は想像以上に足を開いたり動きが大きいので、ミニスカートやスリットは避けましょう。
スカートがお尻にくっついてしまったり、際どい部分まで上がってしまう場合があります。
せっかくの晴れ舞台、その場の家族や友達、見返した時など恥をかいては良い思い出になりません。

演奏を妨げるデザインは避ける

ピアノは首や腕、背中を最も動かすため、袖の長さやフリルの広がっているデザイン、締め付けの強いドレスなどは避けましょう。
特に袖周りは鍵盤に当たってしまったり、次の音が自分の袖で見えないなど直接影響が出ます。
背中や首は、締め付けの強いドレスや生地に伸縮性がない場合、思うように身体を動かせず表現の幅が狭まってしまいます。
特に腕をクロスさせて演奏するなら、必ずゆとりを持ったドレスにしましょう。
どんなに気に入っているドレスでも、演奏に支障をきたしては意味がありません。

靴が隠れる丈は避ける

足を見せたくない子でも、靴が隠れる丈は避けましょう。
子供はドレスの裾捌きができないため、演奏前の移動で転んだり怪我をしては最悪です。
靴も同様の理由で、ピンヒールや高さのあるものは必ず避けましょう。
首や手首、足首の3点が見えることを意識すると選びやすいです。

背景やピアノと一体化しない色を選ぶ

背景やピアノと一体化しない色を選ぶと、より華やかで見栄えも良いです。
ゴールドや淡い色、黒は一体化しがちで「素敵だけど何か物足りない？」といった印象になってしまいます。
さらに会場の照明によっては、動画や写真に撮ると白飛びしてしまうので注意しましょう。

滑る素材は避ける

シルクやサテンなどの滑りやすい素材は避けると安心です。
ピアノ発表会の椅子は普段と違い、よりお手入れにも力を入れているためかなり滑ります。
特に子供なら、前のめりで演奏した際に定位置からずれてしまい、演奏しづらくなってしまいます。
触り心地は良いですが、ピアノ発表会用として考えるのであれば避けるのが無難です。

ドレスのアクセントは右側にする

ドレスのリボンやお花など、アクセントを入れたい場合は右側に来るようにしましょう。
本番のピアノの向きは観客から見て、左から入り右へ出ます。
演奏中に見えるのは本人の右半分となるので、せっかく飾りがあるのなら意識してあげると良いです。
これはヘアセットでも同様なので、より素敵に見えるようにしてあげてください。

ピアノ発表会は実店舗・オンラインどちらも人気！

ピアノ発表会のドレスを選ぶときは7つのポイントを意識しましょう。

• ピアノ教室の雰囲気を知っておく
• ミニスカートやスリットは避ける
• 演奏を妨げるデザインは避ける
• 靴が隠れる丈は避ける
• 背景やピアノと一体化しない色を選ぶ
• 滑る素材は避ける
• アクセントは右側にする

実店舗とオンラインのメリット・デメリットもおさらいします。

【実店舗】
メリット

• 実際に手に取って見られる
• 期間限定商品に出会える
• 配送期間を待たなくて良い
• 店員に質問できる

デメリット

• 店員に話しかけられがち
• 人気店になるほど混雑する
• 持ち帰るのが大変
• 営業時間が決まっている

【オンライン】
メリット

• 時間や場所を問わずいつでも購入できる
• 外出や重い物を持ち帰らなくて良い
• オンライン限定のセールやクーポンがある
• 店員の話や人混みに巻き込まれずに済む

デメリット

• 想像通りの商品じゃない場合がある
• 送料がかかる
• クレジットカード決済や現金以外がほとんど
• 会員登録が必要

着る人の魅力を引き出し、購入する人の負担を少しでも減らせるピアノ発表会にしてみてください。