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【保存版】ピアノ教室の料金を比較!月謝以外にかかる費用もあるって知ってた?

Written by
2024.07.31
syotata
【執筆・監修】syotata

ピアノ歴20年以上のWEBライターです。コンクールや受験、さらにピアノ指導経験を活かした記事作成を行っています。

目次

  1. ピアノ教室の種類
  2. レッスン形態
  3. 個人レッスン
  4. グループレッスン
  5. オンラインレッスン
  6. 料金形態
  7. ピアノ月謝料金表(相場)
  8. ピアノ教室の料金比較
  9. ヤマハ音楽教室(ジュニアスクール・ピアノコース)
  10. カワイ音楽教室(ピアノコース)
  11. 島村楽器音楽教室(ピアノコース)
  12. 椿音楽教室(ピアノ)
  13. シアーミュージックスクール(ピアノコース)
  14. オンピーノ子供ピアノ教室(ピアノコース)
  15. EYS-Kids音楽教室ピアノコース
  16. 宮地楽器音楽教室(ピアノコース)
  17. 日本弦楽協会ミュージック・アカデミー(ピアノ)
  18. 山野楽器音楽教室(クラシックピアノコース)
  19. お月謝の金額を左右する要素とは?
  20. 1回のレッスン時間
  21. 毎月のレッスン回数
  22. ピアノ講師の力量
  23. レッスン形態
  24. ピアノレッスンの目的やレベル
  25. 月謝以外にかかる費用
  26. 入会金
  27. レッスンで使用する教本
  28. 発表会の参加費用
  29. コンサートホールの使用料
  30. グランドピアノやエレクトーンのレンタル代金
  31. ステージのお花や参加記念品
  32. 写真や動画撮影料金
  33. 施設管理費
  34. 【番外編】月謝に含まれない個人負担の費用は?
  35. ピアノ教室を比較するときの☑️リスト
  36. 先生との相性
  37. レッスンの方向性や指導方針が合っているか
  38. 体験レッスンの有無
  39. 通いやすい場所にある
  40. レッスン料金
  41. レッスン日を柔軟に対応してくれる
  42. 保護者の負担
  43. 発表会の有無
  44. まとめ~ピアノ教室の料金比較と選び方のポイント~

子どもから大人まで幅広い世代の生徒さんが通っているピアノ教室。 全国各地にある大手音楽教室をはじめ、地域に根ざしたピアノ教室や自宅で教える個人教室など多種多様です。

さらに、ピアノ教室の料金も年齢やレッスンのコース、レベルに応じて異なるので、教室ごとの料金形態を比較したいですよね。

そこで今回の記事では、ピアノ教室の料金比較や月謝以外にかかる費用、ピアノ教室を選ぶ時のポイントなどを徹底解説いたします。

ピアノ教室に通いたい方や、料金を比較して教室を選びたい方の参考になれば嬉しいです。

ピアノ教室の種類

ピアノ教室 種類

まずは、ピアノ教室のレッスン形態や月謝について解説いたします。

レッスン形態

ピアノのレッスン形態は、大きく3つに分けられます。

  • 個人レッスン
  • グループレッスン
  • オンラインレッスン

それぞれのメリット・デメリットを考慮して、自分のスタイルに合ったレッスン形態を選んでみましょう。

個人レッスン

1対1でピアノレッスンを行う個人教室は、先生の自宅でレッスンを受けるスタイルが主流です。 一方で、先生が生徒の自宅でピアノを教える出張レッスンもあります。

個人レッスンのスケジュールは、「毎週◯曜日◯時」と決められる固定制とその都度次回のレッスン日を決める予約制があり、教室の方針によって異なります。

個人レッスンを希望する場合は、すでに入会している生徒さんや親御さんの紹介、ピアノの調律を担当している楽器店の方などを通してレッスンを申し込むケースが多いです。

最近では、公式サイトから体験レッスンや入会面談のお問い合わせができる教室も増えています。

また、ピアノコンクールや音高・音大受験、大人の初心者コースなど、個人でも幅広いニーズに対応できる教室も多いです。

個人レッスンのメリット
  • 生徒のレベルや目的に合ったレッスンが受けられる
  • 学校行事など、レッスン日を柔軟に対応してくれる
  • レッスン時間や回数を自由に決められる
個人レッスンのデメリット
  • 他の生徒と交流する機会が少ない
  • 発表会を実施しないケースもある
  • 先生の指導方針と合わない場合、相談しづらい

グループレッスン

複数の生徒と一緒にレッスンを行います。1クラスの人数やレベルに応じて、時間やレッスンに使用する教材が決められています。

例えば、3〜6歳を対象としたグループでは、ピアノの他にソルフェージュやリトミックなどのレッスンを実施します。 音符カードを使ってリズムや記号を覚えたり、全員で簡単なメロディを歌うなど、教本を使うだけではない実践的なレッスンです。

ちなみに、ソルフェージュとは、あらゆる楽譜を読むための基礎訓練で、音の聞き取り(聴音)や正しい音程で歌う力を身につけるために必要なレッスン。

一方、音楽能力に加えて創造性や表現力を強化するためのレッスンを、リトミックと呼びます。

グループレッスンのメリット
  • お友達と一緒に通える
  • コミュニケーション能力が身につく
  • 他の生徒の演奏を聞くことで練習のモチベーションが上がる
グループレッスンのデメリット
  • 一人あたりのレッスン時間が短くなる
  • レッスン日や時間の変更ができない
  • 他の生徒と比較されることがストレスになる

オンラインレッスン

パソコンやタブレットの通話アプリなどを使って、オンラインレッスンを行うピアノ教室も増加しています。 ライフスタイルに合わせて、自宅でピアノレッスンが受けられる新たなスタイルです。

パソコンの「Zoom」に接続して行うレッスンやスマホアプリなど、インターネット環境が整えば簡単にピアノレッスンが受けられます。

オンラインレッスンのメリット
  • 遠方に住んでいる先生のレッスンが受けられる
  • 教室までの送り迎えの必要がない
  • レッスンの場所が自由に決められる
オンラインレッスンのデメリット
  • 先生との信頼関係を築くことが難しい
  • 通信状況に左右される
  • ピアノの生の音が聞けない
  • 音質が低下する

料金形態

ピアノ教室の料金形態は、月ごとの月謝制や1回ごとにお支払いするワンレッスン制があります。

ヤマハやカワイといった大手楽器店が運営する音楽教室では、各コースの料金は全国一律で月謝制となっています。

月謝制であれば月々のレッスン料金に変動がなく、教材費や諸経費もあらかじめ決まっています。 ただし、やむを得ずレッスンをお休みし振替レッスンがなかった場合、損をしているような感覚に陥ることも。

もちろん「月3回・年間40回レッスン」と決まっているコースでは、振替レッスンに対応してくれるケースも多いです。

一方、先生が自宅でピアノを教える個人教室では、生徒の年齢やレベル、さらにピアノコンクールや音高・音大受験対応によって料金が異なり、ワンレッスン制を取り入れている先生も多いです。

ちなみに、私自身が学生時代に師事していた先生の教室もワンレッスン制でした。

コンクールや試験直前だけの単発レッスンなどは、ワンレッスン制が主流ですね。

ピアノ月謝料金表(相場)

ピアノ 月謝

ここでは、ピアノ教室の一般的な月謝料金(毎週1回個人30分レッスン)の相場をまとめています。

ピアノ教室の環境、レッスンに使用するグランドピアノのメンテナンス費用も料金設定に影響するケースもあります。

さらに、ハイレベルなピアノレッスンを行う上級コースや音高・音大受験に特化したコースなどは、レッスン時間も長く料金は高めです。

大手楽器店ピアノ教室 月6,000~12,000円
中規模ピアノ教室 月7,000~15,000円
個人教室 月8,000~13,000円 ワンレッスン8,000円~
個人出張レッスン 月7,000~10,000円
オンラインレッスン ワンレッスン2,000円~

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ピアノ教室の料金比較

ピアノ教室 料金

ここからは、大手や中規模ピアノ教室のレッスン料金をご紹介します。

ヤマハ音楽教室(ジュニアスクール・ピアノコース)

 
年齢 小学校1~6年
レッスン形態 個人
回数・時間 月3回レッスン/1回30分
料金(月謝) 8,250~10,450円

ヤマハ音楽教室は全国各地に教室があり、設置コースやカリキュラム、レッスン料金が全国共通です。

3歳から通える「おんがくなかよしコース」から小学生の「ジュニア専門コース」、そして中学・高校生の「上級コース」など、幅広いカリキュラムに沿った総合音楽教育システム。

さらに、ヤマハのグレードテストをはじめ、エレクトーンフェスティバルやジュニアピアノコンクールなど、日頃の練習の成果を発揮できるイベントも開催されています。

カワイ音楽教室(ピアノコース)

 
年齢 3歳~小学生、
ハイレベルコース(4歳以上)
レッスン形態 個人
回数・時間 週1回レッスン/1回30分
週1回レッスン/1回60分
料金 7,020円~/3歳〜小学生
18,000円~/ハイレベルコース(4歳以上)

ヤマハ音楽教室と並び全国に教室があるカワイ音楽教室。 1歳から始められる「リトミックコース」をはじめ、3歳以上のピアノ個人レッスンやソルフェージュなどのコースがあります。

また、講師育成にも力を入れていて、質の高いレッスンが受けられるのも魅力の一つです。

さらに、カワイオリジナルの教本を使ったレッスンや独自のグレードテストなど、指導カリキュラムも充実しています。

島村楽器音楽教室(ピアノコース)

 
年齢 幼児~大人
レッスン形態 個人
回数・時間 30・45・60分コース(年間36回)
料金 9,350~12,650円/30分コース
14,025~18,975円/45分コース
18,700~25,300円/60分コース

島村楽器が運営する音楽教室は、北海道から沖縄まで全国に教室がある大手。 ピアノコースでは、幼児から大人まで目的やレベルに応じた個人レッスンを行っています。

レッスン時間も選べるので、趣味で楽しみたい方はもちろん、専門的なピアノレッスンを受けたい方にもおすすめですよ。

また、ポピュラーやジャズピアノといったクラシック以外のジャンル、さらに保育士の資格取得のためのピアノレッスンにも対応可能です。

椿音楽教室(ピアノ)

年齢 子どもレッスンコース(10歳以下)
レッスン形態 個人
回数・時間 月2回・3回・4回コース/1回40分
料金 月2回:8,000円
月3回:12,000円
月4回:16,000円

全国200箇所以上の教室があり、ピアノや弦楽器、ボーカルなどの個人レッスンやオンラインレッスンを行っています。

ピアノコースには、「クラシック」「ポピュラー」「ソルフェージュ」の3つの教室があり、音大卒の一流講師がレッスンを担当。 初級から上級のコースや大人の初心者、ピアノコンクールや受験など、幅広いニーズに対応しています。

シアーミュージックスクール(ピアノコース)

年齢 幼児~大人
レッスン形態 個人
回数・時間 月2回・3回・4回コース/1回45分
料金 月2回:11,000円
月3回:14,850円
月4回:17,600円

全国に100校舎あるシアーミュージックスクールは、全コースがマンツーマンレッスンです。 そのため、周りのレベルを気にせず自分のペースで続けることができます。

ピアノコースは、決められたカリキュラムではなく生徒の希望に沿ったレッスンを行っています。 クラシック・ポップス・弾き語りなど、各ジャンルに対応可能な講師が担当。

さらに、毎月のレッスン回数が選べるので、無理なく通えるピアノ教室と言えます。

オンピーノ子供ピアノ教室(ピアノコース)

年齢 3歳~18歳
レッスン形態
  1. 個人(出張レッスン)
  2. 個人(教室レッスン)
回数・時間 月3~4回/1回30分(共通)
料金
  1. 出張レッスン:7,590円
  2. 教室レッスン:9,152円

ピアノ出張レッスンの実績豊富なオンピーノは、関東や近畿を中心におよそ600人のピアノ講師が登録しています。 また、教室に通ってピアノレッスンを受講することも可能です。

出張レッスンでは、指定の曜日にピアノ講師が自宅に来てくれるので親御さんの負担が軽くなったり、お子様もリラックスした状態でレッスンを受けられます。

急なスケジュール変更があっても前日17時までに連絡をすれば振替可能です。

EYS-Kids音楽教室ピアノコース

年齢 5歳~小学校高学年
レッスン形態 個人
回数・時間 月2回/1回30分
料金 7,740円

1歳から小学校高学年までを対象とした子ども向けの音楽教室。 ピアノコースは5歳から受講可能で、クラシックやジャズなど幅広いジャンルに対応しています。

また、年に一度の発表会やクリスマス・ハロウィンなど季節のイベントも充実。 お友達とのアンサンブルやパーティ参加を通して、交流を深めることができますよ。

宮地楽器音楽教室(ピアノコース)

年齢 幼児~シニア
レッスン形態 個人
回数・時間 年間40回レッスン/1回30分または45分
料金 30分コース:10,450円
45分コース:15,125円

東京23区を中心に展開している宮地楽器の音楽教室は、ピアノや声楽、バレエなど50以上のコースがあり、コンサートやイベントも充実しています。

ヤマハが主催するコンサート形式のグレード試験では、ステージで演奏する機会が与えられ、気軽に参加可能です。

さらに、プロピアニストのリサイタルやアンサンブルコンサートなど、一流の演奏が間近で聴けるイベントも開催されています。

日本弦楽協会ミュージック・アカデミー(ピアノ)

年齢 子ども~大人
レッスン形態 個人(講師宅または出張レッスン)
回数・時間 年間42回/30分・45分・60分コース
料金 30分コース:12,800~15,300円
45分コース:17,900~19,800円
60分コース:23,500~25,100円

ピアノの他に、ヴァイオリン・ビオラ・チェロのコースがある音楽教室です。 レッスン形態は、対面・出張・オンラインの3つから選択可能。

子どもから大人まで幅広い世代の生徒に対応し、趣味でピアノを楽しみたい方やプロを目指す方など、いろいろなニーズに沿ったレッスンが受けられます。

山野楽器音楽教室(クラシックピアノコース)

年齢 子ども~大人
レッスン形態 個人
回数・時間 年間40回/30分レッスン
料金 19,250円

ピアノをはじめ、管楽器や弦楽器、ボーカルレッスンなど、いろいろなコースがある音楽教室です。 ピアノは、クラシック・ポピュラー・ジャズ・初心者・保育士・大人の6コースから選択可能。

イベントスペースやコンサートホールでの発表会出演やスタジオレンタル、プレミアムイベントといった特典も充実しています。

お月謝の金額を左右する要素とは?

ピアノ 月謝 金額

ピアノ教室の月謝を左右する要素は、主に5つあります。

  • 1回のレッスン時間
  • 毎月のレッスン回数
  • ピアノ講師の力量
  • レッスン形態
  • ピアノレッスンの目的やレベル

1回のレッスン時間

ピアノ個人レッスンの場合、一般的には1回30分や45分レッスンが多いです。 一方で、グループレッスンは1回60分や75分など長い傾向があります。

月謝制のレッスン料金は、まず1回のレッスン時間から算出するケースが多いですね。

毎月のレッスン回数

教室によっては、生徒自身が毎月のレッスン回数を決めることも可能です。 月謝制の場合は、毎月2回から4回のレッスン回数に応じて金額が決められています。

レッスンのスケジュールや時間帯が不規則な生徒さんが多い個人教室では、月謝制よりもワンレッスン制が主流になっています。

ピアノ講師の力量

ピアノ教室の講師は、必ずしも音大のピアノ専攻を卒業しているとは限りません。

音大ピアノ科以外の楽器専攻や教育学部の音楽科出身、一般大学卒など、いろいろな先生がいます。

特に、個人教室でピアノを教える場合は、音楽に関する経歴によって月謝が決まるケースが多いです。

例えば、コンクール受賞者や音高・音大合格者を多数輩出しているピアノ講師の個人レッスンとなると、月謝は20,000〜40,000円。

音楽大学出身ではない先生の個人教室であれば、毎月5,000円ほどの月謝でピアノを教えている方もいます。

レッスン形態

個人やグループ、オンラインといったレッスン形態も、月謝の金額を左右する重要な要素です。

ピアノのグループレッスンの場合、レッスン時間は長いですが一人あたりのレッスンが短くなります。そのため、個人レッスンよりも月謝は安いです。

一方、マンツーマンレッスンでは、生徒のレベルに応じたきめ細かいレッスンが受けられるので、グループレッスンよりも月謝は高めになります。

さらに、近年増えているピアノオンラインレッスンは、対面よりも安価で気軽に始められると注目されています。

ピアノレッスンの目的やレベル

ピアノの練習料金は、初級・中級・上級などレベルが上がるごとに高くなる傾向があります。 これは、大手または個人教室でも共通しています。

また、音楽高校・音楽大学の受験やピアノコンクールの出場を目指す場合も、通常のレッスン料金より高額です。 例えば、ピアノとソルフェージュで90分レッスンになったり、音大の講師から特別レッスンを受けるなど。

このように、ピアノを習う目的も月謝の金額を左右する要素と言えますね。

月謝以外にかかる費用

ピアノ 月謝以外

ピアノ教室に通い始めると、月謝以外にもさまざまな費用がかかります。

  • 入会金
  • レッスンで使用する教本
  • 発表会の参加費用
  • 施設管理費
  • 光熱費・交通費

入会金

ヤマハやカワイといった全国展開している音楽教室では、月謝とは別に入会金をお支払いするケースが多いです。

大手ピアノ教室の入会金の相場は、5,000〜10,000円。教室によっては、兄弟割引やお友達紹介キャンペーンなどの割引特典があります。

一方、個人のピアノ教室では入会金が3,000〜5,000円と安価で、入会金を徴収しない先生もいます。

レッスンで使用する教本

毎月ではありませんが、初月や進級する時期にレッスン用の教本代が月謝に含まれることがあります。

教本例をまとめていますので、参考にしてください。

子どものためのソルフェージュ
(音楽之友社)
935円(税込)
バーナムピアノテクニック
・導入編
1,100円(税込)
ハノン
(全音楽譜出版社)
1,480円(税込)
ツェルニー100番練習曲
(全音楽譜出版社)
1,100円(税込)
ブルグミュラー25の練習曲
(全音楽譜出版社)
880円(税込)
ソナチネアルバム
(音楽之友社)
1,210円(税込)

発表会の参加費用

ピアノの発表会に参加する場合は、月謝とは別に参加費がかかります。 発表会の参加費用の内訳は、主に4つ。

  • コンサートホールの使用料
  • グランドピアノやエレクトーンのレンタル代金
  • ステージのお花や参加記念品
  • 写真や動画撮影料金

これらの費用を合わせると、発表会の参加費の相場は7,000〜15,000円になるでしょう。

コンサートホールの使用料

数十人規模のコンサートホールであれば、会場費を一人あたり1,000円程度に設定できます。

一方、収容人数1,000人規模の大きなコンサートホールで開催すると、一人あたり10,000円以上かかります。

グランドピアノやエレクトーンのレンタル代金

発表会で使用するグランドピアノやエレクトーンは、会場に常備している楽器をレンタルするケースが多いです。

ヤマハやカワイ、スタインウェイなどのフルコンサートグランドピアノをレンタルすると、一人あたり5,000円以上の費用がかかります。

ステージのお花や参加記念品

ステージ上の華やかなフラワーアレンジメントや出演者に渡される発表会の記念品も、参加費に含まれることがあります。

記念品は、クリアファイル・クリップ・鉛筆削り・ポーチといった音楽雑貨やクッキーやキャンディなどのお菓子などが一般的です。

写真や動画撮影料金

発表会出演者の集合写真や演奏の動画撮影を、専門の業者さんに依頼することも多いです。 その場合、写真代が発表会の参加費に含まれます。

さらに、演奏を収録した有料のDVDやBlu-rayの購入代金が別途必要になるケースもありますよ。

施設管理費

施設管理費とは、ピアノやエレクトーン、冷暖房など、レッスンを行う会場の設備管理に必要な費用のことです。

相場は、200〜2,000円。自宅でピアノ教室を運営している先生は、レッスン室の空調設備やグランドピアノの調律費込みで月謝の金額を決めることもあります。

【番外編】月謝に含まれない個人負担の費用は?

ピアノ教室に通っていると、月謝には含まれない個人的な出費も発生します。

例えば、電車やバスを乗り継いで、遠方に住んでいる先生の自宅にピアノを習いに行くための交通費。 コンクールや受験に向けて、有名な先生に習いに行くケースも多いのです。

また、発表会やコンクール本番用の衣装代も自己負担になります。 少しでも負担を軽くするため、衣装を手作りしたりレンタルを利用する方も増えています。

ピアノ教室を比較するときの☑️リスト

ピアノ教室 比較

ここからは、ピアノ教室の選び方や比較するポイントを8つご紹介します。

  • 先生との相性
  • レッスンの方向性や指導方針が合っているか
  • 体験レッスンの有無
  • 通いやすい場所にある
  • レッスン料金
  • レッスン日を柔軟に対応してくれる
  • 保護者の負担
  • 発表会の有無

先生との相性

最も大切なのは、ピアノの先生と生徒の相性です。 先生の言い方が厳しい、すぐに怒り出すなど、ピアノの先生との関係性に悩む生徒も少なくないでしょう。

一方で、練習をしてこない、言葉を選んでいるのに伝わらないといった先生の悩みも多いはず。

経験豊富な先生であれば、生徒それぞれの個性を見抜き的確なレッスンをしてくれます。 まずは、レッスンの見学や体験レッスンを通して、先生の人柄や教室の雰囲気を確認してみると良いです。

レッスンの方向性や指導方針が合っているか

先生との相性と同時に、ピアノを習う目的とレッスン内容が合っているかを見極めてください。 例えば、ピアノを趣味として楽しみたい場合、レッスンで習う楽曲が自由に選べると練習も楽しくなります。

難しい曲ばかりを提案されたり、コンクール参加を義務づけるなど、生徒自身が望まないレッスン内容では、長く通うことは難しいですよね。

一方で、ピアノコンクール入賞や音高・音大受験を目指して教室に通う場合は、経験豊富で指導力の高い先生が在籍する教室がおすすめです。

ピアノを専門的に学びたい方には、褒めるだけではなく厳しくても的確なアドバイスをしてくれる先生のレッスンを受ける方が上達しますよ。

体験レッスンの有無

ピアノ教室の入会前に体験レッスンが受けられると、より参考になりますよね。 ヤマハやカワイといった大手の教室では、体験レッスンや面談を実施しています。

また、個人教室でも事前に体験レッスンを行ってから正式に入会という形式をとっている先生も多いです。

実際にピアノレッスンを受けてみると先生との相性指導方針が分かるので、体験レッスンの有無は教室選びの大切なポイントと言えます。

通いやすい場所にある

ピアノ教室を探す際は、自宅や学校または最寄り駅の近くなど、通いやすさも大切なポイントです。

大手の音楽教室は、駅の近くや大型の商業施設内といった利便性が良い場所にあります。 一方、先生の自宅兼ピアノ個人教室の場合は、交通アクセスが良くない地域にあることも。

生徒が一人でも通える場所にあるか、保護者の送り迎えが負担にならないなど、ピアノ教室に長期間通うことを想定して選びましょう。

レッスン料金

毎月のレッスン料金も、ピアノ教室を選ぶ重要なポイントです。 月謝の金額が妥当か、費用の内訳が明確に記されているか、お支払い方法(現金手渡し・銀行振り込み)など、一通り確認しておきましょう。

月謝制の個人教室では、月謝袋に入れて毎月手渡しをするスタイルが多いです。 そのため、決められた期間内に月謝を渡さない・未払いの月があるといったトラブルも起こります。

月謝については、入会前の面談で先生としっかり話し合っておくと、トラブル回避につながります。

レッスン日を柔軟に対応してくれる

大手の音楽教室やグループレッスンの場合、急なスケジュール変更に対応してもらうことは難しいです。 やむを得ずレッスンを欠席しても、振替レッスンができないと言われたら損をしたような気分になりますよね。

個人教室では、学校行事や体調不良などでレッスンをお休みしても、振替レッスンをしてくれる先生が多いです。

このように生徒の都合に応じてレッスン日を柔軟に対応してくれるピアノ教室は、月謝のトラブルも起こりにくい傾向があります。

保護者の負担

大手の音楽教室では、幼児のグループレッスンに保護者の同行が求められるケースや送り迎えが必要になります。

また、宿題や練習課題を保護者の方にチェックしてもらったり、ピアノ練習のサポートなど、何かと親御さんの負担は大きいです。

ピアノ教室を選ぶ際は、送り迎えやレッスンの同行以外に保護者への負担がかからないか見極めることも大切ですね。

発表会の有無

多くのピアノ教室は、定期的に発表会を開催し、日頃の練習の成果が発揮できる場を提供しています。

しかし、生徒が数人しか在籍していない個人教室では、発表会を開催することが難しいケースもあるのです。

とはいえ、ピアノを習っていると発表会は大きな目標になります。 ピアノ教室を選ぶ際は、発表会の開催時期やどのようなホールで行われているかを事前に確認しておくと良いでしょう。

まとめ~ピアノ教室の料金比較と選び方のポイント~

ピアノ 月謝 まとめ

今回は、ピアノ教室の料金比較や金額について解説してきました。また、ピアノ教室を選ぶポイントも合わせてご紹介いたしました。

今やピアノのレッスン形態は多様化し、料金もさまざまです。ぜひ、自分に合ったピアノレッスンや教室を見つけてくださいね。

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